2016年06月06日

★活動報告 2016第2回はけの森ミニ調査会

第2回はけの森ミニ調査会 
2016/05/08(日)実施 はけの森緑地2にて  晴れ  気温27℃  参加21名

緑地遠景0001s.jpg

良い天気になりました。4月の第1回ミニ調査会の時よりだいぶ草が茂って、木々の緑も濃くなっています。思い思いに、飛んでいる虫をおいかけたり、くち木や土の中の生きものをさがしたりしました。

モンシロチョウ終令幼虫3473s.jpg カブラヤガ幼虫4143.jpg
モンシロチョウ終令幼虫  24mm                            カブラヤガ幼虫 30mm 

花が終わって実がたくさんついている菜の花にモンシロチョウの幼虫がいました。草むらを歩いていた黒い幼虫、何だろう?と後で調べたらカブラヤガの幼虫でした。

トホシテントウ.jpg アトジロサビカミキリ4128cs.jpg
トホシテントウ 7mm        アトジロサビカミキリ(カミキリムシ科)10mm

トホシテントウは、幼虫も成虫もカラスウリ類の葉を食べます。昨年5月のミニ調査会では、サナギを観察しています
シロダモの葉にいたアトジロサビカミキリは、枯れ枝の樹皮や枯れ葉を食べ、幼虫は木の中を食べます。

虫を追いかける0007s.jpg
黒いアゲハつかまえた!0016s.jpg
黒いアゲハを採ったよ!

ナガサキアゲハ♂4101s.jpg アオスジアゲハ4103s.jpg
 ナガサキアゲハ(アゲハチョウ科)       アオスジアゲハ(アゲハチョウ科)

この緑地には、ナガサキアゲハ幼虫の食樹カラタチやミカン、アオスジアゲハ幼虫の食樹クスノキやシロダモがあり、またアゲハ類の通り道になっているようです。すばやく飛んで行くチョウたちを皆夢中で追いかけました。

図鑑で調べる0025s.jpg
このバッタの特ちょうをよーく見てみよう・・頭がとがっているね・・・

特別隊員K.T.氏に、図鑑を使っての調べ方を教わりました。皆真剣に図鑑とにらめっこ。

クビキリギス4104s.jpg
クビキリギス(キリギリス科) 体長約60mm

名前を調べたあと、写真を撮ろうと虫カゴから出してたらすぐに飛んで、参加者の杖(つえ)にとまりました。茶色いタイプもいます。成虫越冬して3月末ごろからジーーーと鳴きます。エサはイネ科の植物や昆虫。

池の生きもの調べ0033s.jpg
何がとれたかな?

池には、いろいろな大きさのアメリカザリガニが35ひきいました。

☆その他観察したもの
ホソオビヒゲナガ・コメツキムシのなかま・コクワガタ幼虫×2・ナミテントウナミテントウサナギゾウムシのなかま・ノミバッタ・ムシヒキアブのなかま・ヒラタアブのなかまサナギ
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2015年06月21日

★活動報告 第74回はけの森調査会<ゴマダラチョウをさがそう!>報告

第74回はけの森調査会<ゴマダラチョウをさがそう!>報告

15/05/31(日)9:30〜12:00 晴れ 気温31℃  参加34名
コース:野川公園入り口(二枚橋)〜わき水広場

雨が降るという天気予報は大いにはずれ、暑いほどの上天気となりました。子どもたちもはりきって虫さがしです。

出発3551cs.jpg

草刈りされたばかりの川岸を歩いて行くと、テングチョウやモンシロチョウが飛んでいました。

テングチョウ♀1479s.jpg
テングチョウ♀(タテハチョウ科) 開帳約45mm

ここ2〜3年、初夏の野川ぞいで一番多く見られるチョウ。
 140427付記事<テングチョウ>  をご参照下さい。

クワの木・何かいるよ0005s.jpg
こんなところにハチの巣がある!
モンキクロカスミカメs.jpg   キアシナガバチccs.jpg
モンキクロカスミカメ(カスミカメ科)約9mm     キアシナガバチ(スズメバチ科)

S.O.君が見つけたクワの葉上の小さな黒い虫は、後で調べたところモンキクロカスミカメと判明。紋は赤く見えますが、名前は<モンキ>です。下の方には、キアシナガバチの巣がありました。女王バチが巣作りの真っ最中。

 用水路のところ0009s.jpg
用水路の中を見ながら進みます

アカシジミ(ケース)0020s.jpg
アカシジミ(シジミチョウ科) 「かわいいね〜」「ちっともとばないよ」

やなぎ橋を渡り、川の南側の広場へ。クリの木のまわりのあちこちで、アカシジミ・ウラナミアカシジミが見られました。クリの木や下草にとまっているもの、飛んでいるもの、一度にこんなにたくさん見られたのは初めてです。暑さをさけて、下の方におりてきているようです。
アカシジミ・ウラナミアカシジミについては、130510付記事<アカシジミ・ウラナミアカシジミ幼虫>をご参照下さい。

ウラナミアカシジミ1551表少s.jpg
ウラナミアカシジミ♂(シジミチョウ科)

♂かな?♀かな?の質問がありました。飛んでいるときは見分けがむづしいのですが、ウラナミアカシジミは前翅(ぜんし=まえばね)の表翅(おもてばね)の先の方までオレンジなら♂、♀は、翅の先に黒い斑(はん)があります。アカシジミは、裏も表も似ているのでよりむづかしいけれど、両種とも、♀は腹が太い・とまっているときの前あしのつま先をたてているかいないか、で見分けられます。

チャミノガ1862s.jpg     オオミノガ幼虫.jpg
チャミノガ(ミノガ科)幼虫 約30mm  オオミノガ(ミノガ科)幼虫 約40mm

センター手前の木に、ミノムシがたくさんついていました。当日はオオミノガ幼虫だけかと思っていたのですが、後日もう一度行ってみたらチャミノガ幼虫もいくつかついていました。形は似ていますが、チャミノガは、ミノの入り口を葉にピッタリとつけ、オオミノガはぶら下がります。形は、チャミノガは円筒形(えんとうけい)でオオミノガは紡錘形(ぼうすいけい)です。両種とも、最近ではあまり見られなくなっているのでここは貴重な場所です。

アカボシゴマダラ春型1451cs.jpg ホシミスジ開翅1323s.jpg
 アカボシゴマダラ(タテハチョウ科)春型                          ホシミスジ(タテハチョウ科)

アカボシゴマダラもホシミスジも、本来このあたりに生息している種ではなく、人の手によって移入(いにゅう)されたものです。
アカボシゴマダラ:ぷてろんワールド[<アカボシゴマダラのページ>をご参照ください。
ホシミスジ:120609付記事<ホシミスジ・コミスジ>をご参照ください。

観察園の中0017s.jpg
自然観察園の中を行く

ミドリシジミ♀20622s.jpg
ミドリシジミ♀(シジミチョウ科) 

観察園のうすぐらい草むらの葉の上にミドリシジミがジッとまっていました。今年は例年より出るのが早く、数も多いようです。

わき水広場の流れ3584s.jpg
どんな虫がいるかな〜!

わき水広場の流れの中で水生昆虫さがし。

カゲロウ・カワゲラ0041s.jpg ヘビトンボ・アカシマサシガメ3576s.jpg

虫観察0031.jpg

採れたものはいつもより少なめでしたが、オニヤンマの小さなヤゴも2ひき見つけました。ゆっくり観察したあとは川にもどして、調査会終了です。

ドングリ記念品3613cs.jpg ドングリ記念品7464ss.jpg
 これからもいっぱい参加してね!                                                                                   

調査会への出席が9回に達した方には、手作りのドングリ記念品をさし上げています。今回は、T.O.隊員(小3)とM.O.(小2)隊員兄妹に贈(おく)られました。


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2015年05月28日

★ガ ホソオビヒゲナガ・クロハネシロヒゲナガ

ホソオビヒゲナガ♂1461cs.jpg
ホソオビヒゲナガ♂(ヒゲナガガ科) 150522 開帳約15mm

長ーい触角(しょっかく)をひらめかせながら、草の間をぬって飛ぶ小さなガ。初めて出会ったのが群れて飛んでいる場面、いったい何者!?とおどろいた。無数の触角がヒョンヒョン〜〜とおどっているようで、異次元空間(いじげんくうかん)にまよいこんだような気がした。毎年5月ごろ、野川近辺で見かけるのだが、小さいし、たいてい飛んでいるので、なかなか写真が撮れない。

ホソオビヒゲナガ♀1472cs.jpg
ホソオビヒゲナガ ♀(ヒゲナガガ科)150523

ヒゲナガガのなかまはたくさんいて、♂の触角はとても長いが、♀はそれほど長くない(この個体はだいぶいたんでいて、先の部分が切れている)。図鑑によると、食草は不明となっている。

クロハネシロヒゲナガ♀0583s.jpg
クロハネシロヒゲナガ♀(ヒゲナガガ科)開帳約13mm 110505

こちらは、4年前に野川べりで撮ったもの。この種は、ホソオビより出現期が少し早く、また群れて飛ぶことはないそうだ。この種については、研究が進んでいて、食草は、ネズミムギ・オオスズメノカタビラとのこと。1令幼虫は産みこまれた植物内でその植物を食べ、2令になるとミノをつくり、外に出て、地面におり、かれ葉を食べるとのこと。
くわしくは、
このサイトで紹介されている、
をご覧ください。


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2014年05月28日

★チョウ ヒオドシチョウ蛹

ヒオドシチョウ蛹遠景220012.jpg
ヒオドシチョウ(タテハチョウ科)蛹 140522

今年も、昨年と同じ場所にヒオドシチョウのサナギを見つけた。数は少なく、軒下(のきした)に3個、少しはなれた建物のかべに1個。昨年は軒下を中心に、全部で20個くらいあったのだが何ものかに全部食べられてしまった。今年は、後日行ってみたら蛹がらが残っていたので、無事羽化したようだ。5月27日、東小金井の中央線高架下で、新鮮な成虫を見かけたという元隊員からの情報もある。

ヒオドシチョウ蛹6442s.jpg
ヒオドシチョウ(タテハチョウ科)蛹 30mm 140518府中市

府中市の浅間山(せんげんやま)付近でも、4個見つけた。野川公園でも確認されている。小金井周辺では何年かおきに見らていたようが、2013.6.9付記事の追記に載せたとおり、2012年からは連続発生していて、特に2013年は、神奈川・埼玉・東京各地でも、多数の発生が確認されている。その勢いのまま、今年はより多くの各地で発生しているようだ。

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2014年05月25日

★活動報告 2014第2回はけの森ミニ調査会

第2回はけの森ミニ調査会 
2014/5/11実施 はけの森2にて  晴れ  気温24℃  参加20名 

はけ2のようす0052.sjpg.jpg

木々の緑がまぶしく、汗ばむほどの陽気となりました。虫のいそうな場所をそれぞれに探索(たんさく)です。

 ハムシの幼虫10001だs.jpg     お花摘み0050s.jpg
 何の幼虫だろう?           かわいいお花がさいてる・・・

さっそくに見つけた小さな黒い幼虫、ハムシの幼虫でした。女の子はいちめんに咲いているハルジオンで花あそび。

ヒメマルカツオブシムシ10151s.jpg
ヒメマルカツオブシムシ(カツオブシムシ科) 約2.5mm

ハルジオンの花にはとても小さな虫がいっぱいいました。花粉などがエサです。この虫の幼虫は衣類(いるい)などに穴を開けるきらわれものです。

クルミマルハバチ10067s.jpg
クルミマルハバチ幼虫(ハバチ科) オニグルミの葉

オニグルミの葉に、白いフワフワの衣(ころも)をつけた幼虫がいました。何だろう?と皆びっくりです。ハバチの幼虫には、こんな白い衣をつけるものがもう2種、ミツクリハバチ・ババシロアシマルハバチというのがあるそうですが、見たことはありません。この白いものは、幼虫が分泌(ぶんぴ)する蝋(ろう)物質です。

ゴマフリドクガ幼虫110032s.jpg リンゴコフキハムシ6637cs.jpg
ゴマフリドクガ(ドクガ科)  リンゴコフキハムシ別名コフキサルハムシ(ハムシ科)

オニグルミの葉に居た、ドクガの幼虫。毛に毒(どく)があるのでさわらぬように。こちらのサイトをご参照ください。
全身白い粉におおわれたハムシもいました。この粉は、すぐにはげてしまいます。

オオワラジカイガラムシ6244s.jpg アカボシゴマダラ蛹殻110043s.jpg
オオワラジカイガラムシ♀(ワタフキカイガラムシ科)10mm    アカボシゴマダラ蛹がら

カイガラムシの成虫は、足が退化(たいか)しているものが多いのですが、この種には足があります。
カラタチの枝にゴマダラチョウのなかまらしい蛹がらがありました。よく調べたら、アカボシゴマダラでした(残念)。

アゲハだ!10023s.jpg
アゲハが来たっ!

時々アゲハ類が緑地に飛んできます。なかなかとれません。

チョウをつかまえた0034ss.jpg
シジミチョウだよ!
ヤマトシジミ♀110038s.jpg             オオムラサキ終令幼虫110048s.jpg       
ヤマトシジミ♀(シジミチョウ科)    オオムラサキ(タテハチョウ科)終令幼虫(飼育)

2月の調査会でお見せしたオオムラサキ越冬幼虫(山梨産)は、終令になり40mmほどになりました。これからもっと大きくなります。

シロジュウシホシテントウテントウ幼虫6368cs.jpg ナミテントウ幼虫6366s.jpg
シロジュウシホシテントウ(テントウムシ科)幼虫       ナミテントウ幼虫

クロクサアリとアブラムシ0060s.jpg ニトベミノガ110050s.jpg
トビイロケアリ(アリ科)とアブラムシ        ニトベミノガ(ミノガ科)幼虫空きミノ

エノキにたくさんのアリがいて、アブラムシみたいな虫にむらがっているのを参加者のY.O.君(小3)が見つけました。これについては5月23日付記事を覧下さい。
T.O.隊員が「ウチの塀(へい)についていた」というミノムシを持って来ました。オオミノガ幼虫ににていますが、大きな葉をつけているのでニトベミノガ幼虫です。

何かいるよ!10095s.jpg
なにかいるよ!

ヤブヤンマ終令幼虫10134s.jpg アメリカザリガニ幼体10136s.jpg
ヤブヤンマ終令幼虫                    アメリカザリガニ(アメリカザリガニ科)幼体    

池の中には、ヤブヤンマ幼虫×3・アメリカザリガニ×3・オタマジャクシ(アズマヒキガエル)たくさん・等がいました。

☆写真は、特別隊員T.K.氏にご協力をいただきました。

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2014年05月23日

★ハチのなかま トビイロケアリとアブラムシ

クロクサアリ6329s.jpg
トビイロケアリ(アリ科)約4mm ヤノクチナガオオアブラムシ(アブラムシ科)140511

5月11日のミニ調査会の時、参加者のY.O.君(小3)が、「アリがダンゴムシみたいなのにいっぱいあつまってるのを見つけたよ!」と知らせに来た。行ってみると、大きな樹の幹にはたくさんのアリがいて、何か幼虫のようなものかこんだ集団があちこちにできている。アリも虫も小さくてよくわからないが、アブラムシらしかった。

クロクサアリとアブラムシ6395^^蜜s.jpg
トビイロケアリ(アリ科)約4mm ヤノクチナガオオアブラムシ(アブラムシ科)140518

調べてみると、アリはトビイロケアリ、虫はヤノクチナガオオアブラムシで、この2種は、ここで共生(きょうせい=おたがいに助けあって生きる)生活をしているのだった。
アリとの共生関係にあるクチナガオオアブラムシのなかまはたくさんいて、(クヌギクチナガオオアブラムシとか、アカメガシワクチナガオオアブラムシ等々)よくわからないが、この木はエノキであること等から、ヤノクチナガオオアブラムシと判定した。  
 
             クロクサリとアブラムシ大6395蜜ss.jpg
             黄色やじるしの部分の拡大

アブラムシのお尻から出た蜜(みつ)を吸うトビイロケアリ。

エノキ6344s.jpg エノキ6338s.jpg
エノキ(ニレ科)の根元

このエノキの根元に巣をつくっているらしい。いつ行っても無数のアリが歩きまわっている。


    

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2013年06月09日

★チョウ ヒオドシチョウ(追記あり2013.11.22)

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ヒオドシチョウ蛹(タテハチョウ科) 130517

5月中旬、小金井市の北はずれにある古い小屋の軒(のき)に、ヒオドシチョウのサナギがずらりとぶらさがっているのを見つけた。小屋のまわりに15個くらい、奥の方や柱にもいくつかついていた。サナギになって間もないような感じで、下には幼虫の脱皮殻も落ちていた。近くに、エノキの大木があり、おそらくこの木で育ったのだろう。
小金井では、1950〜60年代は普通に見られたとか、10年位前に野川観察センターの軒にたくさんサナギがついたことがある、という話の他に、2007年には、野川公園で撮影された記録があるが、ここしばらくは目撃情報が無かった。

ヒオドシチョウ蛹8124s.jpg ヒオドシチョウ蛹(残骸)_8544s.jpg
ヒオドシチョウ蛹 130520  30mm       ヒオドシチョウ(食害されている)130526

5月下旬〜6月初めごろに羽化するはず、と様子を見ていくことにしていたのが、1週間もたたないうちに付け根を残して全部無くなってしまっていた。鳥か、ネズミか、あるいは他の生きものか?上記写真の食痕(しょっこん)で、何物のしわざかおわかりの方がいらっしゃいましたら、ご教示ください。(ほとんどのものは付け根部分もあるか無いかくらい)

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ヒオドシチョウ(タテハチョウ科)130528  開帳70mm   室内撮影

5月17日サナギ発見時に、1個だけ持ち帰っていたものが5月28日に羽化した。このチョウは羽化後2週間くらい活動したあと休眠(きゅうみん)に入るとのこと、その地で休眠するのか、山地に移動するとか、その生態はまだよくわかっていないらしい。いずれにせよ、成虫で越冬し、翌春食樹(ニレ科、ヤナギ科等)に産卵する。

ヒオドシチョウ8812cs.jpg
ヒオドシチョウ(タテハチョウ科)130529

28日に羽化したものを、サナギ発見地で撮影後放した。小雨もようの天気だったので翅は閉じたままだった。

 ヒオドシ上田s.jpg ヒオドシ蛹9082s.jpg
ヒオドシチョウ   130601  (撮影Y.U.)   ヒオドシチョウ(穴があいている)130604

他の場所で無事羽化したものがあるかもしれないと希望をつないでいたところ、調査隊スタッフY.U.さんが、5月27日・6月1日に、はけの道ぞいのクヌギ周辺で目撃したとの知らせがあった。また、野川公園内に穴のあいたサナギがあると知人から聞き撮影。市内南方面でも発生しているようだ。
その後の情報によると、今年は神奈川・埼玉・東京各地で、多数の発生が確認されている。移動性の強いこのチョウ、どのような経緯で(けいい)で広い範囲にやってきたのだろうか?

追記 131122 
小金井近辺でのヒオドシチョウの記録を調べたいと思い、野川公園観察センターに問い合わたところ、以下の貴重な情報をいただいた。

2011   未確認
2012.6  蛹・成虫多数確認 観察センター横のエノキが発生源と思われる
2013.6.1 1成虫確認 東八道路南側のあずま屋
付近
2013.6.4   1成虫確認 浅間山新小金井街道沿い木道

2007年〜2013年の間の記録の一部がわかり、昨年・今年と2年連続で発生していることが判明した。
来年も続けて姿が見られるかどうか、注目のチョウだ。

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2013年05月31日

★活動報告 2013第2回はけの森ミニ調査会

第2回はけの森ミニ調査会 
2013/5/19実施 はけの森2にて  曇り  気温22℃  参加8名 


遠景.jpg

緑が深くなってきたはけの森緑地2、曇りがちな天気ではありましたが、ときおりチョウも飛び、木のかげや草むらでいろいろなものを観察しました。

ナミテントウ♂♀s.jpg
ナミテントウ♂♀(テントウムシ科)

N.Y.隊員が見つけたナミテントウの♂と♀、上の小さい方が♂です。♂は時々身体をプルプルとふるわせています(♀に精子を送りこんでいる)。これを何度もくりかえしながら、少しずつ葉の上を動いています。このようすがとてもユーモラスで皆でずっと見ていました。

シロダモの葉にs.jpg
シロダモ(クスノキ科)には生きものがいっぱい

シロダモには、テントウムシ類のサナギや成虫、アカスジキンカメムシ幼虫、ヒメミドリウンカ等、いろいろな生きものがいました。

テントウムシ蛹2種8249s.jpg
 シロジュウシホシテントウ蛹8261s.jpg ナミテントウ蛹8255s.jpg
シロジュウシホシテントウ蛹        ナミテントウ蛹

シロジュウシホシテントウ8505s.jpg ナミテントウ8503s.jpg
シロジュウシホシテントウ 5mm 130523羽化  ナミテントウ 7mm  130524羽化

持ち帰って観察を続けていたサナギ2種、黄色っぽいサナギが羽化したので調べたら、シロジュウシホシテントウと判明。片方の羽の白紋が頭の方から1・3・2・1と並んでいるのが特ちょう。
うす茶色の地に白い
斑紋(はんもん)のあるテントウムシは、シロジュウゴホシテントウとかムーアシロホシテントウとか、にたようなテントウムシがいろいろいますが、白紋の数や並び方がちがっています。このなかまは、うどんこ病菌(きん)を食べます。
ナミテントウのサナギからは、とてもきれいな斑紋のものが羽化しました。
ナミテントウは、サナギが同じもようなのにいろいろなもようの成虫が出るのでおもしろい。

ユズリハの中s.jpg
ユズリハ(トウダイグサ科)にもいろいろな小さな生きものがいた

クワワタカイガラムシcs.jpg ヒラタアブのなかま8063s.jpg
クワワタカイガラムシ(カタカイガラムシ科)6mm     クロヒラタアブ(ハナアブ科)約11mm

ヤゴ調べs.jpg
イトトンボのヤゴだ

池の生きもの調べ。クロスジギンヤンマの羽化殻が5こありました。5月初め頃に羽化したと思われます。ヤブヤンマ幼虫×3、クロイトトンボ幼虫もいました。

ザリガニだよ.jpg クロスジギンヤンマ羽化殻9760s .jpg
アメリカザリガニ、♂かな♀かな?     クロスジギンヤンマの羽化がら

ガとアリcs.jpg ハナアブ幼虫css.jpg
 アリにおそわれているガ         ハナアブのなかまの幼虫 身体約15mm

S.A.隊員の網に入った不気味に動く物体・・・「何コレ?」。シュノーケルのようになっているシッポ(呼吸管)の先を水面に出して呼吸いるとのこと。ハナアブのなかまには、幼虫が水中で育つ(エサは水中の有機物(ゆうきぶつ=落ちばや虫の死がいなど)ものと、陸上で育つ(エサはアブラムシorカイガラムシなど)ものがあります。
いろいろな生きものそれぞれの「今のようす」をのぞくことができた
半日でした。
    
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2013年05月21日

★チョウ イチモンジセセリ 幼虫〜羽化

イチモンジセセリ7871s.jpg
イチモンジセセリ(セセリチョウ科)羽化 130516 窓ガラスにとまっている

イチモンジセセリが羽化した。ギンイチモンジセセリをさがしている途中で見つけた幼虫を持ち帰り飼育していたものだ。夏〜秋には、南の方から集団移動して来るのでどこでも普通に見られるが、東京近辺で越冬(幼虫)して春に出る数は少ない。

イチモンジセセリ幼虫6309cs.jpg
イチモンジセセリ(セセリチョウ科)幼虫 130423 約30mm  ギシギシの葉うら

テントウムシでもいないかな、とギシギシの葉をめくったら、むき出しのイチモンジセセリの幼虫がいてびっくり。この幼虫の食草はイネ科植物なので、なぜこんなところにいたのかわからない。そばにはオギがたくさん生えている。たまたま落ちて、ここで巣を作ろうとしてうまくいかなかったのだろうか?

イチモンジセセリ幼虫の巣6511s.jpg
イチモンジセセリ(セセリチョウ科)の巣 130428

ササとアシの葉を入れておいたら、アシの葉をつづって巣を作り、時々出てきて両種の葉を食べていた。巣も何度か作り変えていたが、やがて食べに出てこなくなり、この巣の中で蛹化(ようか=サナギになる)した。こんなふうに、幼虫はイネの葉を食べ水田を荒らすので、イネツトムシ(ツト=ワラなどたばねてをつつんだもの)と呼ばれ、イネアオムシ(フタオビコヤガ幼虫)と同様農家のきらわれ者だ。

イチモンジセセリ集団2s.jpg
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 100808

3年前、湿地(しっち)のセリの花にイチモンジセセリがたくさん来ていた。早くも南から移動してきた集団だろう。このチョウの集団に出会うと、秋の気配を感じる。

_イチモンジセセリ♂♀s.jpg
イチモンジセセリ(セセリチョウ科)♀♂100912

移動してきた地でも繁殖(はんしょく)するので、11月ごろまであちこちで見かける。
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2013年05月15日

★ハチ チビアメバチのなかまのマユ

チビアメバチsp6904cs.jpg
チビアメバチのなかま(ヒメバチ科)のマユ 約5mm 130429  府中市

ホウネンタワラチビアメバチのマユを見つけるより少し前、同じような場所で不思議なマユを見つけた。ガの幼虫の残骸(ざんがい)が上の方についている。調べたらやはりチビアメバチのなかまのマユだということだけはわかった。<実物は米つぶくらいの感じです>

チビアメバチsp7805s.jpg
チビアメバチのなかま(ヒメバチ科)のマユ 130510   府中市

10日後には黒っぽくなっていた。羽化も近いのだろう。ヒメバチのなかまはとても数が多く、わからないことばかりだどんなハチが出てくるか見たいものだが、たった1個しかないものを持ち帰るわけにもいかない。

  
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