2010年05月15日

★トンボ キイロサナエ♂(広島産)羽化

直立型の羽化をする代表的なものは、サナエトンボのなかまだ。
サナエトンボは、その名の通り早苗(さなえ=イネの若い苗)を田に植える5月ごろに羽化するものが多い。サナエトンボは20種以上もあり、平地から山地まで各地で見られるトンボだが、小金井近辺では少ない広島産のキイロサナエ(飼育)の羽化のようすを紹介しよう。

キイロサナエ羽化直前s.jpg キイロサナエ頭出るs.jpg
幼虫羽化間近    100509 08:17           100509 09:09
石に上りはじめた、羽化が近い      頭が出はじめる

キイロサナエ少し立ち上がりs.jpg キイロサナエ立っている s.jpg 
          100509 09:11           100509 09:12
スルスルと立ち上がり          ここまで出てしばらくはこのままの状態

_キイロサナエ横になるs .jpg キイロサナエ羽のびるs.jpg
         100509 09:21                                        100509 09:30
前に足をつき、すぐにシッポをぬく  羽ものびて透明(とうめい)になってきた

キイロサナエ羽化完了s.jpg
キイロサナエ♂(サナエトンボ科)羽化完了                                    100509 10:04

約1時間で羽化完了。クロスジギンヤンマの三分の一の時間だ。まだ身体の色はうすい。サナエのなかまは昼間羽化し、ヤンマのなかまは夕方から明け方にかけて羽化するのが普通。羽化に要する時間と関係があるのだろうか?

キイロサナエ♂ 羽化1日後s.jpg
キイロサナエ♂羽化約24時間後                100510 10:12

1日たつと、黄と黒の色がはっきりしてくる。サナエのなかまは、幼虫も成虫も皆似ていて区別がむずかしい。特にキイロサナエとヤマサナエはとてもよく似ていて、しかも同じ場所に混じっていたりする。胸の黒いスジのちがいは個体差があるので、♂は尾部付属器(=シッポのさきに飛び出しているとっき)の長さと形で、♀は生殖弁(せいしょくべん)の形で見分ける。
※トンボの成虫やぬけがらの見分け方・飼育等については近畿地方のトンボ雑記をご参照ください。


posted by はけの森調査隊 at 14:41| Comment(0) | 5月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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