2012年10月16日

★チョウ オオウラギンスジヒョウモン・ミドリヒョウモン・アサギマダラなど

A.N.隊員(中3)から、初秋のチョウ便り2通が届いた。
 
@ 「9/26、天気が少し良くなったので、前から時々行っている立野公園へ行ってきました。狙いはミドリヒョウモンで、4年前くらいに見た場所を思い出して見に行きました。(実は昨日野川公園に行きましたが天気が悪くあまり蝶はいませんでした)
ツマグロヒョウモンに混じって飛ぶヒョウモンを見つけ、ミドリヒョウモンの♂かな?と思い追いかけると、アザミにとまりました。写真を撮るとなんと!オオウラギンスジヒョウモンでした。時期的に早い記録かと思います。また、♂だったのでそれも少し珍しいかもしれません。立野公園にはほとんどアザミがないのに、他の蝶で賑やかなブッドレアには見向きもせず、公園の片隅に咲くアザミに来ていました。
ウラナミシジミ、キタテハなど、チョウは多かったです。」

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オオウラギンスジヒョウモン(タテハチョウ科)120926 練馬区立野公園  A.N.撮影

A 「9/30は野川公園に行ってきました。オオウラギンスジヒョウモン1♀、ミドリヒョウモン3♂3♀、アサギマダラ1♂がいました。アサギマダラは、この辺りで初撮影だったので、感激でした!ウラナミシジミ、イチモンジセセリなども多いですね。ヒメアカタテハ、ウラギンシジミは増えましたが、やや少なめでしょうか。この季節は大好きです!!」

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オオウラギンスジヒョウモン♀(タテハチョウ科) 120930 野川公園 A.N.

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ミドリヒョウモン♀(タテハチョウ科) 120930 野川公園 A.N.
  
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アサギマダラ(タテハチョウ科) 120930 野川公園 A.N. 
  
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ウラナミシジミ(シジミチョウ科) 120925 野川公園 A.N. 

        

  

  
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2012年09月15日

★活動報告 2012第3回ミニ調査会

第3回はけの森ミニ調査会 
2012/09/09実施 はけの森2にて  晴れ  気温32℃  参加6名 

9月に入っても、相変わらずの残暑、はけの森では、アブラゼミやミンミンゼミが鳴き、何種ものトンボが飛び、時おりチョウも飛んで来ていました。


リスアカネ2142cs.jpg
リスアカネ♂(トンボ科)

この時期(8月〜10月)、緑地の池に毎年居すわっているアカトンボがいます。もちろん、新世代に毎年入れかわっているのですが、同じ竹棒に同じようにとまっています。(リスアカネにについては 2010年9月2011年9月ご参照下さい。)オオアオイトトンボもあちこちにいました。

ナガサキアゲハ♀2020s.jpg アゲハ2令幼虫2112s.jpg
ナガサキアゲハ(アゲハチョウ科)   アゲハ(アゲハチョウ科)2令幼虫

カラタチの茂みにナガサキアゲハがフワリとやって来ました。産卵したように見えたのですが卵は見つからず、アゲハの幼虫2匹を発見。2009.9.10実施の第3回ミニ調査会でもナガサキアゲハ♀を観察しています。

まてーっ!P9090009.jpg
まてーっ!

チョウは、アゲハクロアゲハコミスジイチモンジセセリを観察。

キマダラカメムシ終令幼虫2115s.jpg
キマダラカメムシ(カメムシ科)幼虫 15mm カリンの幹

カラタチ・ウメ・カリン等の木に、若令〜終令まで、いろいろな大きさのキマダラカメムシ幼虫を発見。昨年9月にこの緑地ではじめて見かけ、びっくりして調べたところ、東南アジアから帰化したカメムシで、近年まで沖縄・九州にしかいなかったのだが、最近は関東地方でも見られるようになったとのことでした。その時はたった1匹しか見当たらなかったのですが、だいぶ増えているようです。

キマダラカメムシ2098s.jpg
キマダラカメムシ成虫 22mm 120913 ウメの幹

調査会の日は、幼虫しか見あたりませんでしたが、4日後に成虫を発見。幼虫とはずいぶんとちがう形をしています。

コノシメトンボ2028s.jpg
コノシメトンボ♀(トンボ科)

コノシメトンボもリスカネのように、羽の先が黒いので見まちがいやすいのですが、胸のもようがちがい、また♂は胸まで真っ赤になります。(リスアカネは腹だけ)。♀は赤くならず、眉斑(びはん=鼻さきみたいなところにある黒い丸点
)があリ、リスアカネは♂♀両方とも眉斑がありません。

ナツアカネ胸のもよう2037s.jpg リスアカネ胸の模様2036.jpg
ナツアカネ♂(トンボ科)        リスアカ♂(トンボ科)

じっくり胸のもようを観察。この2種は、胸のもようが似ていますが、ナツアカネは羽が全部透明なので、見分けはすぐつきます。

アキアカネ♂胸3253s.jpg
参考:アキアカネ (トンボ科) 中央のスジが先細りに切れる・赤くなるのは腹だけ

アブアラゼミ羽化殻2128s.jpg
アブラゼミ(セミ科)羽化殻 約35mm

毎年とてもたくさんのアブラゼミのぬけがらが見つかります。特に、カヤの木に一番多くついています。

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ツクツクボウシ(セミ科)羽化殻 約25mm

ツクツクボウシのぬけがらも、数は少ないれど、毎年見つかります。

セミのぬけがら調べ9090004s.jpg
セミの羽化がら調べ 「こんなにしみじみ見たの、はじめて・・・」

緑地内のセミのぬけがらを集め、一見似ている<アブラゼミとミンミンゼミ><ツクツクボウシとヒグラシ(これのみ見本に持参した)>を、検索表(けんさくひょう)を使って見分けました。触角が重要ポイントです。
アブラゼミぬけがらはたくさん見つかりましたが、ミンミンゼミぬけがらは1コだけ、ツクツクボウシぬけがらは2コ見つかりました。

ヤゴ調べ9090014s.jpg クロスジギン・ヤブヤンマ幼9090017s.jpg

少しだけ池の生きもの観察をしました。クロスジギンヤンマ(左)とヤブヤンマ(右)1匹ずつを観察。見分けのポイントは、目の形。クロスジギンの羽化の時期の方が早いので、大きさに差があります。
今回は、似ている生きもの達の見分け方をじっくり調べることができ、ミニ調査会ならではの半日でした。


  
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2011年10月09日

★ハチ コクロアナバチ・クロアナバチ

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はけの森緑地2に設置された小さなハチ宿
 110918

昨年の春実施の第59回はけの森調査会<ハチ宿を作ろう!>(100530)では、参加者の皆さんがそれぞれに観察用のハチ宿を作り、家に持ち帰った。観察が続けられていることと思うが、M.I.君が作った2つ目のハチ宿は、緑地のブドウ棚の下につるした。

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コクロアナバチ(アナバチ科)が営巣した竹筒 110918

昨年はこのハチ宿を利用したようすが無かったが、今年9月、1本の竹筒の入り口に枯れ草がつめ込まれているのを発見。誰かがいたずらしたような感じだが、コクロアナバチが利用している竹筒の入り口の特ちょう。いつの間に作ったのだろう?緑地でのこのハチの営巣ははじめてだ。この竹筒の中で育っている幼虫はサナギになって越冬し、来年の6月ごろ羽化する。

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コクロアナバチ(アナバチ科)約20mm  ウェブサイトより

コクロアナバチは、竹筒に枯れ草をつめ、キリギリスやツユムシの幼虫などを狩って幼虫のエサにする。竹筒を利用するハチの多くは、ドロ(それぞれに混ぜているものや質はちがう)で部屋のしきりやふたをする(カバフスジドロバチオオフタオビドロバチなど)。

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クロアナバチ(アナバチ科) 約30mm ウェブサイトより

クロアナバチはコクロアナバチによくにているが、だいぶ大きく(大きい種類のアシナガバチくらい)、真っ黒な身体は目立つ。野川べりの草の間を飛んでいるのを時々目にする。これは土に穴を掘り、キリギリスやクサキリなどを幼虫のエサにする。

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クロアナバチ(アナバチ科) 約30mm  080414 

3年前、あまり使われなくなったゲートボール場にクロアナバチが営巣しているとの情報をいただき、行ってみた。何カ所かにの巣穴があり、成虫が飛んでいた。クサキリ?の幼虫をひっぱって行くところ。

クロアナバチA5309s.jpg
クロアナバチ(アナバチ科)   080414

小さい方の穴が本物の巣で、上の大きい方の穴はにせもの。このハチは、新しい巣を掘ると、巣穴の入り口を土でふさいでから狩りに出かけ、もどってくると、えものをいったん置いて巣穴の入り口を開け、えものを入れ込む。入り口をふさぐために横の土を掘るので、にせものの穴ができるというわけだ。両わきから土をとるので、ふつう合計3コの穴ができるとのことだが、これは合計2コだった。それで、1個だけのにせ巣穴が大きいのだろうか?
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2011年09月28日

★チョウ ヒメアカタテハ

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ヒメアカタテハ(タテハチョウ科)110722

明るく開けた場所が好きなこのチョウ、小金井近辺では、秋に一番多くなるが、春〜晩秋そして冬にも、時々見かける。せまい範囲(はんい)を飛び回っていることが多く、同じ所へもどって来る。越冬は成虫または幼虫。東京都では幼虫越冬と思われていたが近年は最低気温上昇のためか、冬期での成虫観察例が増えている。

ヒメアカタテハ3136s.jpg
ヒメアカタテハ(タテハチョウ科)110720

このチョウは、移動性が強いことで知られている。「夏から秋にかけて、温かい地域から寒い地域に向かってどんどん分布を広げていく、しかし、寒さに弱いので寒冷地では冬越しできない」とのことだ。
近いなかまのアカタテハにも移動性があり、小金井近辺では幼虫は毎年のように見ているのに成虫はほとんど見かけない。環境の好みや移動のパターンがちがうのだろうか。
両種とも、移動についてのくわしいことはわかっていないようだ。
ヒメアカタテハはほとんど全世界に広く分布し、 変異も無いというのがすごい。英語名はpainted Lady(ペインテッド・レディ)

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ヒメアカタテハ幼虫 ヨモギに営巣 (写真はウェブサイトより)

幼虫の食草はキク科のヨモギやハハコグサなどいろいろ。幼虫は、アカタテハと似ているが、たいていは営巣している葉で区別でき、終令ではアカタテハは黄色い部分が目立ち、ヒメアカタテハは赤みを帯びた部分が目立つ。

アカタテハとヒメアカタテハの見分け方

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アカタテハ表              
後羽内側は茶色一色                         

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ヒメアカタテハ
後羽全体にシマもようや斑紋

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アカタテハ

後羽は黒っぽく目立たない網目もよう
前羽に青い小さな3個の斑紋  

ヒメアカタテハ3135大.jpg
ヒメアカタテハ裏

後羽は、白っぽく網目もよう
後羽の目玉もようが目立つ

☆その他、前羽の先の形のちがいや、前羽赤い部分と黒い部分の入り込み具合などよく見くらべてください

posted by はけの森調査隊 at 18:40| Comment(2) | 9月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月26日

★チョウ アカタテハ 幼虫〜蛹〜成虫

アカタテハ幼虫の巣(カラムシ)s.jpg
アカタテハ(タテハチョウ科)幼虫の巣 カラムシに営巣 110905

公園のすみに生えているカラムシ(イラクサ科)の葉が一枚、白い裏(うら)を見せてぶらさがっている。ただの枯れかけた葉にも見えるが、葉っぱがふっくらとつづられていたら、何かが住んでいるしょうこ。


アカタテハ幼虫(カラムシ)4690s.jpg
アカタテハ(タテハチョウ科)終令幼虫 約40mm カラムシに営巣 110905 

すきまからのぞいて見ると、アカタテハの幼虫がいた(頭は下方)。アカタテハの幼虫の食草(樹)はイラクサ科やニレ科で、小さいうちは葉の表面に糸をつづって巣にしているが、中令からは葉を折りたたんで巣を作り、巣にした葉を食べながら、次々に新しい巣を作って成長していく。


アカタテハ蛹4797s.jpg
アカタテハ(タテハチョウ科)サナギ 約25mm カラムシに 110910

葉をつづった巣の中でサナギになっていることが多いが、これはむきだしのままサナギになっていた。サナギの期間は7日前後、アゲハ(2週間前後)より短い。

アカタテハ5713s.jpg
アカタテハ(タテハチョウ科)イヌショウマ吸蜜 111006(入れ替え挿入しました)

成虫で越冬するので、秋おそくまで、また春早くに陽だまりなどで見かける。第1回目の羽化は5〜6月で、その後は、何回か発生をくりかえす。


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アカタテハ(タテハチョウ科)090616  八王子市

小金井近辺では、幼虫は時々見かけるのに、成虫はほとんど見かけたことがない。このチョウは夕暮れに盛んに飛ぶ習性があるとのことだ。交尾も夕方〜夜にかけて行うので、ほとんど観察例が無いそうだ。


posted by はけの森調査隊 at 08:30| Comment(2) | 9月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月14日

★チョウ キタキチョウ・ヒカゲチョウ・キアゲハ幼虫・ツマグロヒョウモン(9月のはけの森)

9月のはけの森2の様子−2

キタキチョウ♀4567s.jpg
キタキチョウ♀(シロチョウ科) 110910

キタキチョウがハギに産卵に来ていた。あちこち飛びまわって何カ所かに産卵、写真の右上の葉にすで産卵された卵がある。♀は白っぽい黄色だが、♂はあざやかな黄色。年に何回も発生し、この時期は特に各所で数多く見かけるチョウだ。
☆従来<キチョウ>とされていたものは、現在は、南西諸島にのみ生息するキチョウ(別名ミナミキチョウ)と、本州以南に広く生息するキタキチョウの2種の分類されている。

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ヒカゲチョウ(別名ナミヒカゲ)(ジャノメチョウ科) 110910

うす暗い林やヤブの中、人家の裏などでも見かけるチョウ。樹液や腐った果物などによく集まる。初夏と秋の2回の発生で、幼虫の食草は、タケやササのなかま。茶色のチョウは、「ガだ」と言われて見向きされないこともあるが、チョウもガも、よく見るとそれぞれに味わい深い。

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ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科) 110910

春から秋まで、各所で見られるチョウ。昨年の第4回ミニ調査会(101106)では、ウメの木につているサナギを発見。幼虫の食草はスミレ各で、緑地内には、タチツボスミレやパピリオナケア(園芸種・野生化)など、数種のスミレがあり、どこかで幼虫が育っているのだろう。

キアゲハ卵4909s.jpg キアゲハ2令幼虫4905s.jpg
キアゲハ(アゲハチョウ科)卵 110910  キアゲハ2令幼虫 約7mm 110910

キアゲハ3令4901s.jpg キアゲハ終令幼虫4916s.jpg
キアゲハ3令幼虫 110910        キアゲハ終令幼虫 約50mm  110910

緑地の一角に植えてあるフェンネルの葉に、1令〜終(5)令幼虫まで、たくさんのキアゲハの幼虫がいた。卵もある。親は何度も産みに来たのだろう。この幼虫たちが羽化したあと、次の世代はサナギで越冬する。

追記
ツマグロヒョウモン前蛹準備5217s.jpg ツマグロヒョウモン蛹5452s.jpg
ツマグロヒョウモン前蛹準備 110924      ツマグロヒョウモン蛹  110929

緑地の草むら、草の茎に身体を固定してぶらさがっている幼虫を見つけた。そばには食痕(=たべあと)のあるタチツボスミレがわずかに残っていた。注意深くさがせば、庭のすみや、道ばたのスミレなどに幼虫がいるかもしれない。
数日後行ってみると、ちゃんとサナギになって、ぶらさがっていた。

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2011年09月11日

★トンボ リスアカネ・マユタテアカネ・オオアオイトトンボ (9月のはけの森)

9月のはけの森2のようす−1

9月3日(土)の第3回ミニ調査会が台風のため中止となったので、1週間後の9月10日(土)の午前中、はけの森緑地2の様子を見に行った。

昨年の第3回ミニ調査会(100904)と同様に、アブラゼミやツクツクボウシが鳴き、ミンミンゼミの声も聞こえていた。残暑とは言えどこか秋めいた日射しの中に、トンボをはじめ、いろいろな生きものが見られた。

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リスアカネ♂(トンボ科) 110910

毎年の秋、池の主のようにずっと竹棒の先にとまっている赤とんぼ。羽の先が黒く、胸までは赤くならないのが特ちょうだ。

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リスアカネ交尾 110910

そこへ♀が飛んで来た、と思ったら♂がすばやくキャッチ、池のフチのイロハモミジの高い所にとまった。ずいぶんと長い間ジッとしたままだ。その後、飛び立ったが、産卵の光景を目にする事はできなかった。

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リスアカネ♂(トンボ科) 110910

なんと、はじめに竹棒にとまっていたリスアカネが交尾をしているスキに、早くも別の個体が同じ竹棒の先にとまった。

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マユタテアカネ♂(トンボ科) 110910

リスアカネ・オオアオイトトンボの2常連に加えて、去年から時々顔を見せるマユタテアカネ。少し小ぶりの赤とんぼで、腹部はあざやかな赤色、羽の先までとうめいだ。♂はシッポの先がそりかえっている。

リスアカネの顔5028.jpg マユタテアカネ顔4894.jpg
リスアカネの顔             マユタテアカネの顔(眉のような班がある)

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オオアイオトトンボ♂(アオイトトンボ科) 110910

はけの森2ではおなじみのオオアオイトトンボも健在だ。池のフチの草や木の茂みの中をのぞくと、フワーッと飛んでいる。10月〜11月ごろには、交尾・産卵の光景を見られるかもしれない。
posted by はけの森調査隊 at 18:10| Comment(2) | 9月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月30日

★トンボ リスアカネ 羽化殻・産卵

リスアカネ羽化殻7240029s.jpg
リスアカネ(トンボ科)羽化殻 100724

7月の終わり頃、はけの森2の池のセキショウに、たくさんのオオアオイトトンボの羽化殻(うかがら)にまじって、アカネのなかまの羽化殻も10コくらいついているのに気がついた。春に池の大そうじをしたので、6月のミニ調査会Aの時たくさんいたオオアオイトトンボの幼虫以外、今年羽化するような幼虫はいないと思いこんでいたのでびっくりした。

リスアカネ羽化殻背正面s.jpg  リスアカネ羽化殻ウラs.jpg  
リスアカネ羽化殻背面      リスアカネ羽化殻腹面 

アカネのなかまの幼虫は似(に)た形をしている。図鑑やトンボ科アカネ属の背棘と側棘などで調べてみると、リスカアカネだった。側(そっきょく=腹の横のトゲ)が2本とも長くあまりまがっていない、下唇(かしん=写真腹面の上の方の部分)に斑紋(はんもん)がたくさんある、等が特ちょう。
         

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リスアカネ連結産卵 090917

リスアカネの成虫は、この緑地ではおなじみのトンボだが、幼虫は今までの調査会では見つかっていない。
昨年の秋、はじめて産卵の場面に出会った。連結(れんけつ)したオスとメスが、池のそばのしめった地面の上を飛び回りながら打空産卵(だくうさんらん)していた。少しずつ場所を変えながら、卵をまきちらし、そのうち単独(たんどく)産卵になった。


リスアカネ♀産卵s.jpg
リスアカネ♀産卵 090917

単独産卵している間、オスはそばを飛びながら見守っていた。

<アカネのなかまはほとんどが卵越冬で乾燥(かんそう)に強い。産卵の形は、種によって連結・見守り単独・単独・それらの組み合わせなどいろいろで、その方法は打空・打水・打泥等、産卵する場所も、水中・水ぎわ・しめった土や草やおち葉の中、といろいろある。そのまま越冬し翌春(よくしゅん)孵化(ふか)する。>

リスアカネは、連結・見守り単独産卵で、水ぎわやおち葉の中、水から少しはなれたしめった場所に産卵する特ちょうがある。
今年羽化したものは、3月末の池リニューアル後、はじめて水が入った(4月はじめ)時点より後に、雨の降った時にでも孵化し、池にたどりついたのだろうか?昨年おそめ(10〜11月)に産卵されたものだったとしても、5〜6ヶ月(150日〜180日)卵でいたことになり、孵化までの日数平均77日(半数孵化)を大はばに越えている。孵化した幼虫(前幼虫)は飛びはねて水にたどりつくとのことだがこれも見たことがない。

☆まだまだよくわからないところがいろいろあるこのトンボ、今はちょうど交尾・産卵の時期です。情報をお寄せください。
posted by はけの森調査隊 at 10:19| Comment(0) | 9月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月12日

★活動報告 2010第3回はけの森ミニ調査会

2010年度第3回はけの森ミニ調査会
10/09/04実施 はけの森2にて  晴れ  気温35℃  参加9名

9月に入っても猛暑が続いています。はけの森2では、あちこちでツクツクボウシやアブラゼミが鳴き、黒いアゲハ類(ナガサキアゲハ・クロアゲハ)が木々の間をぬって飛び、草刈をしたばかりの明るい所には、ツマグロヒョウモン♀が来ていました。

ツクツクボウシs.jpg
ツクツクボウシ(セミ科)100904

ツクツク抜け殻935s.jpg アブラゼミ殻2435s.jpg
ツクツクボウシぬけがら         アブラゼミぬけがら

ぬけがら調べをするときは、触角(しょっかく)も重要なポイント。触角がきちんとついているものを選び、折れないように気をつけて保存しましょう。

カバフスジドロバチs.jpg ナガサキ1令幼s.jpg
カバフスジドロバチ(スズメバチ科) ナガサキアゲハ1令幼虫(アゲハチョウ科)

ハチ宿では、カバフスジドロバチがちょうど竹筒(たけづつ)のフタをぬりあげているところで、そばの竹筒の材をけずりとって材料にまぜているようす。
カラタチの大きな木には、ナガサキアゲハの幼虫が4ひき、カラタチコーナーのカラタチには、アゲハの幼虫や卵がいくつもついていました。

オオアオイトトンボ♀s.jpg リスアカネs.jpg
オオアオイトトンボ♀(アオイトトンボ科) リスアカネ♂(トンボ科)

オオアオイトトンボは、水草のかげや木の枝の中などの間をフワリと飛び、おなじみのリスアカネは緑地のあちこちにとまっていました。去年までは2〜3匹だったのですが、今年は数が増えています。

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ちがう種類のヤゴはいないかなー?

池の中には、クロスジギンヤンマ幼虫、アメリカザリガニがいました。たった1匹見つかったシオカラトンボ(あるいはオオシオカラトンボ)の幼虫は、調べる前にクロスジギンヤンマ幼虫に食べられてしまいました。

クロスジギンヤゴs.jpg
クロスジギンヤンマ幼虫

今年の春〜夏に生まれた幼虫です。全部で25ひきいました。池の水草には、オオアオイトトンボの羽化がらがたくさん、リスアカネの羽化がらも10コくらいついていました。
 
☆今回も、写真については特別隊員T.K氏にご協力いただきました。

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2010年09月08日

★トンボ ショウジョウトンボ・ネキトンボ

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ショウジョウトンボ♂(トンボ科ショウジョウトンボ属)体長約50mm 100906

頭からシッポまで真っ赤な、ちょっと太めのトンボ。夏の頃から早くも赤くなっている。名は、赤い顔と毛を持つ中国の空想上の生きもの猩々(しょうじょう)に由来する。
この日、池の上を飛び回っていたオスは、メス
(うす黄茶色〜うす赤色)が来たかと思うと、パッと連結し、飛びながら交尾したかと思うとすぐにはなれて、メスは打水産卵をはじめた。そのすばやさはおどろきだ。

ショウジョウトンボ正面s.jpg
ショウジョウトンボ

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ネキトンボ♂(トンボ科アカネ属)体長約45mm 100906

ショウジョウトンボの撮影から帰ってきたら、玄関の長ぐつにネキトンボがとまっていた。ショウジョウトンボより少し細めで、褐色の部分の面積も少し違うが、遠くから見たらそっくりだ。ネキは根黄(根元が黄色)の意

ネキトンボ♂s.jpg
ネキトンボ♂

よく見ると、ネキトンボの胸には黒いスジがあり(ショウジョウトンボには無い)、足や縁紋(えんもん=羽のふちにある紋)が黒い。丘陵地(きゅうりょうち)や山間部の木々に囲まれ植生豊かな大きめ池に生息し、このあたりで見かけることは少ない。調査隊では、第42回はけの森調査会(2004/7/21)わき水広場で観察している。

☆ 昨年9月の記事アカトンボ@アカトンボA参照


posted by はけの森調査隊 at 11:45| Comment(0) | 9月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする