2016年11月28日

★活動報告 2016第4回はけの森ミニ調査会 

第3回はけの森ミニ調査会 
2016/11/13(日)実施 はけの森緑地2にて  くもり  気温19℃  参加8名

秋も深まり、木々の葉も少しずつ色づき始めました。生きものの気配もあまりしなくなった緑地ですが、木の陰や朽木の中、葉の裏などをたんねんにさがすと、いろいろな生きものが見つかりました。

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イロハモミジ                                (A.K.氏撮影)

モミジは上の方が赤くなりはじめています。

木の窪み見てる0001cs.jpg
こんなとこにカメムシがいる!

 エサキモンキツノカメムシ0007ss.jpg チャバネアオカメムシ0034.jpg
エサキモンキツノカメムシ(ツノカメムシ科)チャバネアオカメムシ(カメムシ科)

サクラの幹のくぼみの奥にエサキモンキツノカメムシがいました。おち葉のかげにはチャバネアオカメムシがいました。両種とも成虫で越冬します。

セアカツノカメムシ0028c.jpg
セアカツノカメムシ(ツノカメムシ科)            (A.K.氏撮影)

ササの上に、セアカツノカメムシがジッとしていました。ひなたぼっこでもしているのでしょうか?ミズキやサクラの実を吸汁(きゅうじゅう)します。これも成虫越冬です。

丸太積み見てる0005.jpg
まだ新しい木みたいだね

今年の5月に新たにできた丸太積みです。市内で伐採したサクラの木を運んできました。これからどんな生きものがやってくるか楽しみです。

朽木の中を見る0007s.jpg
クワガタやカブトの幼虫いないかなあ?


マクラギヤスデ7510s.jpg セスジアカムカデ7487s.jpg
マクラギヤスデ(シロハダヤスデ科)16mm セスジアカムカデ(メナシムカデ科)約60mm

朽木の中には、ヤスデやムカデ・ハサミムシなどがいました。マクラギヤスデは落ち葉や腐植土を、セスジアカムカデは小昆虫を食べます。

ジョロウグモcs.jpg ウラギンシジミ♂7465cs.jpg
ジョロウグモ♀(ジョロウグモ科)    ウラギンシジミ♂(シジミチョウ科)

緑地のあちこちにはジョロウグモの巣が張られていました。ウッカリ歩くとひっかかりそう。ウラギンシジミは、年何回も発生しますが、この時期は特に目立ちます。幼虫の食草はクズなどのマメ科植物。成虫越冬。(観察会が始まる前に入口付近の生け垣にいました。)

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キタキチョウ(シロチョウ科)                (A.K.氏撮影)

日だまりにフッとキタキチョウがやってきました。幼虫の食草はハギなどのマメ科植物。成虫越冬。

セキショウを鉢に植える0014s.jpg
この鉢の土はちょっとかたいなあ

池リニューアル(161013)の際にとり出した鉢にセキショウの苗を植え、池に入れました。皆ドロだらけになってがんばりました。

水草を入れた池0017s.jpg
水草が入った池

春になったら、藻(も)を入れたり、トンボがとまる竹棒などを入れます。

エナガ7520s.jpg
エナガ(エナガ科)体長約13cm  青虫をくわえている

終了のあいさいつをした直後に、エナガが数羽やってきました。ジュリジュリと鳴きかわしながら、しばし枝々の間をを飛びまわっていました。

写真見てる0021s.jpg
ワアー、きれいなバッタだ〜!

初参加のA.K.氏がアフリカで撮って来られたいろいろな生きものの写真を見せていただきました。思いがけなく、たくさんの見たこともないような生きものたちを見ることができて皆大喜び。
メニュー盛りだくさんのミニ調査会でした。



posted by はけの森調査隊 at 17:42

2014年08月23日

★活動報告 第72回はけの森調査会<もっと知りたい!水辺の生きものA>報告

第72回はけの森調査会<もっと知りたい!水辺の生きものA>報告

14/07/20(日)9:30〜12:00 晴れ 気温30℃  参加32名
コース:野川公園入り口(二枚橋)〜わき水広場

梅雨(つゆ)明け前の不安定な天気が続いていましたが、心配された雨も無く調査会日和(びより)となりました。
夏休みがはじまったばかり、虫好きな子どもたちが大勢参加しました。

ウラギンシジミ♂s0377.jpg アオバハゴロモ7873s.jpg
ウラギンシジミ(シジミチョウ科)  アオバハゴロモ(アオバハゴロモ科)体長約6mm

クリアナアキゾウムシ7200007s.jpg オオスカシバ終令幼虫7200010s.jpg
クリアナアキゾウムシ(ゾウムシ科)        オオスカシバ終令幼虫(スズメガ科)

集合場所の野川公園入口のまわりには虫がいっぱい。早くもいろいろなものを見つけました。

バッタだよs10029.jpg
バッタだ!

オオカマキリ幼7200088s.jpg ショウリョウバッタ幼虫褐色s.jpg
オオカマキリ幼虫                 ショウリョウバッタ幼虫(茶色型)

草むらにはバッタのなかまがたくさんいました。オンブバッタ・ショウリョウバッタ・ヤブキリ・イナゴのなかま・ツユムシのなかまなど。ほとんどのものはまだ幼虫です。成虫とはずいぶんとちがった形をしている幼虫もいます

エノキの根元10021.jpg

エノキの根もとはいつも子どもたちの遊び場、幹(みき)のくぼみの中には虫がかくれていることもあります。

ニイニイゼミ幼虫 s10052.jpg ニイニイゼミ幼虫s10054.jpg
ニイニイゼミ幼虫(生きてる)      木に止まらせました

 ぬけがらかと思ったら、ちゃんと中身(なかみ)が入っています。羽化しようと出てきたのでしょう。木に止まらせました。

虫の説明7200024.jpg

今までにとった生きものをみんなで見て、草むらにはなしました。

第1ポイントで0381s.jpg

やなぎ橋付近の浅瀬(あさせ)になっているところで、水の中の生きものさがし。

カゲロウだよ7200060.jpg
なにをつかまえたの? カゲロウの幼虫だよ

調査隊OBで水生昆虫の研究者T.S.君が来てくださったので、タモあみの使い方や虫の名前などを教えてもらいました。

カワニナ7200123s.jpg ニンギョウトビケラs.jpg
カワニナ(カワニナ科)           ニンギョウトビケラ幼虫(この巣の中にいる)

いるかな?s10081.jpg セミ調べs10069.jpg
これはなにかなあ?          ニイニイゼミの羽のもようは・・・

わき水の流れ10102.jpg

サワガニ7200127s.JPG フタツメカワゲラ幼5282s.jpg
サワガニ(サワガニ科)子ども     フタツメカワゲラのなかま(カワゲラ科)約20mm

わき水広場の小川でも水の中の生きものをさがしました。<はけ>からのわき水が流れ出ているので、きれいな水に住むフタスジモンカゲロウ幼虫やフタツメカワゲラのなかま幼虫サワガニなどがいました。

シロタニガワカゲロウ?亜成虫7768 s.jpg
シロタニガワカゲロウ(ヒラタカゲロウ科)亜成虫

カゲロウのなかまは、幼虫からすぐ成虫にならないで、成虫に近い姿の亜成虫(あせいちゅう)になった後、もう一度脱皮(だっぴ)して成虫になるという特別な変態(へんたい)をします。亜成虫でいるのは半日〜2日くらいのものが多く、飛び方も弱々しい。

コオニヤンマ7200119cs.jpg
コオニヤンマ(サナエトンボ科)

オニヤンマににているけど、目と目の間がはなれています」・・じっくり見るのははじめて、飛び立つまでのしばらくの間、見とれていました。

ヤマトタマムシ7200098s.jpg ヒメウラナミジャノメ0643少隠れcs.jpg
ヤマトタマムシ(タマムシ科)        ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科)

今回は、トンボが少なくヤゴもとれませんでしたが、いろいろバラエティーに富(と)んだ生きものに出会えた半日でした。

☆写真は、特別隊員T.K.氏にご協力をいただきました。





posted by はけの森調査隊 at 15:07

2014年03月25日

★活動報告 第70回はけの森調査会<もっと知りたい!冬の虫>報告

第70回はけの森調査会<もっと知りたい!冬の虫>報告

14/02/23(日)9:30〜12:00 くもり 気温8℃  参加31名
コース:野川公園入り口〜わき水広場


くもりがちの寒い日でしたが、寒さにかかわらず大勢の参加があり、にぎやかな観察会になりました。

野川遠景2260012s.jpg
野川公園のようす 

トチノキの冬芽0327.jpg
トチノキの冬芽はベタベタしています、さわってみますか?

トチノキの冬芽がベタベタしているのは、寒さや乾燥(かんそう)・虫に食べられるのをふせぐために、粘液(ねんえき)でおおわれているからです。参考:トチノキ

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ウラギンシジミ(シジミチョウ科) 開帳約40mm

J.W.隊員(中3)がウラギンシジミを見つけました。越冬(えっとう)中に木の枝が折れて、枝ごと落ちてしまったのでしょうか?凍(い)てついたようにジッとしていましたが、やがて足を動かし始めました。

エノキで遊ぶs.jpg

ゴマダラチョウの幼虫いるかな?

すばらしい枝ぶりのエノキです。落ち葉はあまりなくて、幼虫は見つかりませんでしたが、子供たちは木登り遊びの方が楽しかったようす。

テントウムシだ!s.jpg
テントウムシがいたよ!  下へ行っちゃった・・・あ、死んだふりしてる・・・

ナナホシテントウ5521s.jpg ベニシジミ若齢幼虫s.jpg
ナナホシテントウ(テントウムシ科)   ベニシジミ(シジミチョウ科)若令幼虫

川原の草の根もとでナナホシテントウを見つけました。N.Y.隊員が、ギシギシの葉裏にいるベニシジミ幼虫を見つけました。成虫は春〜秋このあたりをよく飛んでいますが、幼虫はなかなか見つかりません。

ウシガエルだs.jpg
ウシガエルだ!

川のふちにいたウシガエルを見つけた子もいます。つかまえようとして大さわぎでしたが、大きすぎてなかなか網(あみ)に入れられず、カエルはにげてしまいました。

コムラサキ幼虫だ.jpg
ここにいます・・・。 エ〜、こんなところにいるんだ〜  よく見つけたね〜

シダレヤナギの幹(みき)の下の方に、コムラサキの幼虫がいました。昨年12月にJ.W.隊員が見つけたそうで、ずっと同じ場所で越冬していたのです。

コムラサキ幼虫4810s.jpg
コムラサキ(タテハチョウ科)幼虫 10mm (見えているのは背中側です)

コムラサキ幼虫は、第58回調査会(100220実施)で初めて見つけて以来、毎年この木で見つかっていて、冬の調査会恒例のスペシャルテーマとなっています。コムラサキ成虫写真はこちら

     ニトベミノガ空殻_4766s.jpg         ネグロミノガ空繭4768s.jpg
   ニトベミニガ(ミノガ科)空ミノ(35mm)       ネグロミノガ空ミノ(20mm)

自然観察園の杭(くい)にニトベミノガの空ミノがついていました。オオミノガに似ていますが、大きな葉っぱをつけていること、ミノに頭の脱皮殻(だっぴがら)をつけていること(写真のオレンジ色の丸い部分)、さわるとやわらかいことなどで見分けます。
ネグロミノガの古いミノもありました。枯れたツルが巻きついています。


エノキの下で幼虫探しs.jpg
こっちのエノキにはいるかなあ・・・?

わき水広場のエノキの下でもゴマダラチョウ幼虫さがし。ここでも見つかりませんでしたが、フリータイムに調査隊スタッフのN.S.さんが、川ぞいのエノキの下で2匹見つけました。

ゴマダラ幼虫4678s.jpg
ゴマダラチョウ(タテハチョウ科)幼虫 15mm

テーブルの上において、みんなでしばらくながめていると、動き出しました。とてもかわいい顔をしています。ゴマダラチョウ成虫写真はこちら

クワコ空き繭4738s.jpg エサキモンキツノカメムシ0960s.jpg
クワコ(カイコガ科)の空繭    エサキモンキツノカメムシ(ツノカメムシ科)

オニヤンマだ0983s.jpg オニヤンマ幼虫4681s.jpg
ワー、オニヤンマだ!        オニヤンマ(オニヤンマ科)幼虫約40mm

わき水広場の流れには、オニヤンマ幼虫・フタツメカワゲラ幼虫・オナシカワゲラ幼虫・ミズムシ等がいました。

抜け殻調べs.jpg
あ、ここに出ているよ!(空きマユやサナギがらのコレクションを見ているところ)

つかまえたものを皆で見ながらまとめの話。観察した生きものは全部もとのところにもどします。ぬけ殻や空きまゆは、良い記録としてそれぞれが持ち帰りました。

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最後に、出席カードの半分まで(9回)参加した人に、ドングリクラフト記念品(調査隊特製)がおくられました。
今年の受賞者は、J.W.隊員・S.A.隊員・T.T.隊員(当日欠席)です。
いろいろな生きものに出会えた楽しい調査会でした。

☆今回も、写真は特別隊員T.K.氏にご協力いただきました。

☆2014年度の活動予定表はこちらです。どうぞみなさんご参加ください!
      
posted by はけの森調査隊 at 12:08

2013年05月11日

日本チョウ類保全協会主催『春の裏高尾・チョウの観察会』のお知らせ

日本チョウ類保全協会主催の観察会のお知らせです。
どなたでも参加出来ますので、ご都合よろしければどうぞご参加下さい
(日本チョウ類保全協会には特別隊員金子氏と隊長が所属しています。)

 ***********  春の裏高尾・チョウの観察会  ***********

実施日: 5月18日(土曜日) 雨天中止
対象:  大人・小学生以上の子ども(保護者同伴のこと)
定員:  先着40名/申込制 
費用:  500円 (別途バス代440円/往復)
集合場所:  JR高尾駅北口改札出口に午前8:20集合
      高尾駅→大下 (8:32発の小仏行きのバスに乗車予定
       ※ 保全協会の腕章を付けた協会スタッフがお待ちしています。
      <観察地は小下沢林道>
持ち物: 弁当、水筒、メモ帳、筆記用具、クリップボード、雨具必携。
     (あれば:双眼鏡、カメラ、図鑑、捕虫網(小学生のみ可)
     ※有料トイレを利用するため、100円玉をご用意ください。
服装:  林道歩きに適した服装と靴
解散:  現地で15:00頃

その他:当日フールド図鑑「日本のチョウ」とピンバッチ、ブックカバー
を販売しますので、ご希望の方はあらかじめお申し込みください。

◎ 参加申し込み先メールアドレス: batako33@gmail.com(井上)
   申し込みはメールには、以下のことを明記ください。
     @ 参加者氏名
     A 同伴者氏名
     B 当日の連絡先の電話番号

★ 昨年の春の裏高尾で観察できたチョウ
   ウスバシロチョウ、オナガアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、
   ミヤマカラスアゲハ、トラフシジミ、ウラギンシジミ、
     テングチョウ、サカハチチョウ、カタテハ、スミナガシ、
     アサギマダラ、クロヒカゲ、アオバセセリ、等。

 
posted by はけの森調査隊 at 17:35

2012年10月16日

★チョウ オオウラギンスジヒョウモン・ミドリヒョウモン・アサギマダラなど

A.N.隊員(中3)から、初秋のチョウ便り2通が届いた。
 
@ 「9/26、天気が少し良くなったので、前から時々行っている立野公園へ行ってきました。狙いはミドリヒョウモンで、4年前くらいに見た場所を思い出して見に行きました。(実は昨日野川公園に行きましたが天気が悪くあまり蝶はいませんでした)
ツマグロヒョウモンに混じって飛ぶヒョウモンを見つけ、ミドリヒョウモンの♂かな?と思い追いかけると、アザミにとまりました。写真を撮るとなんと!オオウラギンスジヒョウモンでした。時期的に早い記録かと思います。また、♂だったのでそれも少し珍しいかもしれません。立野公園にはほとんどアザミがないのに、他の蝶で賑やかなブッドレアには見向きもせず、公園の片隅に咲くアザミに来ていました。
ウラナミシジミ、キタテハなど、チョウは多かったです。」

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オオウラギンスジヒョウモン(タテハチョウ科)120926 練馬区立野公園  A.N.撮影

A 「9/30は野川公園に行ってきました。オオウラギンスジヒョウモン1♀、ミドリヒョウモン3♂3♀、アサギマダラ1♂がいました。アサギマダラは、この辺りで初撮影だったので、感激でした!ウラナミシジミ、イチモンジセセリなども多いですね。ヒメアカタテハ、ウラギンシジミは増えましたが、やや少なめでしょうか。この季節は大好きです!!」

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オオウラギンスジヒョウモン♀(タテハチョウ科) 120930 野川公園 A.N.

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ミドリヒョウモン♀(タテハチョウ科) 120930 野川公園 A.N.
  
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アサギマダラ(タテハチョウ科) 120930 野川公園 A.N. 
  
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ウラナミシジミ(シジミチョウ科) 120925 野川公園 A.N. 

        

  

  
posted by はけの森調査隊 at 14:51