2015年01月26日

★ハチのなかま ニホンミツバチ越冬

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ニホンミツバチ(ミツバチ科)の巣 150113

武蔵野公園にあるニホンミツバチの巣のことは141115付記事で紹介したが、寒い冬はどうしているかとようすを見に行った。洞(ほら)の中は真っ暗で何も見えない。

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ニホンミツバチ(ミツバチ科)150113

もう少し近づいてよく見ると、中にはハチがビッシリ。肉眼ではよく見えないのだが、ストロボを使って撮影するとこんな感じになる。この日はとても寒い日で出入りするハチもいなかったが、冬でも少し暖かめの日には数匹のハチがまわりを飛んでいるので、遠目(とおめ)にそっと見ているだけなら大丈夫だが注意が必要だ。

posted by はけの森調査隊 at 14:07

2014年11月15日

★ハチのなかま ニホンミツバチ

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  ニホンミツバチ(ミツバチ科) 141115

武蔵野公園にニホンミツバチの巣があるよ、と聞いたので出かけてみた。サクラの木の洞(ほら)にその巣はあり、秋も深まってきているのでほとんどのハチは巣の中にいるらしく、何匹か出入りしているだけだ。
ニホンミツバチは寒さに強く、巣の中で冬を越す。女王蜂の寿命は2〜3年、働き蜂は1ヶ月(越冬群は4〜5ヶ月)、分蜂(ぶんぽう)により毎年その群の女王蜂は更新され、働き蜂も更新されて、何もなければその1群は5年、10年と存続することができるとのこと。


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ニホンミツバチ(ミツバチ科) 110213 国分寺市

国分寺薬師堂(やくしどう)の仁王門(におうもん)の洞を出入りしているニホンミツバチ。3年前の2月、大雪の翌日にもかかわらず、気温が高めだったせいか、屋根の上の方にとまっているものもいた。20年位前にもここに巣があるのを見ているので、ずっと続いているのだろうか?人通りの多いこのような場所だけれど、人々に暖かく見守られているのだろう。2014年現在もまだ繁殖(はんしょく)し続けているだろうか?

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セイヨウミツバチ(ミツバチ科) 110410

ふだんよく見かけるのはセイヨウミツバチ、もともとはヨーロッパからアフリカ、中近東にかけて分布していた種類が、養蜂(ようほう)に利用するために家畜化(かちくか)されたもので、日本には明治時代に移入された。

posted by はけの森調査隊 at 14:47

2014年06月24日

★ハチのなかま シベリアカタアリ

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シベリアカタアリ(アリ科) 3.5mm  140613 

腹部(ふくぶ)に4つの白い斑(はん)がある小さなアリがいた。見かけたことの無いアリなので調べたらシベリアカタアリと判明。この白い斑は内臓がすけて見えているのだそうで、角度によって見え方がちがう。くち木や枯れ枝に巣を作り、平地〜山地、ほぼ全国に分布しているとのこと。

   
posted by はけの森調査隊 at 12:15

2014年05月23日

★ハチのなかま トビイロケアリとアブラムシ

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トビイロケアリ(アリ科)約4mm ヤノクチナガオオアブラムシ(アブラムシ科)140511

5月11日のミニ調査会の時、参加者のY.O.君(小3)が、「アリがダンゴムシみたいなのにいっぱいあつまってるのを見つけたよ!」と知らせに来た。行ってみると、大きな樹の幹にはたくさんのアリがいて、何か幼虫のようなものかこんだ集団があちこちにできている。アリも虫も小さくてよくわからないが、アブラムシらしかった。

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トビイロケアリ(アリ科)約4mm ヤノクチナガオオアブラムシ(アブラムシ科)140518

調べてみると、アリはトビイロケアリ、虫はヤノクチナガオオアブラムシで、この2種は、ここで共生(きょうせい=おたがいに助けあって生きる)生活をしているのだった。
アリとの共生関係にあるクチナガオオアブラムシのなかまはたくさんいて、(クヌギクチナガオオアブラムシとか、アカメガシワクチナガオオアブラムシ等々)よくわからないが、この木はエノキであること等から、ヤノクチナガオオアブラムシと判定した。  
 
             クロクサリとアブラムシ大6395蜜ss.jpg
             黄色やじるしの部分の拡大

アブラムシのお尻から出た蜜(みつ)を吸うトビイロケアリ。

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エノキ(ニレ科)の根元

このエノキの根元に巣をつくっているらしい。いつ行っても無数のアリが歩きまわっている。


    

posted by はけの森調査隊 at 14:09

2012年04月08日

★ハチのなかま 「はけの森の蜂宿」

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サイジョウハムシドロバチ(ドロバチ科)体長 6〜8mm   080517 撮影 田仲義弘

第59回はけの森調査会<ハチ宿を作ろう!>(100614実施)に講師として来てくださったハチ研究家の田仲義弘(たなかよしひろ)氏から、「はけの森の蜂宿」についてのお話をご寄稿いただきました。はけの森2のハチ宿@におけるとても詳しい観察報告です。
pdfファイルになっておりますので、下記をクリック下さい。
(無断転載はご遠慮願います)

はけの森の蜂宿〜その1〜 hachi01.pdf
はけの森の蜂宿〜その2〜 hachi02.pdf

なお、この後も続編をご寄稿下さるとのことです。
田仲先生よろしくお願いいたします。


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       はけの森2の蜂宿@

  
posted by はけの森調査隊 at 16:47

2012年03月22日

★チョウ モンシロチョウ初見 ★ハチのなかま セイヨウミツバチ

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モンシロチョウ♂(シロチョウ科) 120322 アスパラ菜吸蜜

毎年、春一番にモンシロチョウが飛ぶ場所がある。時々ようすを見に行っていたのだが、今年は寒い日が続き、花期もおくれがち、まだ現れる気配がなかった。今日は気温が上がるとの予報、朝の日差しにさそわれて野川べりに出かてみた。ふつうの菜の花はまだ咲きはじめたばかりだが、アスパラ菜は満開。
そこへ1頭のモンシロチョウが飛んで来た。
春型の♂は、黒い紋(もん)が無かったり、うすかったりする。

☆「my 蝶あるばむ」さんが毎年初見日調査をしていらっしゃいます。
今年のようすがよくわかります。また、初見情報ありましたら、一報さし上げてください。

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セイヨウミツバチ(ミツバチ科) 体長約13mm 120322

モンシロチョウはすぐにどこかへ行ってしまったが、セイヨウミツバチたちは、あちこちでブーーーンと羽音を立てながらセッセと蜜を集めている。両足には大きな花粉(かふん)だんご。巣はどこにあるのだろう?

  
posted by はけの森調査隊 at 14:30

2009年06月09日

★ハチのなかま キアシナガバチ

第56回はけの森調査会 <コムラサキをさがそう>で観察したもの(2)09/05/31実施

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キアシナガバチ(女王)(スズメバチ科)

野川べりに茂るスイカズラの茎にキアシナガバチの女王が巣作りをしていた。巣の中には白い卵が1コずつ産み付けてあり、女王は中をのぞき込んだり、身づくろいをしたり、どこかへ飛び立って、また戻ってきたりしている。越冬した女王は1匹で巣を作り、卵を産み、幼虫を育てる。やがて働き蜂が羽化すると、産卵のみになる。


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キアシナガバチ(女王)(スズメバチ科)

セグロアシナガバチによく似ているが、胸の背がわにたて2本の黄紋がある(セグロには無い)ことなどから、キアシナガバチと判断した。巣の形にも違いがあり、作りはじめなので特ちょうが充分には出ていないが屋根部分が山型(セグロはそりかえる)になっている。日本最大のアシナガバチ。
参考 アシナガバチ図鑑

090720追記

キアシナガバチ5匹7674cs.jpg
キアシナガバチ(スズメバチ科) 090619

その後ようすを見に行くと、巣はだいぶ大きくなり、屋根部分が山型(キアシナガバチの特ちょう)になっているのもよくわかる。ハタラキバチがまわりを飛び、幼虫へのエサやりや巣づくりにせわしなくはたらいていた。巣の中には卵が産んである。

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キアシナガバチ(スズメバチ科)090619

幼虫のエサにする肉団子を運んでいるものもいた。

しばらくして、さぞや大きな巣になっているだろうと見に行ったところ、川岸の草刈りが行われたらしく、茂っていたスイカズラもハチの巣もすっかりなくなっていた。残念!









posted by はけの森調査隊 at 21:04

2009年04月28日

★ハチのなかま クマバチ(コシブトハナバチ科)

090411クマバチホバリング s.jpg縄張り行動 090411
春早くから、ヴーンという大きな羽音をさせて飛ぶ大型のハナバチ。成虫越冬後、オスは地上2〜3mをホバリングしながら縄張り行動を開始。交尾したメスは営巣活動に入る。子育ては5〜6月頃。7月に羽化し、その次の世代は9月下旬に羽化。



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吸蜜(カラスノエンドウ)090422
花の元の部分から直接吸蜜している。花粉を媒介しないので<盗蜜>と呼ぶらしい。花の形によっては、正面からも吸蜜する。






090415後姿 cs.jpg吸蜜飛翔(ムラサキハナナ)090415
はけの森緑地2のムラサキハナナにも毎日のように来ていた。スズメバチをクマンバチと呼ぶ人もいるので混同されたり、羽音が大きくて恐ろしげだが、攻撃しない限り刺されることはない。




クマバチ営巣の木.jpg営巣に利用?の木のウロ(はけの森緑地2)
雌バチは、立ち枯れの木の枝や材木に巣穴を掘り、花粉と蜜の塊を作ってそれに産卵し、巣は何世代にも渡って利用されるとのこと。以前、サルスベリの枝のウロを出入りしているのを何度か見かけているので、今年はソッとのぞいてみようと思う。


 
posted by はけの森調査隊 at 13:49