2012年05月01日

★チョウ ゴマダラチョウ 幼虫から蛹へ

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ゴマダラチョウ(タテハチョウ科)終令幼虫 35mm 120425

第64回調査会(120219実施)で参加者にお見せしたゴマダラチョウ越冬幼虫武蔵村山市で採集)を飼育観察していた。エノキがようやく小さな新芽を出し始めた頃(4/2)、飼育箱の中を移動しはじめたので、何本かの枝を入れてみると、少しずつ食べて太りつつ、もとの枯れ葉に戻ったり。まだまだ寒い日が混じるせいだろうか?そんな日が続いた後、ふと見ると(4/17)、脱皮して終令になっていた。(写真はその1週間後)

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ゴマダラチョウ(タテハチョウ科)終令幼虫  35mm 120425

終令幼虫になってしばらくは、背中の赤い帯が目立っている(アカボシゴマダラ終令幼虫程ではない)が、だんだんに赤みはうすくなって来て、もうほとんど緑色だ。エノキの新葉が赤みをおびていて、だんだんに緑一色になるのと同時進行だ。

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アカボシゴマダラ(タテハチョウ科)春の終令幼虫 38mm 080425

こちらはアカボシゴマダラ、やはりだんだんに背中の赤みはうすくなり、脇の白いスジが目立つ。突起(とっき)も白い。

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ゴマダラチョウ(タテハチョウ科)終令幼虫蛹化準備 120430

サナギになる時期となった。気に入った場所が見付かったらしくだいぶ長い間動かずにジッとしていたが、やがて少し縮(ちぢ)んですきとおってきた。

ゴマダラチョウ蛹8797s.jpg
ゴマダラチョウ(タテハチョウ科)蛹 120501 28mm

翌朝はサナギになっていた。葉っぱに同化した美しい造形(ぞうけい)だ。サナギの期間は約2週間、5月中旬ごろには羽化するだろう。

☆飼育する場合、エノキは水あげが悪いので、こまめに新しいものととりかえよう。
秋のうちに実生の小さな苗木を見つけて、鉢植えにしておくと便利。

追記
このチョウは、5月10日に羽化した

  
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2012年04月30日

★チョウ ギンイチモンジセセリ

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ギンイチモンジセセリ♀(セセリチョウ科)開張約30mm 120429 撮影 A.N.

今年もギンイチモンジセセリが飛ぶ季節となった。隊員のA.N.君(中3)が送ってくれた、写真と観察記を紹介しよう。

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ギンイチモンジセセリ♀(セセリチョウ科)120429 撮影 A.N.

「野川べりのオギ原に出かけました。
はじめは飛んでばかりでなかなか撮影できませんでしたが、よく止まってくれる個体がいたので、それを追いかけて撮った写真がほとんどです。また2頭(♂♀の区別がわからなかったのですが、多分♂)でくっついて飛んでると、その近くに♀が止まっている、というのも何度かありました。」

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ギンイチモンジセセリ♀(セセリチョウ科)120429 撮影 A.N.

「他に気づいたことは、オギ原の中に、ギンイチの溜まり場があり、四方八方から飛んでくるギンイチはその溜まり場の近くをウロウロしてました。また、オギ原の外には絶対出ることがなく、一定の境界線のような場所を越すと、必ずクルッと元の場所に戻ってきました。膝より上の高さを飛ぶこともあまりなかったです。」

☆写真はトリミング編集させていただきました。

  
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2012年04月17日

★活動報告 2012年度 第1回はけの森ミニ調査会

第1回はけの森ミニ調査会 
2012/04/08実施 はけの森2にて  晴れ  気温14℃  参加12名 

新年度第1回目のミニ調査会です。おだやかに晴れて気持ちの良いお花見日和となりました。はけの森2のソメイヨシノもほぼ満開です。

はけのサクラ4080033.jpg
サクラ(ソメイヨシノ) 120408

   アカボシゴマダラ越冬幼虫0002.jpg    アカボシゴマダラ幼虫8328.jpg
   アカボシゴマダラ越冬幼虫   120408   アカボシゴマダラ5令(終令)幼虫 120415

10時の開門を待つ間に、実生の小さなエノキにひっそりとくっついているアカボシゴマダラの越冬幼虫を見つけました。
この時はまだ越冬中で、たったの15mmだったのですが、1週間後に行って見ると、脱皮して30mmにもなっていて、葉を食べに出かけては、またこの位置にもどっていました。こうして繁殖(はんしょく)していること自体問題のあるチョウ、越冬中は枝に、脱皮後は若葉にまぎれているようすには参ってしまいます。


朽ち木の中の虫さがしs4080015.jpg

まずは、朽(く)ち木のある場所で虫さがし。9年前に積んだトチノキの丸太がだんだんに朽ちて、ボロボロになっています。それぞれにいろいろなものを見つけました下の方の湿った部分にはカブトムシの幼虫が数匹いました。

エグリゴミムシダマシ4080007s.jpg ナメクジの卵4080011s.jpg
エグリゴミムシダマシ(ゴミムシダマシ科) ナメクジ(ナメクジ科)の卵

マクラギヤスデ8453s.jpg オオスズメバチ女王s4080012.jpg
マクラギヤスデ(シロハラヤスデ科)約20mm    スズメバチsp.女王越冬中

丸太積み8459s.jpg
去年積んだ丸太積みと1本だけ残っている9年前の丸太

緑地内には、数カ所に丸太が積んでありますが、朽ち方の度合いによって、いろいろな生きものが棲息(せいそく)しています。次世代用に、昨年春の第1回ミニ調査会(110402実施)では新たに丸太積みを作りました。丸太積みの材は、この緑地内か小金井市内で伐採(ばっさい)されたものです。

シラホシコヤガ幼虫8408s.jpg シラホシコヤガ空繭836s*.jpg
シラホシコヤガ(ヤガ科)幼虫 約8mm  シラホシコヤガ空まゆ 約10mm

皆がいちばんびっくりしたのは、梅の木に居たシラホシコヤガの幼虫です。「コケにしか見えないけど・・・」と、S.A.さんが小枝に移してみると、
クニャっと動いたので、「ア、虫だ」と皆納得。この虫が緑地に棲息していることに気がついたのは、一昨年の第4回ミニ調査会(101106実施)の時です。詳しくは101119付記事をご覧下さい。

ヒメシロモンドクガの卵8401.jpg ヒメシロモンドクガ幼虫s.jpg
ヒメシロモンドクガ(ドクガ科)の卵 梅の木   <参考>ヒメシロモンドクガ幼虫

コゲラの巣穴開けかけ8373s.jpg
コゲラが開けかけた巣穴 120408

「これは何の穴・・・?」とS.N.君。梅の木に直径3.5cmくらいの穴が2つ。「コゲラが掘った穴だよ」「誰かが掘ったのかと思った・・・」
コゲラの巣穴は、木は生きているけど一部分枯れかけたような幹に掘られているのをよく見かけますが、どういうわけか、生の木のこんなに低い所、しかも時々人が通る所に2つも開けかけて、途中であきらめたらしい。
追記 鳥に詳しい方にお訊きしたところ、「若い鳥は、
アリなどを食べやすいので、低い所がいいと最初は考える、だんだん学習して、ベストな場所を選べるようになって行く」とのことです。

池の生きもの調べ4080029.jpg
池の生きものしらべ

池には、ヤブヤンマ幼虫5・クロスジギンヤンマ幼虫4・ミズムシ・アカムシ(ユスリカ幼虫)・ミジンコなどがいました。ヤブヤンマとクロスジギンヤンマの幼虫の見分けのポイントはいくつかありますが、J.W.君いわく「ヤブヤンマの方がいばった顔をしている」そうな。5月のはじめ頃には、クロスジギンヤンマの成虫が池のまわりを飛びます。

ムラサキハナナ4080035.jpg
オオアラセイトウ(ムラサキハナナ) 120408

この日はツマキチョウモンシロチョウも見かけませんでしたが、オオアラセイトウも咲きだし、1〜2週間もすれば、吸蜜や産卵の様子を観ることができるでしょう。

  

        
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2012年04月08日

★ハチのなかま 「はけの森の蜂宿」

サイジョウハムシドロバチ.jpg
サイジョウハムシドロバチ(ドロバチ科)体長 6〜8mm   080517 撮影 田仲義弘

第59回はけの森調査会<ハチ宿を作ろう!>(100614実施)に講師として来てくださったハチ研究家の田仲義弘(たなかよしひろ)氏から、「はけの森の蜂宿」についてのお話をご寄稿いただきました。はけの森2のハチ宿@におけるとても詳しい観察報告です。
pdfファイルになっておりますので、下記をクリック下さい。
(無断転載はご遠慮願います)

はけの森の蜂宿〜その1〜 hachi01.pdf
はけの森の蜂宿〜その2〜 hachi02.pdf

なお、この後も続編をご寄稿下さるとのことです。
田仲先生よろしくお願いいたします。


       ハチ宿@.jpg
       はけの森2の蜂宿@

  
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2012年04月03日

★チョウ コムラサキ越冬幼虫目覚める(2012)

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コムラサキ越冬幼虫の目覚め 120402

4月2日の昼下がり、隊員のW君親子から「今、コムラサキが木を上っています」とのメールと写真が届いた。「是非レポートを」とお願いしたところ、本日(4/3)以下のような詳しい状況報告をいただいた。ありがとうございます。
2010年の目覚めは、3月16日でした。

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4月2日午後1時30分、コムラサキ越冬中の柳で観察しようとみると、1頭(調査会での幼虫@−北西側にいた個体−)が移動を開始。
また、もう1頭が真西のあたりを目の高さ位まで登っているのを息子が発見。こちらの個体の方が、スピードが速かった。(
調査会での幼虫A−真北にいた越冬個体−は、前の週にすでにおらず、観察することができなかったが、その子か?もしくは、もう1匹越冬していたか??)

色は白っぽい。うっすら緑ががった感じもした。
越冬中は前にのばしていた二本の角を、上に立てて、頭を振りながら木を登って行った。ちょっと横に行くこともあったが、あまり迷うことなく、一生懸命、まっすぐに登っていく。

15分ほど見ていると、真西の個体は、一番下の左右に張り出した枝には見向きもせず、太い幹を登っていき、見えなくなった。北西側の個体も、頭の高さを超えたので、午後1時46分、観察を終了。

今日(4月3日)午後には、春の嵐が吹くということなので少し心配だが、元気に成虫になってほしいと思う。(Y.W.)

意外に速いスピードでびっくりした。冬眠から覚めるところが見られて、タイミングが良かった。頭を振りながら登る様子がかわいい!本当はつれて帰って飼いたいけど…」(J.W)

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野川公園パークレンジャーのK氏は、このシダレヤナギでもう1匹見つけていらっしゃるとのことなので、文中「真西のあたりを登って行った」のは、この3匹目かもしれない。

  
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2011年04月28日

★チョウ ギンイチモンジセセリ

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ギンイチモンジセセリ♀(セセリチョウ科) 110426 開張約30mm

4月半ば頃になると、野川の北側にあるオギ原に、ギンイチモンジセセリが飛ぶ。日当りの良いススキやオギなどの原に棲息(せいそく)するこのチョウは、このような場所が減(へ)りつつある都市近郊では、だんだん見られなくなってきている。
うら羽に1本の銀色のスジ(春型は2本)があるのがその名の由来(ゆらい)。暖地では、春・夏・晩夏と年3回発生し、春型は
銀色のスジが目立ち、夏型はあまり目立たない。

ギンイチモンジセセリ♂0440s.jpg
ギンイチモンジセセリ♂(セセリチョウ科)110428

オスとメスはよくにていて、飛んでいるときは区別がつきにくいが、とまっている時よく見ると、メスは腹が太く、オスは細く長い。また,前羽の先が、メスの方がオスよりとがっているのが特ちょう。(チョウは、一般的にはオスの方がとがっている)
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追記 夏型♂の写真
ギンイチモンジセセリ夏型♂3087s.jpg
ギンイチモンジセセリ♂(セセリチョウ科) 110715

7月半ば、夏型がではじめた。この日はたった1頭のみ。

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ギンイチモンジセセリ♂表0341s.jpg
ギンイチモンジセセリ♂(セセリチョウ科)110426

表羽は、オスもメスも黒褐色(こっかっしょく)。このチョウがうまく越冬して次世代に命をつなぐには、冬場にススキやオギを刈り取ってしまわないことが大事だ。

このチョウの越冬について、大島良美氏(チョウ研究家)にお訊きしたところ、以下のようなお答えをいただいた。
「ギンイチモンジセセリは、老熟(ろうじゅく)幼虫で越冬する。
晩秋に食草(ススキやオギ)を巻いて、長い巣(30cmくらい)を作り、この中で冬を越す。そして、春になったら、巣の中で2回脱皮してサナギになる。
この巣の位置は、地上4.5cm〜7.8cmくらいにあり、両端(りょうたん)は閉(と)じていない。
幼虫は気温が低い冬でも休眠しておらずかなり敏感(びんかん)で、巣のある植物に刺激(しげき)を与えると巣から脱出(だっしゅつ)してまう。
巣から出てしまった幼虫は元にもどれず、もう一度巣を作ろうとしても、すでに植物の葉が枯れてしまっていると巣が作れない。
そのようなわけで冬場は生息地には手を入れないのが良い。」

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2011年04月21日

★活動報告 2011年度 第1回はけの森ミニ調査会

第1回はけの森ミニ調査会 
11/04/02実施 はけの森2にて  晴れ  気温17℃  参加6名 

今年は春の到来が遅く、緑地のサクラもほんの一分咲きくらいでした。
調査会が始まってすぐ、ウグイスがやって来ました。姿を追っていると、木の茂みの中で ♪ホーホケキョ
♪ と鳴きました。初鳴きかもしれません。

ウグイス地面9750cs.jpg
ウグイス♂ 110402
ウグイス囀s.jpg ウグイス9736ガs.jpg
ウグイスが鳴いた            ガをつかまえたよ

昨年春の第1回ミニ調査会(10/04/03)では、はけの森緑地1で、隊員のM.I.君がウグイスの空き巣を発見しました。近年は、はけの森1で繁殖(はんしょく=子をつくり、子孫(しそん)をふやす)を続けているようです。このウグイスもはけの森1周辺にすみついているものでしょう。

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ビロードツリアブ(ツリアブ科)約10mm

日当りの良い落ち葉の上にビロードツリアブがいました。春早めに出現し、5月ごろまで見られるツリアブのなかまで、ホバリングしながら花の蜜を吸います。幼虫はハナバチ類の幼虫やサナギに寄生し、1令幼虫は寄主をさがして歩きやすいようにシミのような形をしていて、2令以降はちがう形になる、という「過変態(かへんたい)」をするとのこと。(この不思議な生態についてはくわしいことがわかりましたら後ほど別の記事にて)

キチョウ9924s.jpg
キタキチョウ♂(シロチョウ科)

成虫越冬のキタキチョウがいました。例年の4月ミニ調査会では、たいていモンシロチョウツマキチョウが飛んでいるのですが、今年は発生が遅(おそ)めです。(小金井初見:モンシロチョウ03/20ツマキチョウ04/10)。ムラサキハナナ(モンシロやツマキ幼虫の食草)もまだあまり咲いていません。
☆今年のモンシロチョウ初見調査については、「my蝶アルバム」様の記事をご参照ください。

朽ち木を探る9681s.jpg カブト幼虫9682.jpg
クワガタはいないかなー                           カブトの幼虫だ

緑地の奥の、くずれかけた丸太積みの中をさぐってみると、カブトムシの幼虫がいました。奥の方にもっといる様子でしたが、そっとしておくことにしました。この丸太みは、2003年秋、この緑地内にあったトチノキを伐採(ばっさい=きりたおす)した際に積んでおいたもので、2009年06/06のミニ調査会Aでは、コクワガタ♀と幼虫が、2010/06/05のミニ調査会Aではコクワガタ♂が見つかっています。また2010/04/03のミニ調査会@では、カリンの丸太積みでコクワガタ♂♀と幼虫が見つかっています。

新しい丸太積み9690.jpg
新しい丸太積み

だいぶくずれているトチノキの丸太積みの横に、新しく丸太積みを作りました。これらの材は市内で伐採されたものです。どんな生きものたちがやって来るでしょう?

顕微鏡を見て描く10433.jpg 観察ノート・ミジンコ9767s.jpg
ミジンコっておもしろいなー!      隊員M.I.君の観察ノート

池で見つかったのは、クロスジギンヤンマの幼虫1匹(いつもはたくさん見つかるのですが)とアカムシ、ミジンコがたくさん。ミジンコを顕微鏡(けんびきょう)で観察しました。


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2010年04月25日

★トンボ ヤブヤンマ♂羽化

ヤブヤンマ幼虫s1955.jpg
ヤブヤンマ(ヤンマ科)幼虫 091031 45mm

昨年の秋、調査隊員OB:K君(中3)の家の池(K君手作り!)にヤブヤンマの幼虫がたくさんいるとの知らせを受け、さっそく撮影させてもらった。
今年の3月末、家の中で飼(か)っていた幼虫が羽化したとのこと、羽化の経過(けいか)のはじめから終わりまで、
君撮影の何枚かを紹介しよう。
自然状態での
ヤブヤンマの羽化は5月ごろだが、家の中で暖かかったためか、早い羽化となったようだ。

ヤブヤンマ上り始め1096s.jpg    ヤブヤンマ上に1142s.jpg
100325 05:33            100327 22:43
棒(ぼう)につかまっている      いちばん上まで上ったところ
            

ヤブヤンマ羽化出たところ1146s.jpg
100328 00:03
羽化がはじまり、たれさがった姿勢(しせい)のまましばらくじっとしている

ヤブヤンマ回転1173s.jpg    ヤブヤンマ羽のびる1204s.jpg
100328 00:40            100328 04:53
おきあがって殻つかまり身体をぬき、 羽がのびきり、とうめいになる
その後羽ものびてくる 
                    
                   
ヤブヤンマ羽開く1209s.jpg
ヤブヤンマ♂羽化 100328 05:03
羽をきれいにひらき、羽化完了(かんりょう)

ヤブヤンマの♂は成熟(せいじゅく=完全に大人になる)すると、きれいな青い目・黒っぽい身体となる。飛んでいるとバサバサッと音がするほどの迫力のあるヤンマだ。羽化後しばらくはこのうす黄色のままでいる。
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2010年04月18日

★鳥 ウグイスの古巣

2010年度第1回はけの森ミニ観察会で観察したものA

ウグイスの古巣.jpg
ウグイス(ヒタキ科)の古巣 100403 もっているのは発見したI君(小1) 

はけの森1のササ斜面(しゃめん)に鳥の古い巣(す)がおちているのをI君(小1)が発見。しらべたところ、ウグイスのものとわかった。はけの森1ができた当時(1990年)から、毎年秋の笹鳴き(チャッチャッ)から春先のさえずりまでウグイスの声は聞こえていたが、夏には山に帰っていたようだ。しかし、近年はけの森周辺や小金井のあちこちで、夏にもさえずりを聞く。この古巣は、山に帰らず小金井にとどまり、繁殖(はんしょく=子をつくり、子孫(しそん)をふやす)していることの証(あかし)だろうか?

ウグイスの古巣の中2.jpg
ウグイスの古巣の中

巣は、外がわササやススキの葉、中はシュロのせんいが多く使われている。中にケヤキの葉などが入っているが、これは巣立った後におちこんだものだろう。巣のくぼんだ部分の直径は6cm。

☆このウグイスの古巣の件で、小金井自然観察会を主宰していらっしゃる
清水徹男氏におたずねしたところ、
「小金井市内では遅くとも2006年には漂鳥から留鳥になったようだ。昨年(2009年)には、はけの森1で巣立ちビナが確認された(外から見えた)。この古巣は昨年のものだろう。小金井で近年確認された唯一の(もしくは最初の)ウグイスの巣と思われる。」とのことです。
小金井市のウグイスについての詳細は、氏のご報文をご参照ください。
「小金井市内におけるウグイスの生息状況の変化について」都市鳥研究会誌No.64
(2006)
「漂鳥から留鳥へ=ウグイスの生息状況の変化」小金井自然観察会会報「こなら」
  No.80(2006)

☆☆はけの森1は、現在緑地保全のために閉門されています。
これからも、遠くからそっと見守っていきましょう。


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2010年04月12日

★甲虫 コクワガタ幼虫・成虫

2010年度第1回はけの森ミニ観察会で観察したもの@

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コクワガタ幼虫(クワガタムシ科)100403 約20mm

くち木の中にいたコクワガタの幼虫。同じ場所のくち木の中で計4匹、15mm~30mmくらいまで、いろいろな大きさのものが見つかった。
幼虫は、2〜3(終)令で越冬、翌年の春〜秋にサナギになり、初夏ごろまでに羽化
(うか)したものは夏に外に出てくるが、夏〜秋にした羽化した新成虫はそのまま越冬、次の年の6〜9月頃に外に出る。
緑地内には、市内で伐採(ばっさい=切る)された太枝が何カ所かに積まれている。いろいろな生きものの住み家となり、くち具合(ぐあい)によって、様々な生きものが産卵にやって来る。<丸太づみ>とよばれ、ビオトープ作りには欠かせない場だ。

コクワガタ♂&♀cs.jpg
コクワガタ♂&♀(クワガタムシ科)100403

幼虫が見つかった付近(ふきん)のくち木の中に、越冬している成虫の♂と♀がいた。(これは外に出して撮影したもの)。この2匹はもう少しくち木の中にいて、初夏のころ活動をはじめる。

コクワ♂&♀s.jpg
コクワガタ♂&♀(クワガタムシ科)081004 カリンの木

2008年10月の第4回ミニ調査会の時に緑地内のカリンの木にいた♂と♀。♂のいる所には樹液(じゅえき)が出ている。大顎(おおあご=ツノのこと)の形がちがうので、今回見つかった♂とは、別の個体(こたい)だ。

posted by はけの森調査隊 at 10:12| Comment(0) | 4月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする