2012年11月27日

★活動報告 2012第4回ミニ調査会

第4回はけの森ミニ調査会 
2012/11/11実施 はけの森2にて  晴れ  気温15℃  参加7名 

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はけの森緑地2 121111

だいぶ秋めいて、飛び交うものもいないはけの森2ですが、じっくり見ているといろいろな生きものを発見できます。

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なにかいそうだよ!

木の根元をさぐると、クモ類がはい出して来たり、また、コガネムシ類の幼虫などもいました。ウメの木には、シラホシコヤガの空マユがついていました。

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これは虫のたまごかなあ? 

昨年〜昨年、カブトムシの幼虫が見つかった場所(丸太積みがボロボロに朽ちている)はもうエサなるようなものがなくなったのか、カブトムシは見つからず、ハサミムシやサシガメのなかまがいました。

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コミズムシ(ミズムシ科)sp. 約5mm

池の生きもの調べでは、この池では初めてのコミズムシを発見。チョロチョロと元気よく泳ぎ回って、「かわいい、かわいい」とたちまち人気者。このなかまは、風船虫とよばれ、小さな紙切れを入れると、それにつかまって浮き上がって来ると聞いていたので、紙切れを入れて試してみました。はじめ、大きすぎる紙を入れてしまい、少し持ち上げがるところしか観察できずに時間切れとなってしまいましたが、次回見つけたら、もっと小さな紙を入れてゆっくり観察してみようと思っています。
参考 http://kids.tokyo-shoseki.co.jp/kidsap/downloadfr1/htm/err40909/err44132-66.htm

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クロイトトンボ(イトトンボ科)若令幼虫 

クロイトトンボのヤゴも2匹いました。細くてきれいな緑色、とても若いので弱々しい感じです。5月頃羽化します。当日は、オオアオイトトンボのヤゴかと勘違いしてしまいましたが、写真をよく見ると尾鰓(びさい=しっぽ)のもようや頭の形がちがうし、オオアオイトトンボは、卵越冬でした。

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ヤブヤンマ幼虫とクロスジギンヤンマの幼虫、目の形をくらべてみよう

その他、クロスジギンヤンマのヤゴ×2とヤブヤンマのヤゴ×1、ミズムシなどがいました。クロスジギンヤンマは5月はじめごろに、ヤブヤンマは6月はじめごろの羽化、今は大きさがだいぶちがいます。


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2012年11月20日

★チョウ コムラサキ幼虫木を下る

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コムラサキ幼虫(タテハチョウ科)シダレヤナギを下る  121120  14:00頃

野川公園に植えられているシダレヤナギ並木の周辺では、2005年夏以来毎年コムラサキが飛び、2010冬からは毎年幼虫も観察されている。11月にしては暖い(18℃)この日、散歩の途中に、ふと、もう越冬しているだろうか?といつものヤナギに立ち寄ってみたら、ちょうど上の方からおりて来る幼虫がいた。

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コムラサキ幼虫(タテハチョウ科)シダレヤナギを下る 121120

時々立ち止まって木のヒダに身を寄せたり、上向きになったり、ゆっくりゆっくり、いちばん良い越冬場所をさがしながらおりてくる。前日は気温10℃、冷え冷えとした日だった。そろそろおり時、と感じたのだろうか。30分ほどの間に、地上2mあたりから、1mほどおりて来て、まだ移動を続けていた。時間切れとなってしまったので、落ちつき場所は後日確かめに行くつもりだ。

☆春になって、越冬から目覚め木を上るのはいつ頃だろうか?今年の4月2日、J.W.隊員からの報告があった。ご参照ください。
posted by はけの森調査隊 at 22:30| Comment(0) | 11月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月02日

★トンボ アキアカネ ★ガ クロスジフユエダシャクなど

ポカポカ陽気の11月30日は、前の記事で紹介したナミテントウ集団種々のチョウ以外にも、いろいろな生きものに出会った。

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アキアカネ(トンボ科) 111130

アキアカネは、秋おそくまで見られるトンボのひとつ、この日も、日だまりに2匹、ジッととまっていた。

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ホソヒラタアブ♂(ハナアブ科)約10mm ツワブキ 111130 

春早く〜秋おそく(暖かい所では冬でも)まで、よく見かけるハナアブ。大写しになっているが、とても小さなアブで、よく似たなかまが何種もいる。幼虫のエサはアブラムシ(口先でアブラムシを刺して体液を吸収して成長)

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クロスジフユエダシャク(シャクガ科) 開帳約25mm 111130

草の間をチラチラフワフワと飛んでいた。飛んでいる時は、うしろ羽のあわいクリーム色が見えてきれいだ。11月〜12月、雑木林でよく見かける。幼虫の食草はクヌギやコナラ。

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オオカマキリの卵のう ヒトツバハギの枝 111130 

第62回はけの森調査会(110605実施)の際、羽化したばかりのウラナミアカシジミがとまっていたヒトツバハギはすっかり葉を落とし、熟(じゅく)したたくさん実がついていた。その枝にオオカマキリの卵嚢(らんのう)が産みつけられていた。

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2011年12月01日

★チョウ ツマグロヒョウモン・キタテハ・ベニシジミ・ヒメアカタテハ

12月に入ったとたんに寒い日が続いているが、ナミテントウの集団飛翔に出会った11月30日は、陽気にさそわれていろいろな生きものが出て来ていた。
花の少ないこの時期は、ツワブキやキクのなかまなどが咲いている所へ行くと、種々のチョウが集まっていることがある。


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ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) サナギまたは幼虫越冬  111130

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キタテハ(タテハチョウ科) 成虫越冬  111130

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ベニシジミ(シジミチョウ科) 幼虫越冬  111130

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ヒメアカタテハ(タテハチョウ科) 幼虫または成虫越冬  111130
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2011年11月30日

★甲虫 テントウムシ(ナミテントウ)の集団飛翔

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テントウムシ(ナミテントウ)(テントウムシ科)の集団 111130

気温19.5℃、11月末にしてはとても暖かい日だった。野川公園入り口の自動販売機(じどうはんばいき)のまわりを何やらたくさんの虫が飛んでいる。
近づいてみるとテントウムシが群(む)れているのだった。

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テントウムシ 111130 
ナミテントウ赤2匹6506s.jpg ナミテントウ赤3匹6465s.jpg
テントウムシ トイレのかべ  111130   テントウムシ 販売機の土台  111130

あそこにもここにも、まわり中テントウムシだらけ。600〜700匹くらいはいるだろうか?黒地に赤い紋のものがほとんどで、その他いろいろなもようのものがいる。2009年2010年冬期に、トイレの中で越冬している集団を観察しているが、ケタちがいにたくさんのテントウムシ集団だ。

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テントウムシ トイレの外かべ 111130

テントウムシは、秋の終わりのあたたかな日、いっせいに移動して集団で越冬する(ナナホシテントウは集団を作らない)。越冬場所は、木の洞(ほら)や、岩のすきま、民家のかべや天井(てんじょう)のすきまなど。
さて、このテントウムシたちはどこで越冬するのだろうか?
posted by はけの森調査隊 at 22:27| Comment(0) | 11月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月17日

★カメムシのなかま キマダラカメムシ

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キマダラカメムシ終令幼虫(カメムシ科) 15mm  111114

「ヘンなカメムシがいる!」とびっくりしている子供。
「これはキマダラカメムシっていう東南アジアから帰化したカメムシの幼虫だよ。今までは九州や沖縄にしかいなかったんだけど、最近では東京にも現れているんだ。」
これは最近知ったばかりの情報だ。成虫で越冬するとのことだが、まだ幼虫のまま、しかも寒さのためかだいぶ弱っている。サクラ・ナシ・エノキなど20種以上の木の葉や茎(くき)から汁をすって成長するとのこと。

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    キマダラカメムシ若令幼虫 110914 神奈川県にて N.A.氏撮影

今年9月15日、はけの森緑地2に見たことも無い妙なカメムシの幼虫がいた。
調べようと思っていたその日、神奈川県に住む知人から「9月14日、見なれない虫を見かけた・・・キマダラカメムシの幼虫と判明した」との情報が届いた。はけの森にいたものとそっくりなので、知人の写真を掲載させていただく。


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キマダラカメムシ成虫 約20mm  1109 九州にて my蝶あるばむ様より

成虫はまだ見かけていないので、my蝶あるばむ様の写真を転載させていただく。大型のカメムシだ。神奈川県の知人は、その後10/1、太いエノキに20〜30匹ほど幼虫〜成虫を見つけたそうだ。冬、皆さんの家の雨戸のすきまやのき下などにひそんでいるのが見つかるかもしれない。

追記
2012.9.13に、はけの森緑地2で初めて
成虫を見た。第3回ミニ調査会報告(120915付記事)参照。

<倉敷昆虫館>のサイトより
このカメムシは、1770年に長崎で発見された外来種で、近年まで九州と沖縄にしか生息していなかったのですが2000年代に入ってから中国地方へ分布を広げ、2006年からは岡山県でも南部を中心に各所で目撃されるようになり、更には関西地方まで広がったようです。2010年には東京での生息も確認されています。非常に早い速度で東進(北上)しているようですが、これも地球温暖化の影響でしょうか。

 
posted by はけの森調査隊 at 10:50| Comment(6) | 11月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月15日

★自然物工作 発泡スチロール&ロールの芯の土台に木の実を飾る

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ぼくのひみつきち

散歩のとちゅうでひろったドングリや木の枝で、楽しい工作!
発泡(はっぽう)スチロール板と、シールやさんにもらったペーパーの芯(しん)に色をぬり、土台にした。空き箱や荷物のパック材・ラップの芯など、身近にあるもので工夫してみよう。

鳥:ストローブマツの実とススキ バラの花みたいなもの:ヒマラヤスギの実顔を出しているボク:クヌギのドングリと木の枝 その他ケヤキの皮・ヤマブドウのツル・ホップのツル・マテバシイのドングリなど


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土台            横から見たところ

ティッシュボックス利用の工作や、ダンボール利用の工作もご参考に。
posted by はけの森調査隊 at 14:58| Comment(1) | 11月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月13日

★自然物工作 おちばのステンドグラスA

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秋の森 (ミズナラ・オオモミジ・イロハモミジ・イヌブナ・コナラ・ウラジロガシのドングリ)

きれいなおち葉を見つけたら、とうめいなプラ板にはってかざってみよう!
作り方はおちばのステンドグラス@をご覧ください。
posted by はけの森調査隊 at 21:15| Comment(8) | 11月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月19日

★ガ シラホシコヤガ幼虫

シラホシコヤガ幼虫7818s.jpg シラホシコヤガ幼虫7827s.jpg
シラホシコヤガ幼虫7842s.jpg シラホシコヤガs.jpg
シラホシコヤガ幼虫 約8mm 101116   シラホシコヤガ(ヤガ科)成虫 約15mm

11月6日の第4回はけの森ミニ調査会で見つけた空マユはシラホシコヤガのものとわかったが、幼虫で越冬するとのことなので、後日さがしてみた。
コケ(地衣類)の中にまぎれているかと思っていたがなかなか見つからず、コケのかたまりより少しはなれたあちこちで見つかった。本体は半とうめいの弱々しい体をしているとのことだが、コケをつづりあわせて表面をおおっているので体は見えない。撮影した3匹は少しずつちがう形をしているが、3対(つい)の突起(とっき)があるのがとくちょう。
(成虫の写真はウェブサイトより)

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シラホシコヤガ(ヤガ科)空マユ 約10mm 101116

このコケのカバーを利用して5月半ばごろにマユを作り、6月に羽化するとのこと。食草はコケ(地衣類)で、ウメ・スギ・ケヤキなどの木の幹や、岩に生えているコケの間に棲(す)むという何とも不思議な幼虫だ。
来年2/19の定例調査会には幼虫をさがしてみよう。

     

  

   
posted by はけの森調査隊 at 11:22| Comment(0) | 11月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月17日

★活動報告 2010第4回はけの森ミニ調査会

2010年度第4回はけの森ミニ調査会報告
10/11/06実施 はけの森2にて  晴れ  気温19℃  参加5名

あたたかな秋日和(あきびより)となり、明るい日ざしの中、オオアオイトトンボが何匹も飛んでいました。この日は、生きもの観察の他、冬ごしの生きもの観察のためのワラ巻き作業と木の実工作をしました。


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オオアオイトトンボ♂(アオイトトンボ科)101106

このトンボは、春〜夏〜秋までこの緑地で見られ、9月〜11月頃交尾産卵します。090903付記事「オオアオイトトンボ」参照

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これでどうだ!

緑地内の6本の木を選んでワラをまきました。ワラまきのコツは、下の方をキッチリ・上の方は少しゆるめにしばることです。上から入っ虫は、上からは出にくいとのこと。

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シラホシコヤガ(ヤガ科)空まゆ 約10mm 101106

「何コレ?」、隊員のN君がウメの木についているふしぎなものを発見。コケ(地衣類)におおわれたとても小さなマユのようなものがぶらさがっていました。よく見ると、あちこちに同じようなものがついていました。調べたところ、シラホシコヤガという小さなガ(15mm)の空マユだということがわかりました。幼虫で越冬し、6月に羽化するとのこと。(11/17付記事「シラホシコヤガ」参照

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ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)のサナギ

N君、今度は別のウメの木で宝石のようにキラキラ光っているものを発見。光っているのはツマグロヒョウモンのサナギの突起(とっき)でした。幼虫は、緑地内のスミレを食べたあと、このウメの木にのぼってサナギになったのでしょう。こんなに高い所(約2m)についていることはあまりないようです。

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ゾウムシ:胴体はツバキ、目はフウセンカズラ  トンボ:羽はななめ切りの枝

輪切(わぎ)りにした木に、木の実や枝で作った虫をはりつけ、キーホルダーの金具をつけました。

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ワラ巻きのある緑地風景

ワラは、隊員が選んだタイサンボク・アカマツ・ウメ・カキ・カリン・ケヤキの6本にまきました。来年2月19日(土)第61回はけの森調査会で、ワラをはずして中の生きを観察します。どんな生きものが冬越ししているでしょうか?

posted by はけの森調査隊 at 21:07| Comment(0) | 11月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする