2012年01月23日

★チョウ オオムラサキ

オオムラサキ♂3846s .jpg
オオムラサキ♂(タテハチョウ科)開帳約85mm  110728 山梨県北杜市

幼虫に続き、オオムラサキ成虫も紹介しよう。日本の国蝶で、日本全国に分布してはいるが、樹液の出るクヌギやコナラなどがある条件の良い雑木林が必要なので、生息域はかぎられ、東京近郊では数が減ってきている。環境省のレッドリストでは、準絶滅危惧種(じゅんぜつめつきぐしゅ)とされている。
※東京都レッドリストでは、南・西多摩:ランク外 北多摩:情報不足

オオムラサキ♀3694s .jpg
オオムラサキ♀(タテハチョウ科)開帳約100mm  110728 山梨県北杜市 

メスはオスよりひとまわり大きい。エノキの小枝や葉に、30〜60コくらいを並べて産卵する。7月〜8月上旬発生。昨年(2011)は各地で例年より数多く発生し、見られた期間も長かったとのことだ。

オオムラサキ・スズメバチなど3828s.jpg
オオムラサキ・オオスズメバチ・カナブン 110728 山梨県北杜市

クヌギの樹液には、いろいろな昆虫が集まる。
夜はもっとにぎやかになることだろう。

posted by はけの森調査隊 at 09:20| Comment(0) | 7月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月24日

★甲虫 クワカミキリ

クワカミキリ4043s.jpg
クワカミキリ(カミキリムシ科) 体長約40mm   110730

今年は小金井近辺でもクワカミキリをよく見かける。ぐうぜんなのか、今年の傾向(けいこう)なのかはわからないが。がっしりと大きめのカミキリだ。触角(しょっかく)はまだらもよう。


クワカミキリ3666s.jpg
クワカミキリ(カミキリムシ科) 110724

なまえのとおり、クワの木によくいて、クワの枝をかじっている。クワだけでなく、イチジク、ミカン、ビワ等、いろいろなものを食べ、幼虫もそれらの木の中で育つので、ゴマダラカミキリやキボシカミキリ等と同様、農家のきらわれものだ。


クワカミキリ食べてる3676s.jpg
クワカミキリ(カミキリムシ科) 110724

枝はこんなにボロボロになっている。

クワカミキリ・ニセアカシア3959s.jpg
クワカミキリ(カミキリムシ科)  110728 山梨県にて

ニセアカシアも食樹のひとつだ。



posted by はけの森調査隊 at 20:38| Comment(0) | 7月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月21日

★チョウ コチャバネセセリ

コチャバネセセリ♂♀3236s.jpg
コチャバネセセリ♂&♀(セセリチョウ科)110722

夏のはじめごろから8月末ごろまで、野川周辺の草の間を数多く飛んでいる小さなこげ茶色のセセリチョウ。こげ茶色のセセリチョウは、とてもたくさん種類があるが、野川周辺で多く見られるは、イチモンジセセリ・チャバネセセリ・コチャバネセセリで、これら3種の中で一番小さいくかわいい感じのするのがこのコチャバネセセリ。
  
コチャバネセセリ♀3231s.jpg
コチャバネセセリ♀(セセリチョウ科)110722

飛んでいる時は♂と♀とも同じように見えるが、とまったところをみると、♀は前羽の先が♂より丸みを帯(お)び、♀の腹は太く目立つ(他のチョウもたいていの♀の腹は太いが、セセリチョウ科は特によくわかる)。

コチャバネセセリ3051s.jpg
コチャバネセセリ♂(セセリチョウ科)110717

しめった地面に群(む)れて吸水している場面にも良く出会う。110717実施第63回調査会の日も、野川公園入り口の水場のまわりで3〜4匹吸水している姿が見られた。前羽のふちどりの毛が、春型では黄色一色、夏型では黄色と黒のダンダラもようになる。

コチャバネセセリ♀1560s .jpg
コチャバネセセリ♀春型(セセリチョウ科)110605

このあたりでは、春(5〜6月)と夏(7〜8月)の年2回の発生、幼虫の食草は、ササやタケのなかまで、幼虫越冬。110605実施第62回調査会の際には、わき水広場のハルジオンで吸蜜していた。長く飛んでいたのだろう、鱗粉(りんぷん)が落ち、春型の特徴の黄一色のふち毛もほとんど無い。

posted by はけの森調査隊 at 14:14| Comment(2) | 7月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月15日

★活動報告 第63回はけの森調査会<トンボやヤゴはどこにいる?>

第63回はけの森調査会<トンボやヤゴはどこにいる?>
11/07/17(日)9:30〜12:00 晴れ 気温34℃  参加34名
コース:野川公園入り口〜公園内わき水広場


今年の関東地方のつゆ明けは例年より早めの7月9日、その後は暑い日が続き、この日は今年最高の
34℃となりました。その暑さも何のその、子供たちは元気いっぱい、たくさんの生きものに出会いました。
集合場所の野川公園入り口で皆の集まるのを待っている間に、キアシナガバチナナフシモドキ・キボシアオゴミムシ等、早くもいろいろな虫を観察、水飲み場のまわりの湿った地面でコチャバネセセリが何匹もじっと吸水、クロアゲハも時々吸水に来ていました。


☆写真右下( )内のアルファベットは写真協力いただいた方のイニシャルです。 

みずき橋の下s.jpg
エビがいっぱいいるよ!                                       (TK)

はじめのポイントはみずき橋のあたり。いつもは冷たく感じる水も生ぬるくなっています。

オナガサナエ羽化殻s.jpg オナガサナエ♀s.jpg
オナガサナエ羽化殻       オナガサナエ♀(サナエトンボ科)<参考写真>

ヤゴがいる!」と石の上を指さしておどろいているおとうさん、よく見ると背中がわれていて、成虫が出たあとの殻がそのまま残っていたのでした。サナエトンボのなかまの羽化は直立型といって、岩などにつかまってまっすぐ上に向かって出て来ます。(キイロサナエの羽化参照)サナエトンボのなかまは山ぞいの場所に多く見られ、野川ぞいで見られるのは数種です。オナガサナエの成虫は、今回は見られませんでしたが、ほぼ毎年観察されています。

ハグロトンボ幼虫2435s.jpg ハグロトンボ♂1569ss.jpg
ハグロトンボ幼虫            ハグロトンボ(カワトンボ科)

みずき橋の周辺では、 上記掲載の昆虫の他、オナガサナエのヤゴ・シオカラトンボのヤゴと成虫・カワニナ・ミナミヌマエビ・アメリカザリガニ・モツゴ・タモロコ・ヒラタドロムシ成虫、等々を観察しました。

みずき橋〜さくら橋.jpg
こんどはなにがみつかるかなー?

採った生きものをもとにもどして、いろいろなものを見ながら次の場所へ。

ショウリョウバッタ♂s.jpg
ショウリョウバッタ♂(バッタ科)

草むらのあちこちに、ショウリョウバッタがいました。幼虫が多く、成虫になっているものはまだ少なめです。茶色のタイプもいます。

やなぎ橋西側s.jpg
みてみて!なにかはいってるよ!                     (TK)

2ばんめのポイントは、やなぎ橋のあたり。<はけ>からのわき水が流れ込む水路にそって水辺におります。川のフチに生えている草の根もとを、川底の土や小石も一緒にガサガサさぐるのがコツです。

水の中網@.jpg 水の中網B.jpg
アッ、さかなだ!            ウーン、どこにいるのかなー?

T氏魚網s.jpg 水の中網A.jpg
オッ、これは・・・!          ヨーシ、つかまえたぞ!

さくら橋手前で調べs.jpg
いろいろなものがとれたねー                                                                   (TK)

木かげに集まって、皆が採って来たものを調べました。

コオニヤンマヤゴs(S.U).jpg コオニヤンマ2588sc.jpg
コオニヤンマ幼虫 約38mm (SU)     コオニヤンマ(サナエトンボ科)撮影110706

コオニヤンマのヤゴは、平べったくて砂泥(すなどろ)の中などにもぐっていることが多く、見つかりにくいヤゴです。S.T.君のあみに入ってびっくり!成虫はオニヤンマににていますが、ズングリした胴体と小さな頭がとくちょう。夏の野川周辺でよく見られます。
この日も、川岸を飛んだり、杭(くい)にとまっていたりしましたが、ネットインはむずかしかったようです。

ヒラタドロムシ幼虫s.jpg   ヒラタドロムシ成虫(S.U).jpg
ヒラタドロムシ(ヒラタドロムシ科)約10mm   ヒラタドロムシ 約8mm     (SU)

石にピッタリとくっついているふしぎな生きもの、ヒラタドロムシの幼虫です。すこしよごれた水の指標生物(しひょうせいぶつ)。幼虫は毎年観察していますが、成虫は初観察。

ネグロセンブリs(T.T.).jpg ネグロセンブリ8139s.jpg
ネグロセンブリ幼虫(センブリ科) 約15mm(TT)   ネグロセンブリ(参考) 開帳約30mm 

ネグロセンブリはヘビトンボに近い昆虫で、調査隊初観察。幼虫は、とても小さくて他の水生昆虫と見分けにくい。成虫は観察していませんが、参考に、小金井市外で撮った写真を載せます。
やなぎ橋周辺では、上記掲載の昆虫の他、ニンギョウトビケラ幼虫・コガタシマトビケラ幼虫・シロタニガワカゲロウ幼虫・シマアメンボ・タイワンシジミ等を観察しました。

ニイニイゼミ幼虫.(S.U)JPG.JPG ニイニイゼミ羽化s.jpg
 ニイニイゼミ幼虫:柳をのぼっている11:10頃(SU)   羽化していた 12:30頃

3番めのポイントわき水広場へ向かうとちゅう、ヤナギのみきを登って行くニイニイゼミの幼虫を発見。調査会終了後、帰り道に見上げると、すでに羽化していました。

わき水広場の流れs.jpg
サワガニいるかなー                           (TK)

わき水広場の流れは、こんなに暑い日も冷たくて気持ち良い。

ゴマダラチョウ♀3960s.jpg
ゴマダラチョウ♀(タテハチョウ科)

エノキのまわりを飛んでいたゴマダラチョウ、高い枝先にとまりました。タマゴを産みに来たのかもしれません。冬には、この広場に何本かあるエノキのおちばについている幼虫が見つかることがあります。

ニイニイゼミ幼虫穴の中s.jpg オニヤンマ幼虫s.jpg
ニイニイゼミ幼虫            オニヤンマ幼虫 約50mm

地面の穴から顔をのぞかせているニイニイゼミの幼虫もいました。あちこちでニイニイゼミが鳴いていました。この時期はニイニイゼミのシーズン、アブラゼミは1週間位前(7/10ごろ)に羽化がはじまったばかりです。
このわき水の流れの中には、いろいろな大きさのオニヤンマの幼虫がいました。ここは、成虫になるまで3〜5年かかるオニヤンマの大事な生息場所です。

わき水広場集計s.jpg
                                    (TK)

ここで採ったものも皆で観察し、T.T.氏に説明していただいた後、元のところに戻して解散となりました。
ここには、上記掲載の生きものの他、フタスジモンカゲロウ幼虫フタツメカワゲラ幼虫サワガニ、ホトケドジョウ、ガガンボ幼虫アズマヒキガエルなどがいました。
このような豊かな環境(かんきょう)がいつまでも保たれるよう、これからもマナーを守って、生きものたちを調べたり、遊んだり
したいものです。


posted by はけの森調査隊 at 09:03| Comment(2) | 7月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月12日

★セミ・カメムシのなかま アワダチソウグンバイ

アワダチソウグンバイ283s*.jpg
アワダチソウグンバイ(グンバイムシ科)110709 約3mm セイタカアワダチソウ

先月(6/5)実施した調査会の際、野川公園わき水広場のセイタカアワダチソウ(キク科・帰化植物)にたくさんのグンバイムシのなかまが群れていた。後日よく調べようと、拡大写真を撮ってみたら、見た事が無いグンバイムシで、持ち合わせの図鑑には出ていない。これはアヤシイ帰化昆虫かもしれない、とグンバイムシ/セイタカアワダチソウで検索したら、すぐに正体判明。1999年、兵庫県西宮市で発見され、農作物を荒らす新害虫として、各地で警告が出されるほどのきらわれものだった。原産地は北アメリカだが、そこから直接来たのか、他の侵入地から来たかは不明とのこと。

アワダチソウグンバイの口器2761s.jpg
アワダチソウグンバイ(グンバイムシ科) 110708 ヒマワリ

グンバイムシはカメムシのなかまで(カメムシ目)、とがった口を植物につきさして汁をすう。葉には黒っぽい跡(あと)がつく。このアワダチソウグンバイはキク科のヒマワリやヒルガオ科のサツマイモなどにもつく。日本に昔から居るグンバイムシのなかまは、ツツジグンバイとかナシグンバイ等々、たくさんの種類がいる。それぞれの植物に寄生し、どれも似たような形をしていて、すきとおった羽にレース状の翅脈が走っている。昔の武将(ぶしょう)が持った軍配(ぐんばい)に形が似ていることからこの名がついた。

アワダチソウグンバイ横2757sv.jpg
アワダチソウグンバイ(グンバイムシ科)110708 ヒマワリ

上から見るとうすく平べったく見えるが、頭はもりあがっていて、歩く時はずいぶんと身体が持ち上がった感じになる。

セイタカアワダチソウ2847s.jpg
セイタカアワダチソウ(キク科)110712 野川公園わき水広場

その後どうなったかと見に行ってみたら、あいかわらずたくさんついていて、幼虫も生まれていた。6/5の時点では、遠目にはまだきれいな緑色だったのに、こんなに茶色になっていた。農作物にとっては大敵なわけだ。

☆このアワダチソウグンバイについては、自然観察大学ブログとそこに紹介されている<自然観察大学・話のたねのテーブル>をご参照ください。



posted by はけの森調査隊 at 16:34| Comment(0) | 7月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月08日

★チョウ トラフシジミ

トラフシジミ2649s.jpg
トラフシジミ(シジミチョウ科)夏型 110706 リョウブ吸蜜

リョウブにやって来る虫たちの中に、トラフシジミをさがすのが毎年の楽しみだ。白い花に頭をつっこんで吸蜜している茶色とうす茶色のしまもよう(トラもよう)の小さなチョウ。このチョウの幼虫は、マメ科やミズキ科など多種の花のツボミや花・実を食べて育つ。リョウブ(リョウブ科)も食樹のひとつなので、産卵の光景を見かけることもある。

トラフシジミ夏後向s.jpg
トラフシジミ(シジミチョウ科)夏型 080627

表羽は、きれいな青紫(むらさき)色で、飛んでいる時はチラチラと青く見えるが、とまっている時はなかなか羽を開かない。羽をすり合わせている時にちょっとだけ見えた。

d9bc6059.jpg
トラフシジミ(シジミチョウ科)春型  080412 神奈川県  my蝶あるばむ様より転載

サナギで越冬し、4月末〜6月初と6月末〜8月初、の年2回(場所により年1回)の発生。春型と夏型では、裏羽の色がずいぶんとちがい、春型は白っぽく初々(ういうい)しい感じがする。


posted by はけの森調査隊 at 09:09| Comment(0) | 7月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月31日

★トンボ シオカラトンボ

第60回はけの森調査会<箱メガネを作ろう!>で観察したものA

シオカラトンボ♂若令ss.jpg
シオカラトンボ♂(トンボ科)未成熟 100718

春〜秋まで、野川ぞいや水のある所あちこちで見かけるおなじみのトンボ。♂は青、♀は黄色(ムギワラトンボとよばれる)の身体に緑青色の目をしている。♂も羽化してしばらくは黄色い身体なので、♀とまちがえやすいが、♂は腹の所に<出っ張り>があり(交尾の時に♀のシッポをつかまえる)、♀はスルッとしている。この写真ではよく見えないが、シッポの先の形もちがう。

シオカラトンボ・タンデムs.jpg
シオカラトンボ♂♀  100603 

尾つながり、またはタンデムと呼ばれている形。トンボは種類によって求愛や産卵のしかたがちがうが、シオカラトンボはこの状態で空中を飛び気に入った交尾場所を見つけてとまる。

シオカラトンボ交尾s.jpg
シオカラトンボ交尾 100725 小金井市内の池で

毎日、池のまわりを飛び回ったり水草にとまってなわばりをはっていた♂は、ある日やって来た♀をすかさずキャッチ、じきに交尾態勢となった。水辺を歩いていると、この形のまま飛んでいる場面にもよく出会う。はじめの場所が気に入らなかったのか、だれかにじゃまされたのか、安全な場所をさがしているのだろう。

シオカラトンボ産卵ss.jpg
シオカラトンボ産卵 100725 小金井市内の池で

じきにパッとはなれて、♀はいきなり産卵をはじめた。尾で水をはねとばしながら卵を水中に産み落とす。連続打水(れんぞくだすい)産卵とよばれる。オオシオカラトンボは、たいてい♂が見守っているが、シオカラトンボはほとんどの場合単独(たんどく)で産卵する。







posted by はけの森調査隊 at 20:56| Comment(0) | 7月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月30日

★その他の昆虫 フタスジモンカゲロウ幼虫

第60回はけの森調査会<箱メガネを作ろう!>で観察したもの@

フタスジモンカゲロウ幼6291s.jpg
フタスジモンカゲロウ幼虫(モンカゲロウ科)約20mm  100718 水槽内にて撮影

わき水からの流れをさぐっていると網に入った。身体の中ほどのフサフサした部分がエラで、これをたえまなく波のように動かしている。きれいな水にすむカゲロウの幼虫で、川底の砂泥にもぐって生活し、くさったおち葉や生きもののカスを食べている。カゲロウのなかまは、成虫になると何も食べずに、わずかの日数のうちに(その間に交尾・産卵をする)死んでしまう。成虫は今までに見かけたことがあるが、幼虫は調査隊はじめての観察。また、シロタニガワカゲロウ幼虫は、このわき水からの流れや野川本流で毎年観察している。

フタスジモンカゲロウ成虫1.jpgフタスジモンカゲロウ成虫(写真はウェブサイトより)

羽化した成虫♂は川の上を群れ飛び、スーっと上がってはフワフワとおりてくる、をくりかえし、ここに突入して来る♀を♂がつかまえて空中で交尾し、♀は水中に産卵する。1988年に開催された市民講座で、このカゲロウの結婚飛行は<あんがりさんがり>とも呼ばれ、野川公園のフタスジモンカゲロウの飛行は10月半ば頃見られると聞いた。その年はあいにく遭遇できなかったが、翌年の1989/10/13 16:45~17:00 たくさんのカゲロウがあがったりさがったりフワフワと群れ飛び、それは初めて見る、不思議な光景だった。
その後も毎年飛んでいるのだろうか?今年は確認に行ってみようと思っている。

posted by はけの森調査隊 at 21:28| Comment(0) | 7月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月23日

★活動報告 第60回はけの森調査会<箱メガネを作ろう!>

第60回はけの森調査会<箱メガネを作ろう!>
10/7/18(日)9:30〜12:00  晴 気温32℃  参加21名
野川公園入口〜わき水広場


前日の17日に梅雨(つゆ)が明け、夏の日ざしがまぶしい朝となりました。はじめに箱めがねを作り、そのあとは、野川にそって川の中や岸べの生きものを見ながらわき水広場まで、楽しい半日を過ごしました。

オニヤンマ交尾As.jpg オニヤンマ交尾正面ss.jpg
オニヤンマ(オニヤンマ科)交尾 野川公園入口  正面から見たところ

調査会が始まる前の9時10分頃、上空にオニヤンマのカップルが飛んできて高い木の枝先にとまりました。高い所にとまっていたので、よく見えなかった人もいるかもしれません。野川公園を代表するトンボです。

箱メガネができたよs.jpg 箱メガネで見るA.jpg
できた!                何がいるかなー?

空きペットボトル利用の箱メガネ作りはかんたんです。ペットボトルの上と下を切り取り(カッターで少し切れ目を入れ、ハサミで切ると切りやすい)、上のフチをビニールテープで巻き(ギザギザをカバーするため)、下をラップ(なるべく巾広の)でつつみワゴムで止める。持ちあるき用に、ヒモをつけると便利。

水生昆虫の話.jpg
水の中には、いろいろな生きものがいます。石の下にくっついたりしていますよ。

川の中@7180029s.jpg
やなぎ橋付近

ここは浅瀬(あさせ)になっていて、観察しやすく、冷たいわき水も流れこんでいます(写真右側のところが流れ込み口)
  
川の中B7180023s.jpg 川の中A7180026*sjpg.jpg
遠くに見えるのはさくら橋

ニイニイゼミ殻5921s.jpg ヒラタドロムシ幼たてs.jpg
ニイニイゼミのぬけがら         ヒラタドロムシの幼虫

やなぎ橋付近では、水の中:ハグロトンボ幼虫・アメンボ・メダカ・カワエビのなかま・ヒルのなかまなど、陸上:ニイニイゼミ(ぬけがらも)・ハグロトンボ・シオカラトンボなどを観察しました。見つけた生きものは、例年にくらべ(野川夏マップA等を参照)少なめでした。

わき水@s.jpg
わき水広場の流れ

わき水Cs.jpg わき水As.jpg
入ってるかなー?         うもれてしまいそうーー!

わき水Ds.jpg 生きもの見てるs.jpg
小さーい虫みつけた!          ガガンボの幼虫って大きいんだねー

わき水ひろばの流れには、オニヤンマの幼虫フタツメカワゲラの幼虫・フタスジモンカゲロウの幼虫・ホトケドジョウ・ガガンボの幼虫などがいました。箱メガネは、どこでも簡単に作れるので、いろいろな場所でためしてみてください。
☆観察したもののいく種かは、後の記事で紹介します。

posted by はけの森調査隊 at 13:42| Comment(0) | 7月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月30日

★セミ・カメムシのなかま ニイニイゼミ

第57回はけの森調査会 <オニヤンマ・タイコウチをさがそう>で観察したもの(4)09/07/22実施

ニイニイゼミ横2s.jpg
ニイニイゼミ(セミ科)体長(羽の先まで)32〜40mm 090717撮影

ヤナギの幹(みき)で鳴いているところ(下見の日に撮影)。調査会の日もヤナギの幹にとまっているのを発見、隊員のひとりがとび上がって網に入れようとしたが、ちょっと高すぎてとりにがした。アブラゼミより一足先に鳴き出す。小金井では7月9日に初鳴きを聞いた。ジーーーーンとはるか空をおおうような高めの音が聞こえはじめたとき、夏の訪れを実感する。

ニイニイゼミ羽化2s.jpg
ニイニイゼミ羽化(セミ科)060727撮影

野川べりの桜の幹の下の方で羽化していた(3年前の7月撮影)。羽に少し色がつきはじめている。ぬけがらは、小さくて丸っこく、全体にドロがついているのですぐ見分けがつく。調査会の日も2こ見つけた。幼虫は水分の多い土の中に生息し、こねたドロを体ですりつけてすみかの穴の内がわにぬるそうだ。毛深い体をしている。3〜4年で成虫になるとのこと。
posted by はけの森調査隊 at 10:10| Comment(0) | 7月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする