2015年02月24日

★セミ・カメムシのなかま クヌギカメムシ・ヘラクヌギカメムシ 卵塊・幼虫

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 クヌギカメムシ(クヌギカメムシ科)卵塊(らんかい) 150219  コナラ

野川公園自然観察センターのレンジャーさんに聞いた場所を探して、ようやく見つかったクヌギカメムシの卵塊(らんかい)コナラの樹皮(じゅひ)のヒダの奥深いところに、ゼリー状の長細いかたまりが5本はりついていた。

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クヌギカメムシ卵塊(らんかい)長さ約15mm   クヌギカメムシ幼虫 150219 

一部はまだ卵のまま、一部には孵化(ふか)したばかりの幼虫がくっついている。孵化後しばらくは、卵を包んでいるゼリー状のものを食べて育ち、3令になると、芽吹き始めた新芽に移動するとのこと。食樹はクヌギ・コナラなどブナ科植物。

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ヘラクヌギカメムシ卵塊(らんかい)150219 長さ35mm・20mm・15mm

よく似たなかまに、ヘラクヌギカメムシとサジクヌギカメムシというのがいて、似たような環境に生息するとのこと。
公園入口のおち葉だまりに落ちていた樹皮の裏側(うらがわ)にヘラクヌギカメムシの卵塊らしきものがついていた。クヌギカメムシは樹幹(じゅかん=木のみき)に産み付けることが多く、ヘラクヌギカメムシははがれかけた樹皮(じゅひ)の裏側など直接見えない場所に産むことが多いとのことで、色や長さもちがっているのでヘラクヌギカメムシかと思われる。
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2015年01月11日

★セミ・カメムシのなかま ヤニサシガメ幼虫 (ワラ巻調べ報告C)

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ヤニサシガメ(サシガメ科)幼虫 約8mm  140317

アカマツに巻いたワラの中にいた。主にアカマツやクロマツの樹上で生活し、樹皮のすき間やわれ目などで、終令幼虫で集団越冬する。幼虫も成虫も小型の昆虫類を食べる。マツカレハの幼虫の天敵なのに、春にワラ巻を燃やしてしまうと、一緒に退治してしまうことになり、また他の生きものもたくさん入っているので、ワラ巻をするところは減っている。

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ヤニサシガメ(サシガメ科)幼虫 約8mm  090221

<ヤニ>と名がついているとおり、樹脂のような物質をまとっているのでベタベタする。近年はこれに似たサシガメのなかまのヨコヅナサシガメを見かけることの方が多い。
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2014年12月22日

★セミ・カメムシのなかま ツヤアオカメムシ(ワラ巻調べ報告A)

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ツヤアオカメムシ(カメムシ科) 約15mm 140317

アカマツに巻いたのワラの中にいた。クワやスギの樹上で生活していて、ミカンやカキなどの果実の汁を吸い、幼虫はスギやヒノキの球果(きゅうか=実)の汁を吸うとのこと。チャバネアオカメムシ・アオクサカメムシ等と共に果樹園を荒らす農業害虫とされている。

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ツヤアオカメムシ(カメムシ科) 約15mm 140317

よく見かけるチャバネアオカメムシやアオクサカメムシに似ているが、全身が緑なのでチャバネと区別でき、アオクサはツヤが無くて、背中に白い点がある。

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 チャバネアオカメムシ (カメムシ科)   アオクサカメムシ(カメムシ科)
     

    




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2014年08月31日

★セミ・カメムシのなかま エサキモンキツノカメムシ

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エサキモンキツノカメムシ♀(ツノカメムシ科)約12mm 卵を守っている 140819

ハナミズキの葉のうらで卵をだいているエサキモンキツノカメムシを見つけた。このカメムシは、卵を産んだあと2令幼虫になるまでジッと子を守り続けるという習性があることで知られている。成虫が落ち葉の下などで越冬しているところを調査会でも観察している。

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エサキモンキツノカメムシ♀ 羽をふるわせて威嚇  140820

撮影していると、こちらの動きに危険を感じたのか、羽をブルブルふるわせて威嚇(いかく=おどす)しだした。こうして敵(き)から子供を守るのだろう。

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エサキモンキツノカメムシ(ツノカメムシ科)1令幼虫を守っている 140826

8月23日に孵化(ふか)して1令幼虫になった。親は、あいかわらず同じ体勢(たいせい)のままだ。

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エサキモンキツノカメムシ2令幼虫  1.2mm 実の長さ10mm 140831 

孵化してから5日後の8月28日の朝、2令になっていた。幼虫たちは相変わらず親に守られたままだったが、次の日はあちこちに散らばり、ハナミズキの実の汁を吸ったり、葉の上でジッとしたりしていた。成虫も幼虫もミズキのなかまや、サンショウのなかまの実を吸う。

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エサキモンキツノカメムシ2令幼虫 140831
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エサキモンキツノカメムシ ♂♀(ツノカメムシ科) 140830

ハナミズキ並木のそばのフェンスにカップルがいた。ハナミズキはカメムシに好まれる樹のようで、そのあたりには、クサギカメムシやアオクサカメムシやキマダラカメムシの成虫がいて、木の幹(みき)や葉のあちこちには卵や卵がらがついていた。
  

  



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2013年09月14日

★セミ・カメムシのなかま アブラゼミとヒヨドリ

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アブラゼミ(セミ科)ヒヨドリにとらえられている 130910

2階の窓の外で、バッシン・バッシン・バタバタと音がするので何事かと思ったら、ヒヨドリがアブラゼミをくわえている。セミを屋根にたたきつけて羽を取ろうとしているらしい。よく見ると、羽もまだしっかり生えていない幼鳥だ。

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アブラゼミ(セミ科)ヒヨドリにとらえられている 130910

くわえたままあっちこっちに飛んでは打ちつけ続け、2階の屋根の上に行ったころには、頭と羽が取れて腹だけになっていた。鳥がセミを食べることはよくあるらしく、木の下にいくつも羽が落ちているのをみかけるが、現場を目撃したのは初めてだ。
posted by はけの森調査隊 at 17:03

2013年08月24日

★セミ・カメムシのなかま ツマグロオオヨコバイ幼虫・成虫

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ツマグロオオヨコバイ終令幼虫(ヨコバイ科) 130823 10mm

ツマグロオオヨコバイの終令幼虫が、セキショウの葉にさかさまに止まってジッとしていた。朝から晩までいつ見てもそこにいて、おしりからプッとシャボン玉のように排泄物(はいせつぶつ=おしっこ)を出している。出たとたんにはじけ、次から次へ、5~8秒くらいの間かくでほとんど一日中、草の汁を吸いながら、余分なものを出し続けている。

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ツマグロオオヨコバイ(ヨコバイ科) 130824  体長12mm

子どもたちからバナナムシと呼ばれて親しまれているこの虫は、成虫越冬して6月ごろまで見られるので、年中いるような感じだが、8〜9月が羽化の時期だ。羽化した成虫は翌春に交尾・産卵し、白い小さな幼虫から何度か脱皮してようやく8月ごろ黄色い終令幼虫になる。成虫も植物の汁を吸っておしっこ出すので、雨でも無いのに葉っぱに水たまりができていたりする。
  

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2013年02月01日

★セミ・カメムシのなかま ナカボシカメムシ

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ナカボシカメムシ(カメムシ科) 130201 9mm

はがれかけたケヤキの樹皮(じゅひ)の内がわに、見なれないきれいなカメムシがいた。調べたところ、秋・夏はクヌギやコナラなどの樹上で生活していて、冬は樹皮下で越冬するとのこと。冬は、普段観察しにくいようなところにいるものが見られる良いチャンスだ。

ナカボシカメムシ.jpg  活動期は、体色が赤いとのこと。

 参考:ウエブサイトから拝借した写真
      070426撮影








  

 
posted by はけの森調査隊 at 16:44

2013年01月30日

★セミ・カメムシのなかま コミミズク幼虫

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コミミズク幼虫(ミミズク科) 130127 10mm

公園の看板裏にピッタリとくっついている小さな虫は、いつか出会いたい、と思っていたコミミズクの幼虫だ。鳥にもフクロウ科のコミミズク<小耳木菟>というがいるが、こちらは<小耳蝉>と書き、ヨコバイに近いなかま。シラカシやクヌギなどブナ科の植物の汁を吸う。5月に成虫になる。

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コミミズク幼虫(ミミズク科) 130127

横から見たらこんな格好(かっこう)。目がどこにあるかわかるでしょうか?
モゾモゾと少し動いた。後足がやけに太い、これでジャンプして姿をくらますらしい。忍者のようだ。シラカシなどの枝にはりついていることが多いそうだ。
同じミミズク科のミミズク成虫には2009年6月に出会っている。ミミズクは成虫越冬。
  
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2012年05月31日

★セミ・カメムシのなかま アカスジキンカメムシ

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アカスジキンカメムシ(キンカメムシ科)18mm  120530 ヤブマオの葉上

ヤブマオ(イラクサ科)の葉に、ジッととまっていた。カメムシのなかまは地味なものが多いが、このアカスジキンカメが属するキンカメムシ科のカメムシは派手(はで)なものが多い。南方系のものなので、このあたりでふつうに見られるのはこの1種だけだ。

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アカスジキンカメムシ(キンカメムシ科) 120530 ヤブマオの葉上

横から見るとこんな感じ。背中がもり上がっている。

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アカスジキンカメムシ(キンカメムシ科) 120530 ミゾソバの葉上

今はちょうど羽化の時期のようだ。うすぐらい樹林地の下草で、羽化殻のそばにいる成虫を見つけた。羽化する際、何かの不具合で身体の一部分がつながったままになってしまっらしく、気の毒な状態になっている。

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アカスジキンカメムシ終令幼虫(キンカメムシ科)13mm 120530 ミゾソバの葉上

羽化の近そうな終令幼虫もいた。幼虫も成虫もハンノキやミズキなど、さまざまな植物の実を吸う。葉がボロボロに食べられているが、これは別の虫のしわざ。落ち葉の下や木の皮の間などで終令幼虫で越冬する。幼虫はよく見かけるが、成虫を見かける機会は少ないので、今が観察時だ。

  
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2011年08月30日

★セミ・カメムシのなかま エビイロカメムシ

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エビイロカメムシ(カメムシ科)約15mm 110804

8月の初めごろ、野川ぞいのオギ原に、見たことも無いヘンな虫がいた。オギやそのまわりの葉っぱにピタッとくっついてじっとしている。調べてみたら、エビイロカメムシの幼虫だった。

エビイロカメムシ4502ss.jpg
エビイロカメムシ(カメムシ科)約17mm   110829

8月末、様子を見に行くと、成虫になっていて、やはりあちこちのオギの葉っぱにくっついていてほとんど動かない。写真を撮っていたらお尻からおしっこのようなものシュッと出した。おどろかすと出す習性があるらしい。成虫越冬で、幼虫も成虫もススキやオギの汁(しる)を吸って生きている。

posted by はけの森調査隊 at 15:13

2011年07月12日

★セミ・カメムシのなかま アワダチソウグンバイ

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アワダチソウグンバイ(グンバイムシ科)110709 約3mm セイタカアワダチソウ

先月(6/5)実施した調査会の際、野川公園わき水広場のセイタカアワダチソウ(キク科・帰化植物)にたくさんのグンバイムシのなかまが群れていた。後日よく調べようと、拡大写真を撮ってみたら、見た事が無いグンバイムシで、持ち合わせの図鑑には出ていない。これはアヤシイ帰化昆虫かもしれない、とグンバイムシ/セイタカアワダチソウで検索したら、すぐに正体判明。1999年、兵庫県西宮市で発見され、農作物を荒らす新害虫として、各地で警告が出されるほどのきらわれものだった。原産地は北アメリカだが、そこから直接来たのか、他の侵入地から来たかは不明とのこと。

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アワダチソウグンバイ(グンバイムシ科) 110708 ヒマワリ

グンバイムシはカメムシのなかまで(カメムシ目)、とがった口を植物につきさして汁をすう。葉には黒っぽい跡(あと)がつく。このアワダチソウグンバイはキク科のヒマワリやヒルガオ科のサツマイモなどにもつく。日本に昔から居るグンバイムシのなかまは、ツツジグンバイとかナシグンバイ等々、たくさんの種類がいる。それぞれの植物に寄生し、どれも似たような形をしていて、すきとおった羽にレース状の翅脈が走っている。昔の武将(ぶしょう)が持った軍配(ぐんばい)に形が似ていることからこの名がついた。

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アワダチソウグンバイ(グンバイムシ科)110708 ヒマワリ

上から見るとうすく平べったく見えるが、頭はもりあがっていて、歩く時はずいぶんと身体が持ち上がった感じになる。

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セイタカアワダチソウ(キク科)110712 野川公園わき水広場

その後どうなったかと見に行ってみたら、あいかわらずたくさんついていて、幼虫も生まれていた。6/5の時点では、遠目にはまだきれいな緑色だったのに、こんなに茶色になっていた。農作物にとっては大敵なわけだ。

☆このアワダチソウグンバイについては、自然観察大学ブログとそこに紹介されている<自然観察大学・話のたねのテーブル>をご参照ください。



posted by はけの森調査隊 at 16:34

2010年03月07日

★セミ・カメムシのなかま エサキモンキツノカメムシ・ヨコヅナサシガメ幼虫

第58回はけの森調査会<オサムシをさがそう>で観察したもの(3)10/02/20実施

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エサキモンキツノカメムシ(ツノカメムシ科)12mm

わき水広場のエノキのおち葉の中にいた。成虫で越冬し、6月頃から、ミズキなどの葉うらに70〜80個の卵を産みつける。ハートもようの美しさもさることながら、産卵後は、その卵(若い幼虫時代も)の上にいて、保護(ほご)する性質を持つことで知られている。

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ヨコヅナサシガメ幼虫(サシガメ科)約15mm

ヤナギの幹(みき)で集団越冬していた。1920年代に日本に来た外来種。九州から入り、1990年代には関東にもはいって来たとのこと。従来(じゅうらい)からいるヤニサシガメも同じようなところで集団越冬しているが、最近はヨコヅナサシガメの方を多く見かける。昨年2月21日実施の第55回調査会では、両種を観察した。

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イトカメムシのなかま

おち葉の中にいた細くて小さなカメムシのなかま。種名はわからない。
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2009年08月13日

★セミ・カメムシのなかま ヒグラシ・ミンミンゼミ・アブラゼミ

<セミの季節>
今年の夏は、つゆ明け宣言(7月14日)の後も雨や曇りの日が多く、いつもならガンガンに暑い夏休みも、はっきりしない天気のまま半ばを過ぎた。
今日の午後は、湿気(しっけ)は多いものの熱い夏の日がさし、セミの大合唱がピークを迎えているようだ。いちばんにぎやかなアブラゼミにまじってミンミンゼミも鳴き、町寄りの方ではたまにしか聞こえないヒグラシも、野川公園はけの林では、あっちこっちで呼び合うようにカナカナと鳴いている。
9日にはクマゼミの声を聞き(本来の生息地は西日本)、きのう(12日)からツクツクボウシ(夏遅めに発生)も鳴き始めた。

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ヒグラシ(セミ科)体長:40mm~50mm(羽の先まで)

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ミンミンゼミ(セミ科)体長:57mm~63mm(羽の先まで)

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アブラゼミ(セミ科)体長:55mm~60mm(羽の先まで)
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2009年07月30日

★セミ・カメムシのなかま ニイニイゼミ

第57回はけの森調査会 <オニヤンマ・タイコウチをさがそう>で観察したもの(4)09/07/22実施

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ニイニイゼミ(セミ科)体長(羽の先まで)32〜40mm 090717撮影

ヤナギの幹(みき)で鳴いているところ(下見の日に撮影)。調査会の日もヤナギの幹にとまっているのを発見、隊員のひとりがとび上がって網に入れようとしたが、ちょっと高すぎてとりにがした。アブラゼミより一足先に鳴き出す。小金井では7月9日に初鳴きを聞いた。ジーーーーンとはるか空をおおうような高めの音が聞こえはじめたとき、夏の訪れを実感する。

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ニイニイゼミ羽化(セミ科)060727撮影

野川べりの桜の幹の下の方で羽化していた(3年前の7月撮影)。羽に少し色がつきはじめている。ぬけがらは、小さくて丸っこく、全体にドロがついているのですぐ見分けがつく。調査会の日も2こ見つけた。幼虫は水分の多い土の中に生息し、こねたドロを体ですりつけてすみかの穴の内がわにぬるそうだ。毛深い体をしている。3〜4年で成虫になるとのこと。
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2009年06月23日

★セミ・カメムシのなかま ミミズク

ミミズク羽化7686sd.jpg
ミミズク♂(ミミズク科) 体長 14~18mm

観察園の奥は、ナラ類やクマノミズキなどの大木が立ち並び、昼もうす暗い。キショウブの葉うらに小さな虫が、仲良く並んでいる・・・と思ったら、ミミズクが羽化したところだった。(左側は羽化がら)
1.5cmくらいの小さな身体を良く見ると、鳥のミミズクみたいな<耳>をつけたユーモラスな形をしている。メスは<耳>の部分がもっと前へ大きく出ているとのこと。

ミミズク羽化横cs.jpg

植物のしるを吸(す)ってくらすセミやヨコバイ・
アワフキムシなどに近いなかまで、クヌギなどブナ科の木につく。そうめずしいものではないが、目立たないように木にへばりついているので、見つかりにくいと聞いた。
梅雨(つゆ)の晴れ間は、いっせいに虫たちが動きだすので、木や草のかげで思いがけないものに出会うことがある。

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2009年06月21日

★セミ・カメムシのなかま モンキアワフキ

第56回はけの森調査会 <コムラサキをさがそう>で観察したもの(509/05/31実施

シロオビアワフキの泡 ss.jpgモンキアワフキ幼虫の巣
アワフキムシ科)


スイカズラの茎にたくさんのアワフキムシ幼虫の巣があった。幼虫はこの中にかくれたまま植物のしるを吸って成長し、脱皮をくり返す。
この巣は、英語で
カッコウのツバ
<cuckoo-spit>と呼ばれている
(Sスタッフ)そうな。
「なぜカッコウなの?」
♪カッコー♪の声が聞こえる頃、山野のあちこちで見つかるからだろう。

 



シロオビアワフキ幼虫 ss.jpgモンキアワフキ幼虫
 
アワフキムシのなかまはたくさんいるので、アワの中の幼虫にちょっと顔を出してもらった。顔のよこや、足のところどころに白い部分がある。
このアワは、おしっこと腹の一部から出る物質と空気とをまぜあわせて作るそうで、くずれにくくできている。
アワフキムシのなかまは、よりどころにする植物があるていど決まっている種も多いようだが、モンキアワフキはずいぶんといろいろな植物についているのを見かける。




シロオビアワフキ羽化-1s .jpg

モンキアワフキ羽化(体長約13〜14mm)090613

去年の6月13日に観察園で。小さなエノキの葉うらで羽化していた。左横にはアワの巣も残っていた。成虫のとくちょうは羽にある小さなクリーム色の紋。成虫も、あまり動かず、針のような口で植物のしるを吸ってくらす。

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2009年02月27日

★セミ・カメムシのなかま ヨコヅナサシガメ・ヤニサシガメ・チャバネアオカメムシ

第55回調査会<野川冬マップ2>で観察したもの(3) 09/02/21実施

090221yokodunasasigame.jpg   090221yokozunasashi-2.jpg   090221yanisashi.jpg
ヨコヅナサシガメ幼虫集団越冬  ヨコヅナサシガメ幼虫  ヤニサシガメ幼虫 
調査会終了後線路脇のサクラで発見 体長:約15mm)     (体長:約10mm)

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チャバネアオカメムシ            
posted by はけの森調査隊 at 12:20