2017年10月17日

★ガ ヒメエグリバ羽化

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ヒメエグリバ♀(ヤガ科) 171015 前翅長20mm

ヒメエグリバの幼虫〜蛹までの記事をUPした日の夕方、先に蛹になっていた1匹が羽化して、箱のすみにとまっていた。幼虫が45mmにもなっていたのに、成虫はとても小さい。アカエグリバより模様が複雑で色数が多い。

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ヒメエグリバ♀ 171015

棒の先にとまらせて撮影。成虫は、ブドウ・ナシ等の果汁を吸うので、果物農家のきらわれものになっている。

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ヒメエグリバ♀ 171015

葉にとまらせて撮影しようとしたら、羽ばたきをはじめた。触角が細い線状なので♀とわかった。♂は、櫛歯状とのこと。


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2017年10月14日

★ガ ヒメエグリバ幼虫〜蛹

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ヒメエグリバ若令幼虫@(ヤガ科)12mm 170914  国分寺市

西国分寺駅そばのアオツヅラフジの茂みにヒメエグリバの幼虫がいる、との知らせが知人から届いた。4年前の9月、同じアオツヅラフジを食草としているアカエグリバに偶然出会って以来、幼虫を見つけたいとずっと思っていたところだ。両者の幼虫はだいぶ違っているが、成虫はよく似ているようだ。
早速行ってみたところ、よく茂ったアオツヅラフジの一体どこに居るのか、なかなか見つからなかったが、やがて、ツルの先の方の花が終わった後のようなところにとても小さな1匹を見つけた。その近くにもう1匹居たので、きっと他にもあちこちに居ることと思い、1匹を持ち帰り飼ってみることにした。

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ヒメエグリバ若令幼虫A 15mm 170914  

帰ってから袋を開けてみたら、なんと、エサ用に少し貰ってきた葉に少し大きめの幼虫がついていた。様子を見ていると、大きい方は葉に居ることが多いが、小さい方は相変わらず花柄あたりに居て葉を食べる様子が無い。2〜3日後脱皮して少し大きくなったら、いつも葉のところに居るようになった。生まれてしばらくの間は、花柄付近の何かを食べているのだろうか?

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ヒメエグリバ終令幼虫A 45mm 170926  (右側が頭)

幼虫たちは葉を食べて順調に育ち、20mm位になった頃には赤い斑紋も出てきて、とてもカラフルな姿になった。40mmを超えた頃、そろそろ蛹になりそうなので、飼育箱の底に枯れ葉を敷いた。

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ヒメエグリバ蛹A 170928

9月27日には、飼育箱の中をウロウロしていたが、翌28日の朝見ると、枯れ葉に近い位置にあったアオツヅラフジの葉にくっついて繭ができていた。この中で蛹になるのだろう。 

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ヒメエグリバ@繭を作っている 171001

その4日後、昼間飼育箱の中をウロウロしていたもう1匹の幼虫が夜の8時20分頃、底に敷いてある枯れ葉で繭を作り始めていた。見ていると、少しずつ手前の葉を引き寄せて、少しかじったり、ひっくり返したりして、口から吐く糸でつなぎ合わせていく。40分ほどで、きちんとつづり合わされた繭ができた。

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ヒメエグリバ@繭 171002

写真は翌日昼光で撮ったもの。自然の中ではどのような所でどのような繭を作るのかわからないが、このまま羽化を待つことにしよう。年3〜4化・越冬態は幼虫か成虫、とのことなので、今年中に羽化するのだろうか?

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2017年10月09日

★チョウ オオウラギンスジヒョウモン

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オオウラギンスジヒョウモン(タテハチョウ科)開帳約70mm 171008

秋になると野川周辺にも旅する蝶たちがやって来る。長距離移動で有名なアサギマダラが旅の途中に立ち寄り、草むらは南からやって来るイチモンジセセリチャバネセセリでにぎわう。青い表翅に裏翅の波模様がかわいいウラナミシジミも南方からの訪問者だ。高原に住むオオウラギンスジヒョウモンの中には山から平地へと降りて来るものがいる。今年もトネアザミで吸蜜する1匹の♀を見つけた。毎年、同じルートでやって来るのではないかと思うが実態はわからない。

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オオウラギンスジヒョウモン♀(タテハチョウ科) 171008

アザミやフジバカマの咲く彼岸前後を目安に、9月19日・21日・10月1日に観察園に行ってみたところ、たくさんのツマグロヒョウモンに混じって飛ぶ、里降りらしきミドリヒョウモンを見かけたが、オオウラギンスジヒョウモンは居なかった。今年は来ないのかな〜と半分あきらめていたところだ。

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オオウラギンスジヒョウモン♀(タテハチョウ科) 171008

表翅はミドリヒョウモン♀によく似ているが、後翅裏面は白い部分が多く、白い斑点が線状に連なっているのですぐ見分けがつく。♀は翅の先に白い斑点があり、♂には無い。小金井では未だ♂を見ていない。
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2016年10月27日

はけの森緑地2の池リニューアル

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池そうじ 161013

造園業者さんによるはけの森緑地2の池そうじが行われました。
リニューアルされた池に、水草等を入れ、生きものたちがやって来るのを待ちます。ちなみに、前回のリニューアルは、2010.04.05です。

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2016年10月26日

★チョウ ウラナミシジミ・モンキチョウ・キタテハ等(バッタランドの昆虫A)

野川公園バッタランドには、チョウもたくさん来ていて、秋のチョウ勢ぞろいといった感じだ。

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ウラナミシジミ(シジミチョウ科)<コセンダングサ> 161015

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ヤマトシジミ♂♀(シジミチョウ科) ♂のディスプレイ  161006

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モンキチョウ♂♀(シロチョウ科) 161006

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モンシロチョウ(シロチョウ科)161016

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キタテハ(タテハチョウ科) 161006

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ヒメアカタテハ(タテハチョウ科)161006 ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)

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イチモンジセセリ(セセリチョウ科)161006

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チャバネセセリ(セセリチョウ科)181006<アキノノゲシ>


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2016年10月23日

★バッタのなかま★ハエ・アブのなかま等(バッタランドの昆虫@)


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野川公園バッタランド 161023

野川公園の一角に、通称バッタランドと呼ばれる、草を刈り残した場所がある。バッタ類をはじめいろいろな虫が集まっているので、休日には虫好きの親子連れが楽しそうに虫を追いかけている。長袖長ズボンで草むらに飛びこんでみよう!

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コバネイナゴ(バッタ科)♂約30mm♀約40mm 161016

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ツユムシ(キリギリス科)約35mm  160927

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ハラナガツチバチ♀(ツチバチ科)約30mm 161016  <アキノノゲシ>

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セイヨウミツバチ 13mm <コセンダングサ>      クマバチ 約20mm <キツネノマゴ>

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ホソヒラタアブ(ハナアブ科)約11mm 161016 <アキノノゲシ>

オオハナアブ7301cs.jpg オオカマキリ7444s.jpg
オオハナアブ(ハナアブ科)約14mm              オオカマキリ(カマキリ科)約80mm

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アキアカネ(トンボ科)約40mm 161016

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2015年10月03日

★チョウ ナガサキアゲハ羽化

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ナガサキアゲハ羽化151003

9月20日にサナギになったナガサキアゲハが無事羽化した。飼育箱に入れておいた木の枝で前蛹(ぜんよう)になったのだが、落ちてしまったので、箱に布(古いハンカチ)をしいてそこに置いておいたもの。

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落ちてしまったサナギの保管方法       キアゲハ・ナガサキアゲハのサナギ

落ちてしまったサナギの保管方法は、ヒートン(輪管)を使う等いくつかあるが、この方法が一番簡単でほとんどの場合うまく行く。布をよじのぼって足場にするので、ハンカチくらいの布目(ぬのめ)がいいようだ。
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2014年10月31日

★甲虫 アトワアオゴミムシ

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アトワアオゴミムシ(オサムシ科) 141019  約13mm

おち葉がつまった溝(みぞ)のそうじしていたら、きれいな甲虫が出てきた。調べたところアトワアオゴミムシとわかった。夜行性で昼間は土の中やおち葉の中にいて、肉食とのこと。似たような黄色の紋(もん)があるゴミムシは何種かあるが、黄色い部分がヘリにそって後方全域にのびている(アトワの名の由来)のはこの種だけだ。
  
   
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2013年10月08日

★チョウ ウラギンヒョウモン

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ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科) 130928 フジバカマ

9月中旬〜10月の野川公園観察園は、アザミ類やフジバカマなど秋の花が次々に咲き、おなじみのツマグロヒョウモンキタテハヤマトシジミキタキチョウ等に加え、南や西からやって来たウラナミシジミイチモンジセセリ、南へ行く途中にほんのちょっとだけ立ちよるアサギマダラ(今年は確認していないが、毎年目撃されている)等々、秋のチョウでにぎわう。
 

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ウラギンヒョウモン♀(タテハチョウ科) 131003 ノハラアザミ

どこにでもいるツマグロヒョウモンに混じって、少しちがったヒョウ柄(がら)のチョウがいたら、それは秋になると山や高原から平地に降りてくる別種のヒョウモンチョウのなかまだ。色あせたり、翅がいたんでいるものも多い。10月3日の午後、1頭だけ後翅裏面(こうしりめん=うしろ羽のうらがわ)に白い(銀色)斑紋(はんもん)がたくさんあるチョウがいた。ウラギンヒョウモンだ。ウラに白い丸型の斑紋のあるヒョウモンのなかまは3種あるが、並び方や斑の大きさで区別できる。

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ウラギンヒョウモン♀(タテハチョウ科) 131003

ヒョウモン類の表翅(おもてばね)は、似ているものが多いので、裏翅(うらばね)が見えない時はじっくり図鑑で見くらべないと区別がむずしい。

秋に平地に降りてくるチョウは「里降り個体」と呼ばれ、その代表的なものはオオウラギンスジヒョウモンだ。この公園では2008年以降毎年確認されている。ミドリヒョウモンは、毎年秋になると数を増すが、定着しているものもいるので、
近辺のどこかで夏眠(かみん)していたものが混じっているかもしれない。
ウラギンヒョウモンは、野川周辺では初確認。(近年の小金井周辺での情報としては、「2012年10月小金井公園にて目撃撮影した」との記録がウェブサイト上にある。


「オオウラギンスジヒョウモン・里降り」については、2010.10.10付
記事をご参照下さい。
posted by はけの森調査隊 at 20:59| Comment(0) | 10月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月20日

★その他の昆虫 ニホントビナナフシ・ナナフシモドキ

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ニホントビナナフシトビナナフシ)♀(ナナフシ科)約50mm 111008

コナラの葉にトビナナフシがいた。このあたりでは、ナナフシモドキはよく見かけるが、トビナナフシは今までに1回見ただけだ。林に住み、成虫は夏から秋にかけて見られる。ナナフシのなかまには、オスがまったく見つかっていない種・ほんの少ししか見つかっていない種・北へ行くにつれオスの数が減っていく種などがあり、このトビナナフシは九州より北にはオスがいないそうだ。

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ニホントビナナフシトビナナフシ(ナナフシ科) 111008

背中に羽があるが、少し滑空(かっくう)ができる程度とのこと。しっかり閉じていて見えないが、後羽はきれいなピンク色をしているクヌギ・コナラ・シイなどの葉を食べる。

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ナナフシモドキ(ナナフシ)♀(ナナフシ科)約90mm  クズの葉上   110728

こちらはおなじみのナナフシモドキ。身体の色は緑色〜茶色いろいろ。サクラ・ケヤキ・エノキなどいろいろなものを食べる。ナナフシという名の虫に似ているからモドキ(にせもの・似ている)がついたのではなく、「節がたくさんある枝」=「ナナフシ」に似ている、ということでこの名がついたらしい。通常ナナフシと言えばこれのことで、これによく似た触角が長いエダナナフシというものもいる。(これら2種の和名には妙に矛盾するところがあります、どなたか解明して下さい)

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ナナフシモドキ(ナナフシ)♀幼虫 070524 八王子市裏高尾

春、林のふちの草むらや木の茂みの中などで、細くて小さい、弱々しげな幼虫が見つかる。枝ごと持ち帰って飼ってみよう。エサはサクラやコナラなど身近にある植物で大丈夫成虫になるまで6回脱皮する。足がとれてしまった時も、脱皮するごとに少しずつ再生していくところなどがよくわかる。成虫になると、ケースの中に卵を産みおとす。糞(ふん)と一緒にすてないように!

トビナナフシ卵6172s.jpg ナナフシモドキの卵6034s.jpg
トビナナフシの卵と糞 約2mm 糞約4mm   ナナフシモドキの卵  約4mm 

どちらの卵も、肉眼では植物の種のような小さなツブだが、拡大して見るとそれぞれにおもしろい形をしている。毎日少しずつ地面に産み落とす。ほとんどの場合、単為生殖(たんいせいしょく)といって、オスと交尾せずにメス1匹で卵を産む。


posted by はけの森調査隊 at 09:16| Comment(0) | 10月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする