2011年09月28日

★チョウ ヒメアカタテハ

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ヒメアカタテハ(タテハチョウ科)110722

明るく開けた場所が好きなこのチョウ、小金井近辺では、秋に一番多くなるが、春〜晩秋そして冬にも、時々見かける。せまい範囲(はんい)を飛び回っていることが多く、同じ所へもどって来る。越冬は成虫または幼虫。東京都では幼虫越冬と思われていたが近年は最低気温上昇のためか、冬期での成虫観察例が増えている。

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ヒメアカタテハ(タテハチョウ科)110720

このチョウは、移動性が強いことで知られている。「夏から秋にかけて、温かい地域から寒い地域に向かってどんどん分布を広げていく、しかし、寒さに弱いので寒冷地では冬越しできない」とのことだ。
近いなかまのアカタテハにも移動性があり、小金井近辺では幼虫は毎年のように見ているのに成虫はほとんど見かけない。環境の好みや移動のパターンがちがうのだろうか。
両種とも、移動についてのくわしいことはわかっていないようだ。
ヒメアカタテハはほとんど全世界に広く分布し、 変異も無いというのがすごい。英語名はpainted Lady(ペインテッド・レディ)

ヒメアカタテハ幼虫.jpg
ヒメアカタテハ幼虫 ヨモギに営巣 (写真はウェブサイトより)

幼虫の食草はキク科のヨモギやハハコグサなどいろいろ。幼虫は、アカタテハと似ているが、たいていは営巣している葉で区別でき、終令ではアカタテハは黄色い部分が目立ち、ヒメアカタテハは赤みを帯びた部分が目立つ。

アカタテハとヒメアカタテハの見分け方

アカタテハ4959大.jpg
アカタテハ表              
後羽内側は茶色一色                         

ヒメアカタテハ表3288大.jpg
ヒメアカタテハ
後羽全体にシマもようや斑紋

アカタテハ裏2663大.jpg
アカタテハ

後羽は黒っぽく目立たない網目もよう
前羽に青い小さな3個の斑紋  

ヒメアカタテハ3135大.jpg
ヒメアカタテハ裏

後羽は、白っぽく網目もよう
後羽の目玉もようが目立つ

☆その他、前羽の先の形のちがいや、前羽赤い部分と黒い部分の入り込み具合などよく見くらべてください

posted by はけの森調査隊 at 18:40| Comment(2) | 9月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アカタテハの重厚にたいして、ヒメアカタテハは軽快な感じですね。
ヒメアカタテハはpainted Lady。アカタテハはRed admiral。英語のネーミングもぴったりであり素敵です。ヒメアカタテハは北アフリカからイギリスまで渡りをするとのことですね。アカタテハもRed admiral(赤い提督)の名の通り、ドーバー海峡を渡ると聞いたことがあるのですが、検索しても見つからないので思い違いかもしれません。
ところで、小金井界隈で秋に羽化したアカタテハですが、さらに暖地に移動するのではないでしょうか。晩秋の頃、都心、北の丸公園あたりで成虫をよく見ます。
Posted by grassmonblue at 2011年10月07日 19:14
都心の方が温かいのでしょう、近場の移動ですね。
北の丸公園では越冬しているという記事を見たことがあります。
同じ小金井界隈で秋に羽化したアカタテハでも、
もっと遠くへ移動するものもいるのでしょうか。

10/6の観察園で、何年かぶりにアカタテハを撮影しました。
(早速、飼育個体の写真と差し替えました)
ヒメアカは何度でもまたやって来るのに、
アカタテハはたった1回のシャッターチャンスでした。
上京途中だったのかもしれませんね。
Posted by 隊長 at 2011年10月08日 10:56
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