2015年07月08日

★トンボ オナガサナエ

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オナガサナエ♂(サナエトンボ科)体長約62mm 150610

6月の初め、自然観察園でミドリシジミをさがしていると、身体が黒と黄のしまもようのトンボがススキにとまっていた。色どりはオニヤンマ(約100mm)のようだがずっと小ぶりで、胸や背中のもようがちがい、何よりも、シッポの下がわがふくらんでいる(♂のみ)のが特ちょうだ。

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オナガサナエ♂(サナエトンボ科)150610

野川周辺には、サナエトンボのなかまはあまりいないが、コオニヤンマとオナガサナエは毎年観察されている。コオニヤンマは第66回調査会(120722実施)でヤゴが、オナガサナエは第63回調査会(110717実施)第69回調査会(130721実施)で羽化殻(うかがら)が見つかっている。

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オナガサナエ(サナエトンボ科)150610

サナエトンボの名のごとく5月下旬から姿を見せ、真夏が最盛期、9月下旬まで見られるので、夏休みの野川で出会えるかもしれない。
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2015年06月30日

★活動報告 2015第2回ミニ調査会報告

第2回はけの森ミニ調査会 
2015/06/14実施 はけの森2にて  くもり  気温27℃  参加10名

早朝の雨もあがり、くもりがちの日ではありましたが、じっくりと緑地の生きものを観察しました。

朽木の中を見る_0001s.jpg
クワガタいないかな〜

緑地の何ヶ所かには様々な年代の「丸太積み」があります。新しいものも、4〜5年するとボロボロになって、クワガタムシをはじめ、いろいろな生きものの住み家となっています。

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ハサミムシのなかま(マルムネハサミムシ科)成虫とたまご

くち木の中のくぼみに、ハサミムシとそのタマゴがありました。ヒゲジロハサミムシかと思われます。ハサミムシのメスはタマゴを守る性質があるとのこと。

コクワガタ幼虫0019s.jpg コマユバチの繭2192s.jpg
コクワガタ幼虫  サムライコマユバチ(コマユバチ科)のなかまのマユ 約10mm

熱心にくち木の中を調べていたM.I.隊員(小6)と T.I.隊員(小3)がコクワガタの幼虫を見つけました。前回のミニ調査会@(150412実施)でも、3匹見つけています。
「これ何だろう?」とM.K.隊員(小2)が小さなマユをひろってきました。調べたところ、サムライコマユバチ(チョウやガの幼虫に寄生するとても小さなハチ・たくさんの種がある)のなかまのマユでした。

クサカゲロウ幼虫2184s.jpg クロアゲハ♀0012産卵s.jpg
クサカゲロウ(クサカゲロウ科)のなかま幼虫 約4mm

シロダモの葉にはクサカゲロウの幼虫がいました。ゴミをしょって歩いています。

クロアゲハが、カラタチに産卵に来ました。♀は、表翅の赤い紋が大きくきれいです。(♂の表翅はほぼ真っ黒。)

虫捕り0023s.jpg
チョウチョ!
小さな虫!0016s.jpg     ヒキガエルこども3658.jpg
アッ、小さなカエル!        アズマヒキガエル(ヒキガエル科)のこども

第1回ミニ調査会のとき池にたくさんいたオタマジャクシがカエルになって、あちこちでピョンピョンはねていました。身体にはもようがありません。ヒカゲチョウも飛んでいました。

池の生きもの調査0024s.jpg
またザリガニがいたよ!
採ったもの見てる0026s.jpg  ザリガニの子ども0029s.jpg
何匹いるかな〜                  アメリカザリガニのこども
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ヤブヤンマ(ヤンマ科)の羽化がら 50mm

池には、ザリガニのこどもが10匹いました。ヤブヤンマの羽化がらが1つ、セキショウの葉についていました。この時期、いつも見つかるオオアオイトトンボのヤゴは1匹も見つかりませんでした。増えてきたザリガニに食べられてしまったのでしょうか?
9月のミニ調査会Bで成虫が見つかるといいのですが。  



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2015年06月25日

★甲虫 コクワガタが羽化したよ(追記150609・150625あり)

コクワガタ蛹8252s.jpg コクワガタ♀8422s.jpg
コクワガタ(クワガタムシ科)サナギ150517           コクワガタ♀ 150602 約22mm

今年度第1回ミニ調査会(150412実施)では、隊員たちがくち木の中にいるクワガタムシ3(終)令幼虫×3見つけました。何クワガタかな?ということで、3人の隊員が飼(か)ってみることになりました。
S.A.(小1)隊員から、6月2日に成虫が菌糸(きんし)カップの上方に出たきたとの報告と写真が届きました。早めの羽化です。他の隊員が飼っている2匹はまだ羽化していないようです。


追 記 150609

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コクワガタサナギ  150607  35mm

T.O.隊員(小3)から、「今、サナギになっています」との写真が届きました。♀のようです。菌糸ビンで飼っているとのこと。
また、M.I隊員(小6)のところは、「まだ幼虫だけど、黄色くなっているのでもうじきサナギになるだろう」とのこと。自然のくち木で飼っているそうです。

追 記 150625

コクワガタ♀羽化cs.jpg コクワガタ♀cs.jpg
 コクワガタ♀ 150620 羽化したて           コクワガタ♀  150621  28mm

T.O.隊員(小3)から、「6月20日の朝6時に羽化したてを発見、翌日には羽もかわき、元気にしています。色が赤っぽいです」との便りがありました。羽化したてを見ることができてよかったですね!

  




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2015年06月11日

★チョウ ミズイロオナガシジミ

ミズイロオナガシジミ1750s.jpg
ミズイロオナガシジミ♀(シジミチョウ科)開帳約30mm 150528

今年はゼフィルス類の出が早く、5月中旬ごろからアカシジミやウラナミアカシジミを見かけるようになった。下旬には、野川周辺で見られる平地性ゼフィルス4種(記事末の☆印文参照)が出そろい、例年より数も多いようだ。ミズイロオナガシジミは、飛んでいるのは見かけてもなかなか撮影できずにいたのだが、今回は友人の案内により、近くにとまっているのを撮影することができた。

ミズイロオナガシジミ1892s.jpg
ミズイロオナガシジミ♀(シジミチョウ科)  150606

表翅(おもてばね)は、♂も♀地味な黒い色をしている。♂と♀は区別しにくいが、前脚(ぜんきゃく=まえあし)のつま先をバレリーナのようにまっすぐ立てているのが♂、ペタッと地につけているのが♀。

☆平地性ゼフィルス6種のうち、野川周辺には、ミズイロオナガシジミ・アカシジミ・ウラナミアカシジミ・ミドリシジミが生息しています。ミズイロ・アカ・ウラナミの3種の幼虫の食樹はクヌギやコナラなどで、このあたり一帯どこにでもあり、ミドリシジミの幼虫の食樹ハンノキは、観察園にたくさんあります。ミドリシジミが出るのは一足遅く、クリの花が咲く6月中旬頃です。他の2種オオミドリシジミ(食樹はクヌギ・コナラなど)とウラゴマダラシジミ(食樹はイボタノキ)は、かつて生息していた記録があるので、復活を待つところです。(第62回調査会<チョウたちはどこにいる?>110625実施の報告記事より)
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2014年06月30日

★ガ ヒロズコガのなかま幼虫

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ヒロズコガ(ヒロズコガ科)のなかま幼虫   ミノの大きさ約7.5mm  130413

昨年の春、ブロックべいでヒロズミノガを探していたら、ヒロズミノガのすぐそばにちょっと違う形のミノムシがいてびっくり。肉眼では、ゴミか石のかたまりみたいだが、よく見ると小石をつづり合わせたケースだ。前出(140629付記事)のマダラマルハヒロズコガと同じヒロズコガ科に属(ぞく)するガの幼虫だった。ヒロズコガ科に属するガは多く、幼虫はケース(種によって材料は様々)をまとうものが多いとのこと。マダラマルハヒロズコガ幼虫のケースは、形が変わっているし、大きいので人目につきやすいが、多くのヒロズコガのなかまの幼虫は、とても小さく、背景にまぎれているので、気づかれないことが多いようだ。

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ヒロズコガ(ヒロズコガ科)のなかま幼虫  130413

裏がわは、こんなようす。ミノガ科の幼虫のミノとちがって、2枚のフタを合わせたような構造(こうぞう)になっている。

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2014年06月29日

★ガ マダラマルハヒロズコガ幼虫の動画

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マダラマルハヒロズコガ(ヒロズコガ科)幼虫   140629

マダラマルハヒロズコガ幼虫の動画をYouTubeにUPしました。
板塀(いたべい)を上って行くところを下から撮っています。


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2014年06月24日

★ハチのなかま シベリアカタアリ

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シベリアカタアリ(アリ科) 3.5mm  140613 

腹部(ふくぶ)に4つの白い斑(はん)がある小さなアリがいた。見かけたことの無いアリなので調べたらシベリアカタアリと判明。この白い斑は内臓がすけて見えているのだそうで、角度によって見え方がちがう。くち木や枯れ枝に巣を作り、平地〜山地、ほぼ全国に分布しているとのこと。

   
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2014年06月23日

★甲虫 ニイジマチビカミキリ

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ニイジマチビカミキリ(カミキリムシ科) 4mm  140612

はじめはアリかと思った。触角がカミキリムシみたいな形なのでアレ?と思ってルーペでみたら、きれいなもようのカミキリムシだった。ニイジマチビカミキリと判明。普通種だそうだが、あまりに小さいく、珍しいものかと思ってしまいそう。幼虫は、クリやクワの枯れ木をエサとしてるとのこと。カミキリムシも梅雨の時期に羽化するものが多いようだ。

    
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2014年06月15日

★テングチョウ 卵・幼虫・蛹・成虫

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テングチョウ(タテハチョウ科)幼虫  140613 

今年は、各地でテングチョウが大発生しているようだ。野川周辺でも、5月末から相当数飛んでいる。年々発生数がふえているが、今年は特に多い。今までは幼虫を見つけたことがなかったのだが、今年は、野川公園のエノキにいろいろな大きさの幼虫が何匹もいた。頭を持ち上げジッといる格好(かっこう)がユーモラスだ。身体の色は、茶色〜黒まで、いろいろあるようだ。(生息密度(せいそくみつど)が低いと緑色に、高いと茶色っぽくなる、と言われている)

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テングチョウ(タテハチョウ科)産卵  140529

5月末には、庭のエノキにも産卵に来ていた。これも今年初めてのできごとだ。翅(=はね)の色はあせて、いたみもあり、このチョウ特有の突起<下唇髭(かしんしゅ:パルピ)>も欠けている越冬個体だ。

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テングチョウ(タテハチョウ科)卵 高さ約0.8mm 140530

卵はとても小さく、新芽のあたりに産むことが多いようだ。

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テングチョウ(タテハチョウ科)蛹(飼育)長さ約16mm 120521

1昨年飼育したもののサナギ。茶色のものもある。

テングチョウ♀6644s.jpg テングチョウ♂6657s.jpg
テングチョウ♀ 140529                   テングチョウ♂   140529 

5月末に羽化した新成虫。この時期は越冬成虫と新成虫が同時に飛んでいることになる。このチョウの生態は複雑でわかりにくいので、こちらのサイトをご参照ください。

  
   


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2014年06月14日

ヒョウ(雹)と天気雨とカッコウの声

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天気雨の自然観察園(トチノキ) 140613 

昨日(6月13日)午(ひる)過ぎ頃、大粒のヒョウ(雹)が降った。そして雨になった。その後は明るく晴れたので、野川公園へ出かけた。観察園のヤマグリの花は盛りを過ぎ、ムンムンした陽気の中を歩いていると天気雨になった。

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天気雨の自然観察園 140613

光と雨のせいで緑のコントラストが強くなり、見なれた林も高原のようだ。<はけ>上の国際基督教大学の林あたりでカッコウが鳴いていた。久々に聴くなつかしい声だ。

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シマヘビ(ナミヘビ科)   140613

シマヘビが、ゆうゆうと側溝(そっこう)を泳いでいった。

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モンキアワフキ(アワフキムシ科)幼虫の巣  090603

カッコウが渡る頃、「カッコウのツバ<cuckoo-spit>」を見たことありませんか?

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ヒョウ 140613

バラバラと大きな音をたてながら降ったヒョウは、1cm前後のものが多かった。

  
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