2011年04月28日

★チョウ ギンイチモンジセセリ

ギンイチモンジセセリ♀0345s.jpg
ギンイチモンジセセリ♀(セセリチョウ科) 110426 開張約30mm

4月半ば頃になると、野川の北側にあるオギ原に、ギンイチモンジセセリが飛ぶ。日当りの良いススキやオギなどの原に棲息(せいそく)するこのチョウは、このような場所が減(へ)りつつある都市近郊では、だんだん見られなくなってきている。
うら羽に1本の銀色のスジ(春型は2本)があるのがその名の由来(ゆらい)。暖地では、春・夏・晩夏と年3回発生し、春型は
銀色のスジが目立ち、夏型はあまり目立たない。

ギンイチモンジセセリ♂0440s.jpg
ギンイチモンジセセリ♂(セセリチョウ科)110428

オスとメスはよくにていて、飛んでいるときは区別がつきにくいが、とまっている時よく見ると、メスは腹が太く、オスは細く長い。また,前羽の先が、メスの方がオスよりとがっているのが特ちょう。(チョウは、一般的にはオスの方がとがっている)
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追記 夏型♂の写真
ギンイチモンジセセリ夏型♂3087s.jpg
ギンイチモンジセセリ♂(セセリチョウ科) 110715

7月半ば、夏型がではじめた。この日はたった1頭のみ。

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ギンイチモンジセセリ♂表0341s.jpg
ギンイチモンジセセリ♂(セセリチョウ科)110426

表羽は、オスもメスも黒褐色(こっかっしょく)。このチョウがうまく越冬して次世代に命をつなぐには、冬場にススキやオギを刈り取ってしまわないことが大事だ。

このチョウの越冬について、大島良美氏(チョウ研究家)にお訊きしたところ、以下のようなお答えをいただいた。
「ギンイチモンジセセリは、老熟(ろうじゅく)幼虫で越冬する。
晩秋に食草(ススキやオギ)を巻いて、長い巣(30cmくらい)を作り、この中で冬を越す。そして、春になったら、巣の中で2回脱皮してサナギになる。
この巣の位置は、地上4.5cm〜7.8cmくらいにあり、両端(りょうたん)は閉(と)じていない。
幼虫は気温が低い冬でも休眠しておらずかなり敏感(びんかん)で、巣のある植物に刺激(しげき)を与えると巣から脱出(だっしゅつ)してまう。
巣から出てしまった幼虫は元にもどれず、もう一度巣を作ろうとしても、すでに植物の葉が枯れてしまっていると巣が作れない。
そのようなわけで冬場は生息地には手を入れないのが良い。」

posted by はけの森調査隊 at 21:21| Comment(0) | 4月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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