2017年07月31日

★活動報告 第81回はけの森調査会<夏のトンボをさがそう!A>報告

第81回はけの森調査会<夏のトンボをさがそう!A>報告

16/07/16(日)9:30〜12:00  はれ 気温34℃  参加23名
コース:野川公園入り口(二枚橋)〜わき水広場   
ゲスト参加:宮下俊之氏(日本トンボ学会会員)

良い天気になりました。集合場所で待っている間にも、アカボシゴマダラが飛んだり、オオカマキリ幼虫を見つけたり、リュックにきれいなカミキリムシがついていたり(後で調べたところフタオビミドリトラカミキリ)、にぎやかな調査会の始まりです。

川岸虫捕獲0001s.jpg
オッ、つかまえたよ!

川岸の草むらのあちこちに、バッタ類の幼虫(ショウリョウバッタ・オンブバッタ・ツチイナゴ・コバネイナゴ)や、エンマコオロギ幼虫・ヒメギス幼虫等がいました。

コバネイナゴ幼虫0082cs.jpg マメコガネ05095s.jpg
コバネイナゴ(バッタ科)幼虫         マメコガネ(コガネムシ科)    A.K.

バッタの幼虫の中では、コバネイナゴがいちばん多くいました。あちこちに群れているマメコガネは、マメ科植物をはじめ、畑の作物や園芸植物等を食べ荒らすきらわれものです。


採ったー!0004s.jpg

しばらく行くと、トンボやチョウが飛び回っている場所があり、皆夢中でかけ出しました。うまく入ったかな?

シオカラトンボ1560cs.jpg
シオカラトンボ(トンボ科)

一番多く飛んでいたのはシオカラトンボ、少し水のあるところでは、♂に見守られながらの♀の打水産卵のようすを見ることができました。

アカホシゴマダラs.jpg
アカボシゴマダラ(タテハチョウ科)                  T.M.氏撮

夏型のアカボシゴマダラがだいぶ出ています。水枯れの川底で吸水しているところ。

黒いアゲハ3種吸水05096.jpg
クロアゲハ♂×2・カラスアゲハ♂・ナガサキアゲハ            A.K.氏撮

少し先を歩いていたA.K.隊員が、黒いアゲハ類の集団吸水を撮影されました。この季節ならではの貴重な情景です。我々が到着する前に飛んでしまい、数匹の黒いチョウが飛ぶのを遠くに見ただけです。

コオニヤンマ手持ち0084s.jpg
コオニヤンマ(サナエトンボ科) ちょっとコワイな〜〜

やなぎ橋そばのわき水が流れ込んでいる浅瀬ポイントの岸辺で、宮下氏がコオニヤンマをキャッチ。はじめてトンボを持ったT.H.隊員です。

川の生きものさがし0012s.jpg
ヤゴかな〜?

浅瀬ポイントもだいぶ水量が減っていましたが、ホンサナエ中令幼虫×2・コオニヤンマ若令幼虫ギンヤンマ若令幼虫・アメンボ・カワエビのなかま・アメリカザリガニ等を採りました。

ホンサナエ幼虫.jpg ホンサナエs.jpg
ホンサナエ幼虫(サナエトンボ科) T.M.  ホンサナエ♀ 160510              Y.U.

数年前から小金井市内でのホンサナエ記録はありますが、調査隊としては初観察、成虫は幼虫よりもっと稀にしか観察されていません。昨年の5月にスタッフが採った成虫写真を載せます。

ヒラタドロムシ幼虫0086.jpg アメンボ05105s.jpg
ヒラタドロムシ(ヒラタドロムシ科)約10mm アメンボ(アメンボ科)♂♀        A.K.

石にピッタリとくっついている平べったい生きものはヒラタドロムシの幼虫、成虫は黒い甲虫です。

クロコノマチョウs.jpg イオウイロハシリグモ05185.jpg
クロコノマチョウ(タテハチョウ科)幼虫     イオウイロハシリグモ(キシタグモ科)約20mm

自然観察園に入りました。フェンスのウマノスズクサにはジャコウアゲハの終令幼虫がいて、オオシオカラトンボヒメウラナミジャノメ・スジグロシロチョウ・クロアゲハ等が飛んでいました。6月4日の第80回調査会では、ヨシの葉を食べている中令〜終令のクロコノマチョウの幼虫がたくさんいましたが、今回は、その次の世代の若令幼虫が数ヶ所いました。イオウイロハシリグモは大きなクモで、葉の上で獲物をねらっています。

ウスバカゲロウ0090s.jpg ウスバカゲロウ蛹0096s.jpg
ウスバカゲロウ(ウスバカゲロウ科)   ウスバカゲロウ繭(蛹) 約12mm

ベンチの下のアリジゴクの巣を掘っていたR.Y.隊員、S.N.君たちが、土の中にウスバカゲロウの繭を見つけました。この中にサナギが入っています。サナギになってから約2週間くらいで羽化します。

オニヤンマ♂05137cs.jpg
オニヤンマ(オニヤンマ科)   A.K.氏撮

わき水広場で水の中の生きもの調べ。ちょうどオニヤンマ成虫が飛んで来て、しばらくの間とまっていました。

ゴマダラカミキリ0106s.jpg
ゴマダラカミキリ(カミキリムシ科)約30mm

M.I.隊員が見つけたゴマダラカミキリを木の幹に止まらせて撮影。以前は、学校帰りの道すがら見かけたりしたものですが、最近はあまり見かけなくなりました。

水の生きもの調べ0018.jpg
オニヤンマのヤゴは何びきいるかな〜

宮下氏のお話を聞きながら、つかまえたものを皆で見ました。オニヤンマ幼虫×11・サワガニ・ドジョウ等がいました。最後に水の中に戻して調査会は終了です。
虫たちを追いかけて走り回り、様々なものを熱心に見つめる子どもたちは、今年一番の暑さも、ものともしていないようでした。

その他観察したもの

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2017年07月28日

★チョウ カラスアゲハ 成虫・蛹・幼虫

カラスアゲハ♂0061s.jpg
カラスアゲハ(アゲハチョウ科) 170712

野川公園自然観察園内、わき水がしみ出しているうす暗い木陰を黒い蝶が飛び回っていた。目をこらすと、翅がときおり緑色に輝く。カラスアゲハだ!しばらくすると、地面で吸水を始めた。このあたりではたまにしか出会えないチョウ。

カラスアゲハ羽化後9942s.jpg
カラスアゲハ♂ 170703  開帳約100mm 

今年は、何年かぶりに庭のルー(ヘンルーダ)で1令幼虫を見つけた。そのままにしておくと、鳥やハチに食べられてしまいそうなので、取り込んで育て、無事に羽化したところ。
  
カラスアゲハ蛹9715s.jpg
カラスアゲハ蛹 170622 約35mm

飼育ケースに立てておいた木の棒(直径1cm弱)で蛹化。

カラス終令幼虫2050s.jpg
カラスアゲハ終令幼虫 約50mm  170618

幼虫は、頭の部分に霜降り状の白い点々と雲状のスジもようがあるのが特徴。若令の頃から緑色が濃い。庭には、ミカン類やカラタチ、サンショウなどがあり、アゲハの卵や幼虫はあちこちで見つかるが、カラスアゲハの幼虫は、ルーでしか見つけたことがない。この木の独特の匂いと柔らかい葉が好みなのだろうか?飼育は他のミカン科のものでも大丈夫。
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2016年08月28日

★活動報告 第78回はけの森調査会<夏のトンボをさがそう!>報告

第78回はけの森調査会<夏のトンボをさがそう!>報告

16/07/17(日)9:30〜12:00 くもり 気温28℃  参加42名
コース:野川公園入り口(二枚橋)〜わき水広場

夏休み間近の日曜日、虫好きな子どもたちが大勢集まりました。ニイニイゼミがよく鳴いています。

出発0020s.jpg
出発0026cs.jpg
さあしゅっぱつ!

野川の土手は、草刈りされたばかりです。どんな虫に出会えるか、張り切って出発です。

ショウリョウバッタ幼虫(バッタ科)       マメコガネ(コガネムシ科)体長約10mm

草むらにはショウリョウバッタ幼虫やコバネイナゴ幼虫がピョンピョン飛んでいました。枯れ草の中には、コオロギの幼虫がたくさんいました。マメコガネは、ツヤツヤしたかわいい甲虫ですが、マメ科植物やいろいろな作物の葉をを食い荒らすきらわれ者です。

小さなバッタだ!0052s.jpg つかまえた!0093s.jpg
ちっちゃいバッタだ!          ここにいるよ!コオロギかな〜?

トノサマバッタ5640s.jpg
トノサマバッタ(バッタ科)

河原が好きなトノサマバッタ、最近はあまり見かけなくなっていて、久々の登場です。

クワカミキリ0053cs.jpg
クワカミキリ(カミキリムシ科)

クワの木にクワカミキリがいました。クワの木をかじっています。つかまえると、キイキイ鳴きます。

ヒゲコガネ0133s.jpg ヒメギス4757s.jpg
ヒゲコガネ(コガネムシ科) ♂体長約35mm   ヒメギス(キリギリス科)体長約22mm

ヒゲコガネは河原の砂地に住み、♂は触角がフサフサしています。幼虫は土中で根を食べて育ちます。ヒメギスは、全身黒っぽいものもいます。

まとめ大勢0183s.jpg
カミキリムシだ〜、見せて見せて!

ここまでに採ったものを皆で見たあとは、草むらにもどして、次のポイントへ。

川の中0150s.jpg

柳橋と桜橋の間の川に入って、水の中の生きもの調べ。
川の中には、ギンヤンマ幼虫・オニヤンマ幼虫・シロタニガワカゲロウ幼虫・ニンギョウトビケラ幼虫・ヒラタドロムシ幼虫・川エビのなかま等いろいろなものがいました。皆で見たあとは、水にもどして先へ進みます。

アオダイショウ見てる0209s.jpg
アオダイショウ0208s.jpg
アオダイショウ(ヘビ科)
             
自然観察園の中に入りました。木道の下にアオダイショウがいて大さわぎ、ゆっくりと動いていくヘビを、皆でずっと見ていました。

ナナフシだよ4739s.jpg
ナナフシ、いいな〜。

フェンスの外がわについているでナナフシモドキを見つけました。

広場到着_0261s.jpg
わき水広場に到着

草を刈らずに残してあるバッタ広場には、バッタのなかまがたくさんいました。

シオカラトンボ♀5598s.jpg
シオカラトンボ♀(トンボ科)
シオカラ♂未熟0262cs.jpg シオカラトンボ♂1560s.jpg
シオカラトンボ♂未成熟         シオカラトンボ♂成熟 080730

シオカラトンボの♂は、羽化したばかりの頃は黄色っぽい色をしているので、♀と見まちがえそうです。♂にはお腹に出っ張り(=副性器)があります。

抜け殻集め0267s.JPG ニイニイゼミ抜け殻 0264.JPG
ワー、ぬけがらがいっぱいあるよ!    ニイニイゼミのぬけがら 体長約20mm

小川のそばのイロハモミジの幹にニイニイゼミのぬけがらがたくさんついていました。全体にドロがついています。

わき水のところ                サワガニ(サワガニ科)の子ども
オニヤンマ幼虫・ギンヤンマ幼虫     これは何トンボかな〜?

広場の小川には、オニヤンマ幼虫×13・サワガニ×2・フタツメカワゲラ幼虫・フタスジモンカゲロウ幼虫・ガガンボ幼虫等がいました。(写真のギンヤンマ幼虫は本流で採れたもの)
くもりがちの天気だったので、飛んでいる虫はあまりいませんでしたが、草むらや水の中のいろいろな生きものと楽しく遊んだ半日でした。

その他観察したもの

ツバメシジミクロアゲハ・モンシロチョウ・ジャコウアゲハ幼虫・ハグロトンボオオカマキリ幼虫・エンマコオロギ幼虫・クビキリギス幼虫・アオバハゴロモ・ウスバカゲロウ・アオオサムシ(死骸)・アブラゼミぬけがら・アメリカザリガニ等



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2016年07月31日

★トンボ ヤブヤンマが産卵にやって来た

ヤブヤンマ産卵s.jpg
ヤブヤンマ♀(ヤンマ科) 160726

夏の暑い日射しがふり注ぐ昼前、住宅地の小さな池にヤブヤンマがやって来た。池の上を行ったり来たりしていたが、うす暗い池のふちのコケが生えた岩に産卵し始めた。シッポの先を動かして良い場所をさぐりながら何個も産んでいるようだ。水面からやや離れた場所に産卵する特性があり、孵化した幼虫は水に飛び込むとのこと。

ヤブヤンマ♀産卵6007s.jpg
ヤブヤンマ♀(ヤンマ科) 160726

名前のとおり、樹々にかこまれたような池が好きで、はけの森2の池にも毎年来ている。前の記事のマルタンヤンマと同じく、黄昏飛翔(たそがれひしょう)をするヤンマのなかまだ。

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2016年07月26日

★トンボ マルタンヤンマが産卵にやって来た

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マルタンヤンマ♀(ヤンマ科) 体長約80mm 160725

夕方5時頃、住宅地の小さな池に大きな赤いヤンマがやってきた。水草の間を飛び回り、良い場所を見つけると腹を水中にもぐらせて、茎の中に卵を産みつける。(水草の茂みに入り込んでしまうので、産卵するところはうまく撮れなかった)

マルタンヤンマ♀4774s.jpg
マルタンヤンマ♀(ヤンマ科) 160725

黄昏飛翔(たそがれひしょう)をする代表的なヤンマで、日中は木陰などで休息していて、夜明け前や夕方薄暗くなりかけたころに活動(しかも上空を飛ぶ)ので、ひと目につきにくい。この池では、毎年ヤゴが何匹も発生しているが、成虫を見かけることはほとんど無い。
スイレンやセキショウの茎に産卵して行ったので、また来年もここで羽化することだろう。

         090727付マルタンヤンマ


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2015年08月10日

★活動報告 第75回はけの森調査会<オニヤンマをさがそう!>報告

第75回はけの森調査会<オニヤンマをさがそう!>報告

15/07/19(日)9:30〜12:00 晴れ 気温34℃  参加40名
コース:野川公園入り口(二枚橋)〜わき水広場

梅雨明けのとても暑い日となりました。夏休みに入ったばかりの子どもたちは元気いっぱい、草原のバッタやトンボやチョウを追いかけたり、水の中のメダカやエビを網ですくったりして楽しい半日を過ごしました。ニイニイゼミがよく鳴いています。

虫つかまえた!0006s.jpg
バッタの赤ちゃんだよ!

川ぞいの草むらにはショウリョウバッタやオンブバッタやコバネイナゴなどの幼虫がピョンピョンとんでいました。

ショウリョウバッタ幼虫2487cs.jpg
ショウリョウバッタ幼虫(バッタ科)

バッタがいっぱい0003s.jpg 虫カゴに入れる0009.jpg
バッタがいっぱいとれたよ!       にがさないようにね!

コバネイナゴ1063s.jpg
コバネイナゴ幼虫(バッタ科)

歩いて行く0008s.jpg

歩きながらまわりをよーく見ていくと、フェンスのツルや、木の根っこのくぼみなどに、いろいろな生きものがいます。

採ったもの調べs.jpg
なにがとれたかな〜                        (Y.W.撮)

それぞれに採った生きものをみんなで見たあとは、ちょっとなごりおしいけど草むらに逃(に)がします。

川観察はじまりs.jpg
いよいよ川の中へ・・・つめたくてきもちいいな〜          (Y.W.撮)

    川の中にて0030s.jpg
何かなあ?0028s.jpg 水槽にザリガニ0032s.jpg
エビだよ〜               大きなザリガニがとれたよ〜

網のぞいてる0035s.jpg オニヤンマ羽化殻2770s.jpg
なにかはいってるよ!             オニヤンマ羽化がら 45mm

川には、メダカ・ヌマエビのなかま・アメリカザリガニ・ヒラタドロムシ幼虫ニンギョウトビケラ幼虫などがいました。T.O.隊員がオニヤンマの羽化がらを見つけました。

 アブラゼミ羽化0051cs.jpg
アブラゼミ(セミ科)                            

草むらの下の方でアブラゼミが羽化してジッとしているのをT.O.隊員のお父さんが見つけました。羽化したばかりの時は白〜うすみどり色の羽ですが、だんだん茶色になります。このセミは間もなくとび立つことでしょう。

ホシホウジャク幼虫s.jpg ミスジマイマイ3902.jpg
ホシホウジャク幼虫(スズメガ科)約40mm        ミスジマイマイ(オナジマイマイ科)

フェンスのヘクソカズラにいたホシホウジャクの幼虫、お尻にツノが生えている太めのアオムシはほとんどスズメガのなかまの幼虫です。
ミスジマイマイは殻(から)の口が右側にあり、これによく似て殻にあまりスジがなくて口が左側にあるのがヒダリマキマイマイ。

わき水にて0071s.jpg
サワガニだ!
サワガニ0059.jpg オニヤンマ幼虫4681s.jpg
サワガニ                 オニヤンマ幼虫

わき水広場の流れには、オニヤンマ幼虫(小〜中くらい数匹)・シロタニガワカゲロウ幼虫フタスジモンカゲロウ幼虫フタツメカワゲラのなかま幼虫などがいました。

まとめの話0078s.jpg
オニヤンマはおとなになるまで4〜5年もかかるんだよ。

採ったものをみんなで見ながら、まとめのお話を聞き、また水の中にもどして調査会は終了です。暑かったけど、たくさんの生きものに出あえて良かったね!

その他観察したもの
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2015年08月06日

★トンボ モノサシトンボ

モノサシトンボ2626s.jpg
モノサシトンボ♂(モノサシトンボ科)体長約45mm 150721 

住宅地の池にモノサシトンボがやって来た。はけの森緑地2ができて間もない数年間(1995年前後)は時々見かけたが、それ以後この近辺では見かけてることがなかった。腹部にモノサシのような目盛りがある少し大きめのイトトンボ。

参照:夏のトンボ@ (大型トンボ類) 140731付記事  
   夏のトンボA (イトトンボ類) 140809付記事 

モノサシトンボ未熟♂7595.jpg
モノサシトンボ♂(モノサシトンボ科)未熟 140626 練馬区石神井公園

生息地では、初夏の頃、池周辺の樹林地の下草に未熟(みじゅく)個体がひっそりとまっているのを見かける。うすい黄色なので、メスかな?とか思ったりするが、足のスネから下の部分がわずかに広がり白く目立つのが♂の特ちょう。

  
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2014年08月23日

★活動報告 第72回はけの森調査会<もっと知りたい!水辺の生きものA>報告

第72回はけの森調査会<もっと知りたい!水辺の生きものA>報告

14/07/20(日)9:30〜12:00 晴れ 気温30℃  参加32名
コース:野川公園入り口(二枚橋)〜わき水広場

梅雨(つゆ)明け前の不安定な天気が続いていましたが、心配された雨も無く調査会日和(びより)となりました。
夏休みがはじまったばかり、虫好きな子どもたちが大勢参加しました。

ウラギンシジミ♂s0377.jpg アオバハゴロモ7873s.jpg
ウラギンシジミ(シジミチョウ科)  アオバハゴロモ(アオバハゴロモ科)体長約6mm

クリアナアキゾウムシ7200007s.jpg オオスカシバ終令幼虫7200010s.jpg
クリアナアキゾウムシ(ゾウムシ科)        オオスカシバ終令幼虫(スズメガ科)

集合場所の野川公園入口のまわりには虫がいっぱい。早くもいろいろなものを見つけました。

バッタだよs10029.jpg
バッタだ!

オオカマキリ幼7200088s.jpg ショウリョウバッタ幼虫褐色s.jpg
オオカマキリ幼虫                 ショウリョウバッタ幼虫(茶色型)

草むらにはバッタのなかまがたくさんいました。オンブバッタ・ショウリョウバッタ・ヤブキリ・イナゴのなかま・ツユムシのなかまなど。ほとんどのものはまだ幼虫です。成虫とはずいぶんとちがった形をしている幼虫もいます

エノキの根元10021.jpg

エノキの根もとはいつも子どもたちの遊び場、幹(みき)のくぼみの中には虫がかくれていることもあります。

ニイニイゼミ幼虫 s10052.jpg ニイニイゼミ幼虫s10054.jpg
ニイニイゼミ幼虫(生きてる)      木に止まらせました

 ぬけがらかと思ったら、ちゃんと中身(なかみ)が入っています。羽化しようと出てきたのでしょう。木に止まらせました。

虫の説明7200024.jpg

今までにとった生きものをみんなで見て、草むらにはなしました。

第1ポイントで0381s.jpg

やなぎ橋付近の浅瀬(あさせ)になっているところで、水の中の生きものさがし。

カゲロウだよ7200060.jpg
なにをつかまえたの? カゲロウの幼虫だよ

調査隊OBで水生昆虫の研究者T.S.君が来てくださったので、タモあみの使い方や虫の名前などを教えてもらいました。

カワニナ7200123s.jpg ニンギョウトビケラs.jpg
カワニナ(カワニナ科)           ニンギョウトビケラ幼虫(この巣の中にいる)

いるかな?s10081.jpg セミ調べs10069.jpg
これはなにかなあ?          ニイニイゼミの羽のもようは・・・

わき水の流れ10102.jpg

サワガニ7200127s.JPG フタツメカワゲラ幼5282s.jpg
サワガニ(サワガニ科)子ども     フタツメカワゲラのなかま(カワゲラ科)約20mm

わき水広場の小川でも水の中の生きものをさがしました。<はけ>からのわき水が流れ出ているので、きれいな水に住むフタスジモンカゲロウ幼虫やフタツメカワゲラのなかま幼虫サワガニなどがいました。

シロタニガワカゲロウ?亜成虫7768 s.jpg
シロタニガワカゲロウ(ヒラタカゲロウ科)亜成虫

カゲロウのなかまは、幼虫からすぐ成虫にならないで、成虫に近い姿の亜成虫(あせいちゅう)になった後、もう一度脱皮(だっぴ)して成虫になるという特別な変態(へんたい)をします。亜成虫でいるのは半日〜2日くらいのものが多く、飛び方も弱々しい。

コオニヤンマ7200119cs.jpg
コオニヤンマ(サナエトンボ科)

オニヤンマににているけど、目と目の間がはなれています」・・じっくり見るのははじめて、飛び立つまでのしばらくの間、見とれていました。

ヤマトタマムシ7200098s.jpg ヒメウラナミジャノメ0643少隠れcs.jpg
ヤマトタマムシ(タマムシ科)        ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科)

今回は、トンボが少なくヤゴもとれませんでしたが、いろいろバラエティーに富(と)んだ生きものに出会えた半日でした。

☆写真は、特別隊員T.K.氏にご協力をいただきました。





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2014年07月31日

★夏のトンボ@オニヤンマ・コオニヤンマ・ギンヤンマ・ヤブヤンマ・マルタンヤンマ

夏に見られる大型のトンボ、ここ数年間に撮ったものです。

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オニヤンマ♂(オニヤンマ科) 130810
オニヤンマ♀0966s .jpg
オニヤンマ♀(オニヤンマ科) 130715

野川周辺を中心に、たまに街中でもその勇姿(ゆうし)を見ることができる。日本で一番早く飛ぶ(時速60~70km)昆虫と言われていて、なかなか撮影できないが、木陰でジッととまっている時がある。♂と♀はよくにているが、♀は長い産卵管(さんらんかん)がおしりの先から出ているのが特ちょう。ヤゴは夏の観察会でよく観察されている。

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コオニヤンマ♂(サナエトンボ科) 110706

夏の初めごろから野川周辺を飛んでいる。オニヤンマにそっくりなのでコオニヤンマと言う名ががついているが、サナエトンボのなかまで、頭が小さいことと、胸のもようのちがいで見分けられる。ヤゴは全然違う形をしている。

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ヤブヤンマ♂(ヤンマ科) 090720  
ヤブヤンマ♀産卵1109s .jpg
ヤブヤンマ♀(ヤンマ科)産卵 090716

はけの森2の池では、ミニ観察会のたびにヤゴを観察しているが、黄昏飛翔(たそがれひしょう=夕暮れに飛ぶ)をする特性があり、成虫にはたまにしか出会っていない。♀は産卵に来ているときが撮影チャンスだ。

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ギンヤンマ♂(ヤンマ科) 080717  府中市武蔵野の森公園
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ギンヤンマ♀(ヤンマ科)産卵行動  100910

野川周辺では、調節池のため池で時々見られ、ヤゴもたまに観察してるが、野川公園の南にある武蔵野の森公園の池でよく見られる。連結(れんけつ)産卵がふつうだが、この時は単独(たんどく)産卵していた。なお、♀が産卵していたこの池(貫井北町)は、その後水がぬかれてしまい、他のトンボ類もよく来ていたのに残念だ。

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マルタンヤンマ♂(ヤンマ科) 140729   練馬区石神井公園
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マルタンヤンマ♀(ヤンマ科)090626 羽化(羽・胴体の色はまだうすい)(室内撮影)

マルタンヤンマも黄昏飛翔の特性があり、小金井市内でも時々発生しているのに、♂を見ることはできずにいた。石神井公園では、暑い夏の昼間木陰に休んでいる♂が見られるとのことで、友人の案内により、ようやく成虫♂を撮ることができた。小金井近辺では、どこの木陰にいるんだろう?

   


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2014年07月15日

★クロヒカゲ・ヒカゲチョウ

クロヒカゲ0338s.jpg
クロヒカゲ(タテハチョウ科)開帳約50mm  140713

野川公園入口のバードウオッチングコーナーの板塀(べい)に、ひっそりととまっていた濃(こ)い茶色のチョウ、ヒカゲチョウにしては小さめで色が濃いなあと思ってよく見たらクロヒカゲだった。木枠(きわく)のしめったところから吸水しているようだ。小金井周辺では、ヒカゲチョウの方が多くクロヒカゲに出会うことは少ない。

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ヒカゲチョウ(タテハチョウ科)開帳約55mm 140618 石神井公園にて

こちらはヒカゲチョウ。クロヒカゲは年3回、ヒカゲチョウは年2回の発生で、時期は少しずれているが、5月末〜10月頃まで、両種とも、雑木林の周辺などうす暗いところでよく見かける。樹液や熟し過ぎて落ちてしまった果実などが好きだ。

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  クロヒカゲ                                           ヒカゲチョウ

飛んでいると見分けにくいが、クロヒカゲの方が黒っぽく、後翅(こうし=うしろばね)の濃茶のスジが、”く”の字に深くまがっているのがクロヒカゲ。


posted by はけの森調査隊 at 15:15| Comment(0) | 7月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする