2016年09月20日

★チョウ クロコノマチョウ 幼虫・蛹・成虫

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クロコノマチョウ♂(タテハチョウ科)開帳約70mm 150916

雨上がりの朝、植え込みの間をユラユラと飛んで行く黒っぽいチョウ、秋になるとその数を増すクロコノマチョウだ。少し飛んではとまり、少し飛んではとまり、うす暗いところが好きで、表にはなかなか出てこない。以前は東海地方以西にしか分布していなかったのだが、1990年代後半頃から東京でもたまに見られるようになり、現在では、東京都全域で見られるようになっている。

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クロコノマチョウ♀  051115 (カキ)

成虫は、樹液やくさった果実に集まる。秋には、熟した柿が落ちている人家の庭にも来ることがある。成虫越冬して、4月頃姿を現し、産卵する。♀は赤みがあり、前翅の先の切れ込みが深い。

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クロコノマチョウ若令幼虫 080911 (ススキ)

幼虫の食草は、ススキやジュズダマなどイネ科植物。若令のうちは並んで生活しているが、令が進むにつれて分散(ぶんさん=バラバラになる)して生活するようになる。

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クロコノマチョウ終令幼虫 約50mm  081014

単独で葉を食べている。

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クロコノマチョウ前蛹 081018

サナギになる時は、あまり遠くへは移動せず、食草や近くの植物に下垂(かすい)する。幼虫・前蛹写真は8年前自然観察園のススキで撮影したものだが、その後ススキはほとんどなくなってしまった。同じ園内のジュズダマでは毎年発生しているようだ。

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クロコノマチョウ蛹 161001

きれいな緑色のサナギは、緑の葉にまぎれて目立たない。夏は1週間位、秋は2週間位で羽化する。
(記事を書いた時点では蛹の写真が無かったので、ウェブサイトより拝借した写真を載せていましたが、10月1日、観察園内のジュズダマについている蛹を撮影できたので入れ替えました)
posted by はけの森調査隊 at 14:59| Comment(0) | 9月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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