2011年09月26日

★チョウ アカタテハ 幼虫〜蛹〜成虫

アカタテハ幼虫の巣(カラムシ)s.jpg
アカタテハ(タテハチョウ科)幼虫の巣 カラムシに営巣 110905

公園のすみに生えているカラムシ(イラクサ科)の葉が一枚、白い裏(うら)を見せてぶらさがっている。ただの枯れかけた葉にも見えるが、葉っぱがふっくらとつづられていたら、何かが住んでいるしょうこ。


アカタテハ幼虫(カラムシ)4690s.jpg
アカタテハ(タテハチョウ科)終令幼虫 約40mm カラムシに営巣 110905 

すきまからのぞいて見ると、アカタテハの幼虫がいた(頭は下方)。アカタテハの幼虫の食草(樹)はイラクサ科やニレ科で、小さいうちは葉の表面に糸をつづって巣にしているが、中令からは葉を折りたたんで巣を作り、巣にした葉を食べながら、次々に新しい巣を作って成長していく。


アカタテハ蛹4797s.jpg
アカタテハ(タテハチョウ科)サナギ 約25mm カラムシに 110910

葉をつづった巣の中でサナギになっていることが多いが、これはむきだしのままサナギになっていた。サナギの期間は7日前後、アゲハ(2週間前後)より短い。

アカタテハ5713s.jpg
アカタテハ(タテハチョウ科)イヌショウマ吸蜜 111006(入れ替え挿入しました)

成虫で越冬するので、秋おそくまで、また春早くに陽だまりなどで見かける。第1回目の羽化は5〜6月で、その後は、何回か発生をくりかえす。


アカタテハ2663ss.jpg
アカタテハ(タテハチョウ科)090616  八王子市

小金井近辺では、幼虫は時々見かけるのに、成虫はほとんど見かけたことがない。このチョウは夕暮れに盛んに飛ぶ習性があるとのことだ。交尾も夕方〜夜にかけて行うので、ほとんど観察例が無いそうだ。


posted by はけの森調査隊 at 08:30| Comment(2) | 9月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この辺りでアカハテハの成虫を見かけることはごくごく少ないですね。
ぼくも一度だけしかありませんが、おそらく旅の途中だったのではと推測しています。
このチョウの移動については、ヒメアカタテハほど知られていませんが、羽化と同時に移動しているのではないかと思っています。
冬には暖かい所にもどって越冬するのではないでしょうか。小金井市近辺で晩秋成虫は見られるでしょうか?
このチョウの渡りについて海野さんの小諸日記にヒントになる観察が載っています。↓
http://eco.goo.ne.jp/nature/unno/diary/200712/1197980996.html

Posted by grassmonblue at 2011年09月27日 13:34
ご教示ありがとうございます。

以前から、どうして成虫を見かけないのだろう、と不思議に思っていました。私の日常の行動半径の中に、カラムシが生えている所が何カ所かあるので、通りすがりにでも見かけて当然という感じなのに。
羽化と同時に移動・・・頷けるような気がします、
海野さんの小諸日記、早速拝見しました。
移動については、もっと詳しく知りたくなりました。

今回見つけた幼虫の場合、親は夏に産卵した後、このあたりに留まらず、北へ移動して行ってしまったのでしょうか?
そして、9月中旬羽化したチョウは、いったいどこへ行ってしまうのでしょうか?南へ?
小金井近辺で晩秋に見られるかどうかは、今年はより気をつけて見て行こうと思っています。

わからないことばかりです、また新知見をお教え下さい。
Posted by 隊長 at 2011年09月27日 16:35
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