2011年10月20日

★その他の昆虫 ニホントビナナフシ・ナナフシモドキ

トビナナフシ5912s.jpg
ニホントビナナフシトビナナフシ)♀(ナナフシ科)約50mm 111008

コナラの葉にトビナナフシがいた。このあたりでは、ナナフシモドキはよく見かけるが、トビナナフシは今までに1回見ただけだ。林に住み、成虫は夏から秋にかけて見られる。ナナフシのなかまには、オスがまったく見つかっていない種・ほんの少ししか見つかっていない種・北へ行くにつれオスの数が減っていく種などがあり、このトビナナフシは九州より北にはオスがいないそうだ。

トビナナフシ5925sc.jpg
ニホントビナナフシトビナナフシ(ナナフシ科) 111008

背中に羽があるが、少し滑空(かっくう)ができる程度とのこと。しっかり閉じていて見えないが、後羽はきれいなピンク色をしているクヌギ・コナラ・シイなどの葉を食べる。

ナナフシモドキ3785s.jpg
ナナフシモドキ(ナナフシ)♀(ナナフシ科)約90mm  クズの葉上   110728

こちらはおなじみのナナフシモドキ。身体の色は緑色〜茶色いろいろ。サクラ・ケヤキ・エノキなどいろいろなものを食べる。ナナフシという名の虫に似ているからモドキ(にせもの・似ている)がついたのではなく、「節がたくさんある枝」=「ナナフシ」に似ている、ということでこの名がついたらしい。通常ナナフシと言えばこれのことで、これによく似た触角が長いエダナナフシというものもいる。(これら2種の和名には妙に矛盾するところがあります、どなたか解明して下さい)

ナナフシモドキ幼虫5395s.jpg
ナナフシモドキ(ナナフシ)♀幼虫 070524 八王子市裏高尾

春、林のふちの草むらや木の茂みの中などで、細くて小さい、弱々しげな幼虫が見つかる。枝ごと持ち帰って飼ってみよう。エサはサクラやコナラなど身近にある植物で大丈夫成虫になるまで6回脱皮する。足がとれてしまった時も、脱皮するごとに少しずつ再生していくところなどがよくわかる。成虫になると、ケースの中に卵を産みおとす。糞(ふん)と一緒にすてないように!

トビナナフシ卵6172s.jpg ナナフシモドキの卵6034s.jpg
トビナナフシの卵と糞 約2mm 糞約4mm   ナナフシモドキの卵  約4mm 

どちらの卵も、肉眼では植物の種のような小さなツブだが、拡大して見るとそれぞれにおもしろい形をしている。毎日少しずつ地面に産み落とす。ほとんどの場合、単為生殖(たんいせいしょく)といって、オスと交尾せずにメス1匹で卵を産む。


posted by はけの森調査隊 at 09:16| Comment(0) | 10月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。