2010年09月30日

★トンボ リスアカネ 羽化殻・産卵

リスアカネ羽化殻7240029s.jpg
リスアカネ(トンボ科)羽化殻 100724

7月の終わり頃、はけの森2の池のセキショウに、たくさんのオオアオイトトンボの羽化殻(うかがら)にまじって、アカネのなかまの羽化殻も10コくらいついているのに気がついた。春に池の大そうじをしたので、6月のミニ調査会Aの時たくさんいたオオアオイトトンボの幼虫以外、今年羽化するような幼虫はいないと思いこんでいたのでびっくりした。

リスアカネ羽化殻背正面s.jpg  リスアカネ羽化殻ウラs.jpg  
リスアカネ羽化殻背面      リスアカネ羽化殻腹面 

アカネのなかまの幼虫は似(に)た形をしている。図鑑やトンボ科アカネ属の背棘と側棘などで調べてみると、リスカアカネだった。側(そっきょく=腹の横のトゲ)が2本とも長くあまりまがっていない、下唇(かしん=写真腹面の上の方の部分)に斑紋(はんもん)がたくさんある、等が特ちょう。
         

リスアカネ連結産卵s.jpg
リスアカネ連結産卵 090917

リスアカネの成虫は、この緑地ではおなじみのトンボだが、幼虫は今までの調査会では見つかっていない。
昨年の秋、はじめて産卵の場面に出会った。連結(れんけつ)したオスとメスが、池のそばのしめった地面の上を飛び回りながら打空産卵(だくうさんらん)していた。少しずつ場所を変えながら、卵をまきちらし、そのうち単独(たんどく)産卵になった。


リスアカネ♀産卵s.jpg
リスアカネ♀産卵 090917

単独産卵している間、オスはそばを飛びながら見守っていた。

<アカネのなかまはほとんどが卵越冬で乾燥(かんそう)に強い。産卵の形は、種によって連結・見守り単独・単独・それらの組み合わせなどいろいろで、その方法は打空・打水・打泥等、産卵する場所も、水中・水ぎわ・しめった土や草やおち葉の中、といろいろある。そのまま越冬し翌春(よくしゅん)孵化(ふか)する。>

リスアカネは、連結・見守り単独産卵で、水ぎわやおち葉の中、水から少しはなれたしめった場所に産卵する特ちょうがある。
今年羽化したものは、3月末の池リニューアル後、はじめて水が入った(4月はじめ)時点より後に、雨の降った時にでも孵化し、池にたどりついたのだろうか?昨年おそめ(10〜11月)に産卵されたものだったとしても、5〜6ヶ月(150日〜180日)卵でいたことになり、孵化までの日数平均77日(半数孵化)を大はばに越えている。孵化した幼虫(前幼虫)は飛びはねて水にたどりつくとのことだがこれも見たことがない。

☆まだまだよくわからないところがいろいろあるこのトンボ、今はちょうど交尾・産卵の時期です。情報をお寄せください。
posted by はけの森調査隊 at 10:19| Comment(0) | 9月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。