2012年06月29日

★チョウ ミドリシジミ

隊員のA.N.君(中3)から、6月24日、野川公園で♂♀両方を目撃撮影したとの情報が届いたので紹介しよう。

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ミドリシジミ♂ 120624 撮影A.N.

ミドリシジミを見つけたのは10時半、木道の脇の下草にとまっていて、最初は黒っぽいシジミに見えました。曇っていたせいか、活動は鈍っていました。蝶が回転しながら動くと、緑の輝きが見えて♂だとわかりました。30秒くらい羽を広げていた後、飛んで行ってしまいました。

ミドリシジミ♀047s.jpg
ミドリシジミ♀ 120624 撮影A.N.

その少し後に♀が降りてきました。♂が居たのとほとんど同じ場所です。こちらは一瞬とまったらすぐ梢に消えてしまいました。表にうっすらと青色が見えるのでB型でしょうか?

ミドリシジミ♂裏s.jpg
ミドリシジミ♂ 120624 撮影A.N.

♂の写真を撮ったのは僕だけでしたが、♀は近くにいらした何人かの方と撮影しました。初めてにして♂の開翅が見られるとはラッキーです。
今シーズン、♂の開翅は、まだ誰も撮れていないとのことです。ほかに、ウラナミアカミズイロオナガもいました。アカシジミがいれば、4種コンプリートなので探したけれど、見つかりませんでした。

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追記

ミドリシジミ♀0733s .jpg
ミドリシジミ♀ 120614 

この写真は6月14日に撮影した♀、表羽の内側に少し青が見えるので、A.N.君撮影の♀と同様B型のようだ。裏羽は、♂と♀、とても似ている。



   
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2012年06月09日

★チョウ ホシミスジ コミスジ

ホシミスジ0294**s.jpg
ホシミスジ(タテハチョウ科) 120602 住宅地内

住宅地の庭にホシミスジがやって来た。東京都内では、奥多摩町と八王子市北部にしか生息していない山地性の種で、多摩東部地区平地には居るはずの無い種だ。
2010.8.29に府中市(武蔵野公園)で初目撃撮影され、その撮影者が所属する野川公園昆虫グループの代表者が、ホシミスジ研究の第一人者福田晴男氏を招いて観察調査した。
成虫の斑紋比較・幼虫のDNA分析を行ったところ、瀬戸内亜種(N.p.setoensis)=関西地区では平地にも生息=であることが判明した。その後も発生を続けているとは聞いていたが、一過性のものと思い、気にとめずにいたところだ。
参考:福田晴男氏の報文 「東京都府中市でホシミスジ瀬戸内亜種が発生」(「月刊むし」2011年4月号)

ホシミスジ裏0369cs.jpg
ホシミスジ(タテハチョウ科)120603 

次の日、野川沿いのユキヤナギ(幼虫の食草)周辺で2頭を見かけたので、武蔵野公園内を巡ってみると、2カ所のユキヤナギ周辺で1頭ずつを見かけた。このチョウの発生は、人の手によるものである可能性大と思われるが、こちらの環境に適応して増えているのだろうか?今後の経緯はどのようになっていくのだろうか?

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コミスジ(タテハチョウ科) 120602

同じ日、同じ住宅地の庭にコミスジもやって来た。ちょっと見はそっくりだが、ホシミスジの方が一まわり大きく、飛び方も似ているがホシミスジの方がゆったりしている。コミスジ幼虫の食草はマメ科。

コミスジ6437s.jpg
コミスジ(タテハチョウ科) 090426

今ではおなじみのチョウだが、20年前ごろは、このあたりではたまにしか見られず、山すそのチョウという印象だった。

ホシミスジとコミスジ 斑紋のちがい

ホシミスジ_0294scs.jpg コミスジ1250ss.jpg
ホシミスジ               コミスジ 
一番上の白いスジがこまかくわかれる  一番上の白いスジは2つにわかれる 

    ホシミスジ裏0867s.jpg     コミスジcs.jpg  
  ホシミスジ                コミスジ 
  後翅の裏に多数の黒点がある       黒点は無い
   
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2011年07月04日

★チョウ ミドリヒョウモン

ミドリヒョウモン2364♀s.jpg
ミドリヒョウモン♀(タテハチョウ科)110628 リョウブ吸蜜

6月5日の調査会の頃はまだ丸いつぼみだったリョウブが花時となり、いろいろな虫が蜜を求めてやってくる。大きめのヒョウモンが飛んで来て表羽を見せたまま吸蜜(きゅうみつ)をはじめた。オオウラギンスジヒョウモンか!と思って激写し、よく調べてみたらミドリヒョウモンのメスだった。

オオウラギンスジヒョウモン♀7421s.jpg
オオウラギンスジヒョウモン♀(タテハチョウ科)101007 トネアザミ吸蜜

こちらはオオウラギンスジヒョウモン、昨年の秋この観察園で撮影したものだ。良く似ている。ミドリヒョウモンもオオウラギンスジヒョウモンも山や高原に多く生息し、秋になると里へ降りて移動してくるものがいる。(これについては、2010年10月10日付記事をご参照下さい)ここ観察園に、ミドリヒョウモンは毎年秋には何頭も現れているが、オオウラギンスジヒョウモンは2008年に初めて見かけ(今まで気づかなかったのかもしれない)、それ以後秋には3年続けて来ている。

ミドリヒョウモン♂表秋9727s.jpg
ミドリヒョウモン♂(タテハチョウ科)090910 タカアザミ

これは一昨年の秋観察園で撮影のミドリヒョウモン♂。羽はいたみ、鱗粉(りんぷん)もだいぶはげている。♂の表羽は黒い4本のスジ(性標)が目立ち、見まちがえることは無い。ミドリヒョウモンには、里降りでやって来るものと、卵か幼虫で越冬してこのあたりで初夏に羽化するものとがある。6月に居るということは、このあたりで羽化した証拠(しょうこ)、オオウラギンスジヒョウモンも秋に産卵はしているので、この地での初羽化かとおどろいたわけだ。

ミドリヒョウモン♀横秋2755s.jpg オオウラギンスジヒョウモン♀横7431s.jpg
ミドリヒョウモン♀ 080911       オオウラギンスジヒョウモン♀ 101007

ヒョウモンのなかまは、飛んでいるとどれも似て見えるが、うら羽はそれぞれにとくちょうがある。ミドリヒョウモンは白い3本のスジが目立ち、オオウラギンスジヒョウモンは、細い1本のスジだけが目立つ。






 
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2011年06月25日

★活動報告 第62回はけの森調査会<チョウたちはどこにいる?>

第62回はけの森調査会<チョウたちはどこにいる?>
11/06/05(日)9:30〜12:00 くもり 気温25℃  参加23名

今年の関東地方は
早くも5月27日に梅雨入りしました。梅雨の晴れ間のこの日、緑いっぱいの野川にそって歩きながら、チョウをはじめいろいろな生きものに出会いました。
小さい写真は、クリックすると大きくなります。

モンシロチョウ♂夏2115s.jpg サトキマダラヒカゲ8911s.jpg
モンシロチョウ♂(シロチョウ科)   サトキマダラヒカゲ(ジャノメチョウ科)

川ぞいの草むらには、2化目(=今年2回目の羽化)のモンシロチョウがチラホラと飛び、林の中にはサトキマダラヒカゲがいました。

モンシロつかまえた!9862*.jpg
モンシロチョウとったよ!

子どもたちは、虫を追いかけて走りまわり、それぞれにいろいろなチョウやトンボなどを採りました。

アカシジミ1423ss .jpg
アカシジミ (シジミチョウ科)110531下見の日撮影

今回の調査会のいちばんの目的は、この季節にだけ飛ぶ<ゼフィルス>と呼ばれるシジミチョウのなかまの観察です。
観察センター西側のナラガシワの上の方にアカシジミがいるのを参加者のMさんが発見。よく見えないので長竿(ながさお)で採ってみようとしたのですが、残念、あざやかなオレンジ色をきらめかせて木の茂みに入ってしまいました。写真は、下見の時、
同じ場所のミカンの木に舞いおりたところです。

ウラナミアカシジミ1534s.jpg
ウラナミアカシジミ(シジミチョウ科)

自然観察園に入りました。木道を行くと、羽化して間もないようなウラナミアカシジミが、ヒトツバハギの葉の上にジッとまっていました。時々向きを変えたり、枝にぶらさがったり、飛び立つ気配もなく、じっくりと観察する事ができました。

ウラナミアカを撮る9866*.jpg
きれいだねー! (皆でウラナミアカシジミに見とれているところ)

平地性ゼフィルス6種のうち、野川周辺には、ミズイロオナガシジミ・アカシジミ・ウラナミアカシジミ・ミドリシジミが生息しています。ミズイロ・アカ・ウラナミの3種の幼虫の食樹はクヌギやコナラなどで、このあたり一帯どこにでもあり、ミドリシジミの幼虫の食樹ハンノキは、観察園にたくさんあります。ミドリシジミが出るのは一足遅く、クリの花が咲く6月中旬頃です。他の2種オオミドリシジミ(食樹はクヌギ・コナラなど)とウラゴマダラシジミ(食樹はイボタノキ)は、かつて生息していた記録があるので、復活を待つところです。
 

コムラサキを採る9869s.jpg
うまくとれるかなー?

観察園の入り口に植えられている若いシダレヤナギの上の方に、コムラサキのメスがとまっているのが見えました。
去年2月の第58回調査会では、この木で越冬している幼虫を見つけました。
この時幼虫を見つけたW君によると、今年の2月にも、この木で3匹の幼虫が越冬していたとのことです。


コムラサキ♀s.jpg アカボシゴマダラ春型1457s.jpg
コムラサキ(タテハチョウ科)    アカボシゴマダラ春型(タテハチョウ科)

観察園の中では、コムラサキやアカボシゴマダラが高い所を飛んでいました。当日は撮影できなかったので、下見の時に撮影したものを載せます。

ニホンカナヘビ1903s.jpg ニホントカゲ1883s.jpg
ニホンカナヘビ(トカゲ科)幼体     ニホントカゲ(トカゲ科)幼体

野川周辺の草むらには、ニホンカナヘビがたくさんいます。ニホントカゲも、石垣などで時々見かけます。ニホントカゲは成体(せいたい=おとな)になると、シッポの青い部分はなくなり、全体茶色になりますが、ヌラヌラと光っているので、カナヘビと区別がつきます。

川に沿って歩くA9874s.jpg 川に沿って歩く@9872s.jpg
わき水広場へ・・・

採ったもの調べ@1001s.jpg
ヘビトンボの幼虫は、孫太郎虫(まごたろうむし)ってよばれていて・・・

わき水広場に到着です。今までに採ったものを皆で見ました。スタッフの説明を聞いたあとは、それぞれに適った場所へ逃がします。コミスジシオカラトンボナミテントウナナホシテントウヘビトンボのなかまエサキモンキツノカメムシ等々。

シロタニガワカゲロウ1558s.jpg
シロタニガワカゲロウ(ヒラタカゲロウ科)12mm

わき水広場では、しばらくの間フリータイム。わき水からの流れのまわりに茂る草には、クモやグンバイムシのなかまなど、小さな生きものがたくさん。
この小川では、シロタニガワカゲロウの幼虫を何度か観察していますが、今回は成虫がシダの葉かげにいました。
よーく見ないと見落としそうな、小さくて弱々しい身体、 幼虫はシッポが3本ですが、成虫は2本でとても長い。フタツメカワゲラの成虫もいました。

採ったもの調べ・サワガニ1023s.jpg
サワガニがいたよ!  まだ小さいね・・・

水の中には、サワガニオニヤンマの幼虫ガガンボの幼虫ニンギョウトビケラの幼虫などがいました。
今回は、陸上のものを中心に観察しましたが、次回第63回調査会(7月17日(日)9:30〜)は、子ども達が大好きな水生昆虫中心の調査会です、野川本流やこのわき水広場の小川で、じっくり水の中の生きものを観察します。

 
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2010年06月30日

★トンボ クロイトトンボ

クロイトトンボ5622s.jpg
クロイトトンボ♂(イトトンボ科)約30mm  100622

住宅地の池に来たクロイトトンボ。幼虫は平地の水草の多い明るい池に育つ。はけの森緑地2ができた当初(とうしょ=はじめごろ)は、まわりの木もあまり茂っていなかったので、このクロイトトンボが池の水草に群れて産卵している光景が見られた。やがて木が茂り池はうす暗くなり、クロイトトンボと入れかわるようにオオアオイトトンボがやって来た。オオアオイトトンボのヤゴは、6月5日のミニ調査会Aでたくさん観察され、今は羽化の最盛期(さいせいき)だ。
クロイトトンボは♂♀がつながったまま水草に産卵し、オオアオイトトンボは池のそばの木の枝に♀単独(たんどく)で産卵する。
クロイトトンボの産卵参考:http://www.jomon.ne.jp/~tomboy/page033.html
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2010年06月23日

★活動報告 2010第2回はけの森ミニ調査会

2010年度第2回はけの森ミニ調査会
10/06/05実施 はけの森2にて  晴れ  気温24℃  参加11


緑地は初夏らしい緑につつまれています。
隊員も初参加の友達も、元気にチョウをおいかけたり、地面や枯れ葉の中、池の中をじっくり観察しました。
希望者は、自家用ハチ宿(
5/30実施の第59回調査会参照)を作りました。

網もって走る6050006s.jpg
アッ、モンシロチョウだ(あとでしらべたらスジグロシロチョウでした)

ハグロトンボ♂未成熟s.jpg
ハグロトンボ未成熟(カワトンボ科)100605

ハグロトンボが出はじめるころです。羽化して日数のたっていない(金緑色がうすい)♂がいました。きれいな川にすむトンボで、夏の野川べりを歩くとたくさん見られます。緑地(野川から200m位)にも時々飛んできます。

地面の虫P6050005s.jpg 何か居る?6050007.jpg
このあなはなんだ?           ようちゅうみたいなのがいるよ

コクワガタ♀5388s.jpg
コクワガタ♀(クワガタムシ科)100605

前回の第1回ミニ調査会(4/12)で、幼虫や成虫♂♀を見つけましたが、今回は別の場所で♀1匹を見つけました。ピカピカの新成虫です。

フタモンアシナガバチの空巣5403s.jpg
ムモンホソアシナガバチ(スズメバチ科)空き巣

T.Y.隊員が見つけたハチの空き巣=地面に落ちていました。去年のもののようです。アシナガバチのなかまは10数種いて、成虫は似(に)たような形をしていますが、それぞれのとくちょうを知れば見分けられます。巣の形もそれぞれにとくちょうがあります。ムモンホソアシナガバチの巣は草の茎(くき)などに、茎にそった方向につくられます。
参考 アシナガバチの巣の見分け方

池P6050016s.jpg

リニューアル後はじめての池調査です。何かいるでしょうか?

オオアオイト5591s.jpg
オオアオイトトンボ若令幼虫(アオイトトンボ科)エラ(シッポ)までふくめ20mm

池には、オオアオイトトンボのヤゴがたくさんいました。水を入れてから2ヶ月たったばかりなのびっくりです。
オオアオイトンボは、秋に池のフチの木の枝に卵を産みつけます。卵のまま越冬して、春、木の上で孵化(ふか)した幼虫(前幼虫)は、水中に落ちるとか土の上に落ちてジャンプして水に入るとのこと(確かめたいものです)。去年の秋、池のフチのセンダンの若木に産卵していたので、その卵が孵化して育ったのでしょう。ボウフラやアカムシも発生しているのでエサもあります。
また、クロスジギンヤンマ♀を見た隊員もいます。6/3に池のスイレンの茎に産卵に来ているのをスタッフが見ています。そのうち、クロスジギンヤンマのヤゴも見つかることでしょう。

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2009年06月30日

★活動報告2009年度 第2回はけの森ミニ調査会

第2回はけの森ミニ調査会
09/06/06実施 はけの森緑地2にて 晴れ&曇り 気温23℃ 参加7名

午前中降ったり止んだりしていた雨は、調査会がはじまる頃にすっかり上がりました。飛んでいるものは少なめでしたが、落ち葉や朽ち木の中でいろいろなものが見つかりました。

コクワほり.jpg
「なかなか出てこないなー。」「この枝をつかってみよう!」

5年前に切りたおされて緑地のすみに積(つ)んであったトチノキの丸太が、ちょうど良く朽(く)ちてきて、いろいろな生きものたちの住みかになっています。木のまわりを調べていると、コクワガタのメスがほんのちょっと顔を出していました。そっとみんなでほりだしてみました。

コクワガタ♀.jpg
コクワガタ♀(クワガタムシ科)

去年成虫になってそのまま木の中で越冬し、ちょうど出て来たところでしょう。
コクワガタ幼虫S.jpg  トチノキ丸太S.jpg
コクワガタ幼虫も見つかりました    2003年秋:トチノキの丸太積み     

アズマヒキガエル.jpg
アズマヒキガエル

朽ち木の奥の方にアズマヒキガエルがジッとしていました。今年生まれた黒い小さな子ガエルたちは、落ち葉の上や木の根元ではねていました。

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ヤブヤンマ♂羽化がら(体長約50mm)

梅の木の幹(みき)についていました。この緑地では、毎年夏にはヤブヤンマの飛ぶのが見られ、池のフチの湿った場所に産卵しているメスを見かけることもあります。名前の通り、木に囲まれた暗めの池で発生します。

ヤゴ観察.jpg

オオアオイトトンボ幼虫終令5644s.jpg
オオアオイトトンボ(アオイトトンボ科)終令幼虫 約30mm


池にはオオアオイトトンボ幼虫11匹(バケツに入れなかったものもあるのでそれ以上)や、アメリカザリガニ幼体1匹などがいました。オオアオイトトンボ成虫は身体が金緑色のきれいなイトトンボで、夏〜秋、この緑地の木陰などでひっそりとしているのを見かけます。

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2009年06月26日

★ガ ニトベミノガ幼虫

ニトベミノガ遠景s.jpg
ニトベミノガ幼虫(ミノガ科)080612

雨上がりの夕暮れ、ヒンヤリとした空気が気持ち良い野川べりを歩いていると、大きなミノムシがブランブランとゆれていた。高い木の枝からとても長い糸をたれて、どんどん地面近くまでおりてきている。サナギになる良い場所をさがしているのだろうか?
ニトベミノガ0311s.jpg
ニトベミノガ幼虫(ミノガ科) 080612

近づいてみると、幼虫があおむけになって、顔を出したりひっこめたりしながら糸をあやつっている。それにしても、どうしてこんなに下の方までおりてきているのだろう?オオミノガに似ているが、大きな葉っぱをヒラヒラと何枚もつけているし、初夏になっても活動しているのはニトベミノガの幼虫だ。成虫は夕〜夜に飛ぶのでほとんど人目につかないが、幼虫はこのあたりの木の枝についているのを時々見かける。

   


 






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2009年06月23日

★セミ・カメムシのなかま ミミズク

ミミズク羽化7686sd.jpg
ミミズク♂(ミミズク科) 体長 14~18mm

観察園の奥は、ナラ類やクマノミズキなどの大木が立ち並び、昼もうす暗い。キショウブの葉うらに小さな虫が、仲良く並んでいる・・・と思ったら、ミミズクが羽化したところだった。(左側は羽化がら)
1.5cmくらいの小さな身体を良く見ると、鳥のミミズクみたいな<耳>をつけたユーモラスな形をしている。メスは<耳>の部分がもっと前へ大きく出ているとのこと。

ミミズク羽化横cs.jpg

植物のしるを吸(す)ってくらすセミやヨコバイ・
アワフキムシなどに近いなかまで、クヌギなどブナ科の木につく。そうめずしいものではないが、目立たないように木にへばりついているので、見つかりにくいと聞いた。
梅雨(つゆ)の晴れ間は、いっせいに虫たちが動きだすので、木や草のかげで思いがけないものに出会うことがある。

posted by はけの森調査隊 at 17:45| Comment(0) | 6月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする