2019年02月20日

★活動報告 第85回はけの森調査会<もっと知りたい!冬の虫>

第85回はけの森調査会<もっと知りたい!冬の虫>報告

19/02/17(日)10:00〜12:00  くもり後はれ 気温11℃  参加52名
コース:野川公園北門(二枚橋)〜わき水広場

寒い朝ではありましたが、時々は日差しもあり、とても大勢の参加者を得て、元気いっぱいの調査会となりました。

トイレの周り0004.jpg

冬の虫たちは、よく建物の壁や軒下などで越冬しています。まずは集合場所のトイレまわりから観察をはじめます。

ウスバフユシャク♀4000s.jpg
ウスバフユシャク(シャクガ科) 体長約10mm

冬に成虫が発生するシャクガ科のガのことをフユシャクと呼びます。♀の翅は、無いか少ししかなく、飛ぶことができません。とてもガとは思えないような形をしています。フェロモンを出して♂を呼びます。

シロフフユエダシャク♂3964cs.jpg
シロフフユエダシャク♂(シャクガ科)前翅長約18mm

この個体は黒っぽい色をしていますが、白っぽいものの方をよく見かけます。♀には少し翅があります。フユシャクの多くは夕方〜夜に活動するので、昼間はジッとしています。

ニトベミノガ空蓑別4011.jpg
ニトベミノガ幼虫 蓑の大きさ約30〜40m

オオミノガかと思っていたのですが、後でよく見たらミノに脱皮時の頭の殻がついているので、ニトベミノガでした。蓑には、ビニール紐のようなものもついています。

ネグロミノガ幼虫3971s.JPG
ネグロミノガ幼虫 蓑の大きさ約22mm

小さくて目立たないミノムシですが、意外とあちこちの壁や、フェンスについています。
☆ミノムシについては、第78回調査会<ミノムシを捜そう!>をご参照ください。

アオスジアゲハ蛹殻3973s.jpg
アオスジアゲハ(アゲハチョウ科)サナギ殻

クスノキの葉に、この木を食樹とするアオスジアゲハのサナギ殻がついていました。

出発0006s.jpg
さあ、出発。

エノキ上り0011s.jpg
木登りには絶好の枝ぶり、ゴマダラチョウ幼虫の食樹であるエノキです。

クワコの繭見てる0007s.jpg
中には何が入っているの?

川沿いにたくさん生えているヤマグワのあちこちに、クワコの空きマユがついていました。成虫が出た後のサナギ殻が入っています。卵で越冬します。

クワコの空マユ3980cs.jpg
クワコ(カイコガ科)の空きマユ

クワコは、その名のとおり、クワの葉を食べて育ちます。これを家畜化したのがカイコです。カイコは飛ぶことができませんが、クワコは普通にとぶことができます。

クワコ弱令幼虫4052s.jpg
参考:クワコ若令幼虫 110731

川の中0016.jpg
川の水が少なくなっていて、川底を歩ける場所もあります。

テントウムシ!0008.jpg
アッ、テントウムシ!

用水路0015.jpg

用水路には、シロタニガワカゲロウ幼虫やニンギョウトビケラ幼虫、カワニナ・ヒルなどがいました。

アマリチビミノガ2454s.jpg

観察センター脇の橋を渡って、野川第2公園へ。フェンスにたくさんの小さなミノムシがズラーっとついています。

アマリチビミノガ2446s.jpg
アマリチビミノガ幼虫(ミノガ科)蓑の大きさ約13mm

山梨県甘利山山麓で初めに発見された種。このミノムシは、昨年隊長大橋が発見、以前講師に来ていただいた新津修平氏に問い合わせたところ、氏が採集・研究され、関東地方平野部での初採集記録報告として、2018年の秋「蛾類通信No.287(日本蛾類学会)」に発表されました。(標題「東京で初めて見つかったアマリチビミノガ」)

ミノムシカード見てる0018s.jpg
このカードにも出ているよ

マダラマルハヒロズコガ幼虫4014cs.jpg
マダラマルハヒロズコガ幼虫(ヒロズコガ科)ミノの大きさ約12mm

隊員OBのT.O.君(小6)が樹皮の間にいるのを見つけました。通称ツヅミミノムシとよばれているもので、ミノはくち木や土できています。小昆虫(特にアリ)、腐植物等。


林を行く0017s.jpg
樹林地を行く

ウスバフユシャク♂や、シロフフユエダシャク♂を見つけた子もいました。

ゴマダラ幼虫さがし0026.jpg
なかなか見つからない・・・

エノキの落ち葉について越冬するゴマダラチョウの幼虫をさがしました。

ゴマダラチョウ幼虫4025s.jpg
ゴマダラチョウ4令幼虫 約15mm

「これかな?」、参加者のお父さんが見つけました。個体数の少ない中、昨年と今年、2年続けて1匹づつ見つけることができたのはとてもうれしいことです。


水生昆虫観察0030s.jpg
なにかうごいているよ・・・

わき水広場の小川で、水の中の生きものさがし。小さな生きものがたくさん見つかりました。

採集物見てる0038s.jpg
いっぱいとれたね〜〜

虫見てる0050s.jpg

採れたものを、皆で見ながら、スタッフの説明を聞きました。

水生昆虫4031s.jpg
フタツメカワゲラ幼・ミナミヌマエビ・オニヤンマ幼・コカクツツトビケラ・カワニナ

いろいろな生きものが、それぞれの場所で活動していたり、ジッと冬越ししたりしていることがわかり、楽しい半日でした。



posted by はけの森調査隊 at 10:08

2018年08月09日

★活動報告 第84回はけの森調査会<もっと知りたい!水生昆虫>報告

第84回はけの森調査会<もっと知りたい!水生昆虫>報告
18/07/15(日)9:30〜12:00  はれ 気温35℃  参加44名
コース:野川公園北門(二枚橋)〜わき水広場

夏休み間近の日曜日、大勢の子どもたちやその家族が元気に集合しました。夢中で虫とりをしたり、生きものについてのお話を聞いたり、賑やかで楽しい半日でした。

はじめ.JPG
集合     A.K.氏撮影

出発.jpg
さあ、出発!「きょうはチョウもトンボも少ないなあ」  A.K.氏撮影

ハグロトンボcs.jpg
ハグロトンボ♂(カワトンボ科)  A.K.氏撮影

オナガサナエ♂s.jpg
オナガサナエ(サナエトンボ科)

マルカメムシs.jpg
マルカメムシ(マルカメムシ科)  A.K.氏撮影

コチャバネセセリs.jpg
コチャバネセセリ(セセリチョウ科)  A.K.氏撮影

マメコガネs.jpg
マメコガネ(コガネムシ科)

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これから川に入って水生昆虫をさがします  A.K.氏撮影

川の中cs.jpg
川の水はだいぶ少なくなっています A.K.氏撮影

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皆で採ったものを見て、お話を聞きます  A.K.氏撮影

わき水のところ.jpg
わき水のところ

虫についてまとめ.jpg
最後のまとめ「野川とわき水広場、生きものの種類がずいぶんとちがうことがわかりますね」 

採れたもの.jpg
わき水広場で採れたもの オニヤンマ幼虫・フタツメカワゲラ幼虫他

川の中は人はたくさんなのに、川の水も少なめでオニヤンマのヤゴなどの水の生物も少なめだったのが残念でしたが、とても暑い中みんな頑張って昆虫を探しをしましたね!

その他観察したもの

野川沿い:コオニヤンマシオカラトンボ・・エンマコオロギ・バッタ類
川の中:ハグロトンボ幼虫・ヒラタドロムシ幼虫・ニンギョウトビケラ幼虫・シロタニガワカゲロウ幼虫・カワニナ・ヌマエビのなかま・メダカ・ヒル・ヨシノボリ
わき水広場:ハグロトンボ♂♀・ショウリョウバッタ・フタスジモンカゲロウ幼虫・シマアメンボ・カワニナ・ホトケドジョウ

☆今回は、簡略な報告となっておりますが、ご諒承ください。
なお、夏の野川の様子や水生昆虫につきましては、
等をご参照ください。


posted by はけの森調査隊 at 08:42

2018年02月13日

★その他の昆虫 コカゲロウなかま

コカゲロウsp.亜成虫2267cs.jpg
コカゲロウのなかま@亜成虫 約8mm 180204

2月4日立春の日、何か春めいたものがあるだろうかと野川公園に行ってみた。1月25日 大雪(東京積雪23cm)の名残はほぼ無くなっていたが、風は冷たく、虫たちも影をひそめているようだった。トイレの壁に、カゲロウがいた。翅が黒いので亜成虫と思われる。カゲロウ成虫の寿命は、数時間〜2〜3日、長くても1週間と言われている。秋に羽化したものが長生きしているわけはなく、こんな寒い時期に羽化するものもいるらしい。

コガゲロウsp.9638s.jpg
コカゲロウのなかまA幼虫  体長約4mm   170618

昨年6月に、栗山公園の池に網を入れてみたら、カゲロウの幼虫とオオアオイトトンボの幼虫が入った。今まで野川周辺で見つけた幾種かのカゲロウ(シロタニガワカゲロウフタスジモンカゲロウ)とはだいぶ違う形をしている。コカゲロウのなかまとわかった。コカゲロウのなかまはたくさんいて、種名まではわからない。

コゲロウsp.成虫9692s.jpg
コカゲロウのなかまA成虫  体長約4mm  170619

次の日に羽化した。上記コカゲロウのなかま@の半分くらいの小さなカゲロウだった。はかなげな姿が魅力的なカゲロウ、きれいな水に住むものが有名だが、あまりきれいでないたまり水のようなところで発生する種もある。

2月18日(日)に実施する第82回はけの森調査会では、わき水広場のきれいな流れに住むカゲロウやカワゲラを観察することができます。
posted by はけの森調査隊 at 16:55

2016年08月28日

★活動報告 第78回はけの森調査会<夏のトンボをさがそう!>報告

第78回はけの森調査会<夏のトンボをさがそう!>報告

16/07/17(日)9:30〜12:00 くもり 気温28℃  参加42名
コース:野川公園入り口(二枚橋)〜わき水広場

夏休み間近の日曜日、虫好きな子どもたちが大勢集まりました。ニイニイゼミがよく鳴いています。

出発0020s.jpg
出発0026cs.jpg
さあしゅっぱつ!

野川の土手は、草刈りされたばかりです。どんな虫に出会えるか、張り切って出発です。

ショウリョウバッタ幼虫(バッタ科)       マメコガネ(コガネムシ科)体長約10mm

草むらにはショウリョウバッタ幼虫やコバネイナゴ幼虫がピョンピョン飛んでいました。枯れ草の中には、コオロギの幼虫がたくさんいました。マメコガネは、ツヤツヤしたかわいい甲虫ですが、マメ科植物やいろいろな作物の葉をを食い荒らすきらわれ者です。

小さなバッタだ!0052s.jpg つかまえた!0093s.jpg
ちっちゃいバッタだ!          ここにいるよ!コオロギかな〜?

トノサマバッタ5640s.jpg
トノサマバッタ(バッタ科)

河原が好きなトノサマバッタ、最近はあまり見かけなくなっていて、久々の登場です。

クワカミキリ0053cs.jpg
クワカミキリ(カミキリムシ科)

クワの木にクワカミキリがいました。クワの木をかじっています。つかまえると、キイキイ鳴きます。

ヒゲコガネ0133s.jpg ヒメギス4757s.jpg
ヒゲコガネ(コガネムシ科) ♂体長約35mm   ヒメギス(キリギリス科)体長約22mm

ヒゲコガネは河原の砂地に住み、♂は触角がフサフサしています。幼虫は土中で根を食べて育ちます。ヒメギスは、全身黒っぽいものもいます。

まとめ大勢0183s.jpg
カミキリムシだ〜、見せて見せて!

ここまでに採ったものを皆で見たあとは、草むらにもどして、次のポイントへ。

川の中0150s.jpg

柳橋と桜橋の間の川に入って、水の中の生きもの調べ。
川の中には、ギンヤンマ幼虫・オニヤンマ幼虫・シロタニガワカゲロウ幼虫・ニンギョウトビケラ幼虫・ヒラタドロムシ幼虫・川エビのなかま等いろいろなものがいました。皆で見たあとは、水にもどして先へ進みます。

アオダイショウ見てる0209s.jpg
アオダイショウ0208s.jpg
アオダイショウ(ヘビ科)
             
自然観察園の中に入りました。木道の下にアオダイショウがいて大さわぎ、ゆっくりと動いていくヘビを、皆でずっと見ていました。

ナナフシだよ4739s.jpg
ナナフシ、いいな〜。

フェンスの外がわについているでナナフシモドキを見つけました。

広場到着_0261s.jpg
わき水広場に到着

草を刈らずに残してあるバッタ広場には、バッタのなかまがたくさんいました。

シオカラトンボ♀5598s.jpg
シオカラトンボ♀(トンボ科)
シオカラ♂未熟0262cs.jpg シオカラトンボ♂1560s.jpg
シオカラトンボ♂未成熟         シオカラトンボ♂成熟 080730

シオカラトンボの♂は、羽化したばかりの頃は黄色っぽい色をしているので、♀と見まちがえそうです。♂にはお腹に出っ張り(=副性器)があります。

抜け殻集め0267s.JPG ニイニイゼミ抜け殻 0264.JPG
ワー、ぬけがらがいっぱいあるよ!    ニイニイゼミのぬけがら 体長約20mm

小川のそばのイロハモミジの幹にニイニイゼミのぬけがらがたくさんついていました。全体にドロがついています。

わき水のところ                サワガニ(サワガニ科)の子ども
オニヤンマ幼虫・ギンヤンマ幼虫     これは何トンボかな〜?

広場の小川には、オニヤンマ幼虫×13・サワガニ×2・フタツメカワゲラ幼虫・フタスジモンカゲロウ幼虫・ガガンボ幼虫等がいました。(写真のギンヤンマ幼虫は本流で採れたもの)
くもりがちの天気だったので、飛んでいる虫はあまりいませんでしたが、草むらや水の中のいろいろな生きものと楽しく遊んだ半日でした。

その他観察したもの

ツバメシジミクロアゲハ・モンシロチョウ・ジャコウアゲハ幼虫・ハグロトンボオオカマキリ幼虫・エンマコオロギ幼虫・クビキリギス幼虫・アオバハゴロモ・ウスバカゲロウ・アオオサムシ(死骸)・アブラゼミぬけがら・アメリカザリガニ等



posted by はけの森調査隊 at 10:40

2015年08月10日

★活動報告 第75回はけの森調査会<オニヤンマをさがそう!>報告

第75回はけの森調査会<オニヤンマをさがそう!>報告

15/07/19(日)9:30〜12:00 晴れ 気温34℃  参加40名
コース:野川公園入り口(二枚橋)〜わき水広場

梅雨明けのとても暑い日となりました。夏休みに入ったばかりの子どもたちは元気いっぱい、草原のバッタやトンボやチョウを追いかけたり、水の中のメダカやエビを網ですくったりして楽しい半日を過ごしました。ニイニイゼミがよく鳴いています。

虫つかまえた!0006s.jpg
バッタの赤ちゃんだよ!

川ぞいの草むらにはショウリョウバッタやオンブバッタやコバネイナゴなどの幼虫がピョンピョンとんでいました。

ショウリョウバッタ幼虫2487cs.jpg
ショウリョウバッタ幼虫(バッタ科)

バッタがいっぱい0003s.jpg 虫カゴに入れる0009.jpg
バッタがいっぱいとれたよ!       にがさないようにね!

コバネイナゴ1063s.jpg
コバネイナゴ幼虫(バッタ科)

歩いて行く0008s.jpg

歩きながらまわりをよーく見ていくと、フェンスのツルや、木の根っこのくぼみなどに、いろいろな生きものがいます。

採ったもの調べs.jpg
なにがとれたかな〜                        (Y.W.撮)

それぞれに採った生きものをみんなで見たあとは、ちょっとなごりおしいけど草むらに逃(に)がします。

川観察はじまりs.jpg
いよいよ川の中へ・・・つめたくてきもちいいな〜          (Y.W.撮)

    川の中にて0030s.jpg
何かなあ?0028s.jpg 水槽にザリガニ0032s.jpg
エビだよ〜               大きなザリガニがとれたよ〜

網のぞいてる0035s.jpg オニヤンマ羽化殻2770s.jpg
なにかはいってるよ!             オニヤンマ羽化がら 45mm

川には、メダカ・ヌマエビのなかま・アメリカザリガニ・ヒラタドロムシ幼虫ニンギョウトビケラ幼虫などがいました。T.O.隊員がオニヤンマの羽化がらを見つけました。

 アブラゼミ羽化0051cs.jpg
アブラゼミ(セミ科)                            

草むらの下の方でアブラゼミが羽化してジッとしているのをT.O.隊員のお父さんが見つけました。羽化したばかりの時は白〜うすみどり色の羽ですが、だんだん茶色になります。このセミは間もなくとび立つことでしょう。

ホシホウジャク幼虫s.jpg ミスジマイマイ3902.jpg
ホシホウジャク幼虫(スズメガ科)約40mm        ミスジマイマイ(オナジマイマイ科)

フェンスのヘクソカズラにいたホシホウジャクの幼虫、お尻にツノが生えている太めのアオムシはほとんどスズメガのなかまの幼虫です。
ミスジマイマイは殻(から)の口が右側にあり、これによく似て殻にあまりスジがなくて口が左側にあるのがヒダリマキマイマイ。

わき水にて0071s.jpg
サワガニだ!
サワガニ0059.jpg オニヤンマ幼虫4681s.jpg
サワガニ                 オニヤンマ幼虫

わき水広場の流れには、オニヤンマ幼虫(小〜中くらい数匹)・シロタニガワカゲロウ幼虫フタスジモンカゲロウ幼虫フタツメカワゲラのなかま幼虫などがいました。

まとめの話0078s.jpg
オニヤンマはおとなになるまで4〜5年もかかるんだよ。

採ったものをみんなで見ながら、まとめのお話を聞き、また水の中にもどして調査会は終了です。暑かったけど、たくさんの生きものに出あえて良かったね!

その他観察したもの




posted by はけの森調査隊 at 09:11

2014年08月23日

★活動報告 第72回はけの森調査会<もっと知りたい!水辺の生きものA>報告

第72回はけの森調査会<もっと知りたい!水辺の生きものA>報告

14/07/20(日)9:30〜12:00 晴れ 気温30℃  参加32名
コース:野川公園入り口(二枚橋)〜わき水広場

梅雨(つゆ)明け前の不安定な天気が続いていましたが、心配された雨も無く調査会日和(びより)となりました。
夏休みがはじまったばかり、虫好きな子どもたちが大勢参加しました。

ウラギンシジミ♂s0377.jpg アオバハゴロモ7873s.jpg
ウラギンシジミ(シジミチョウ科)  アオバハゴロモ(アオバハゴロモ科)体長約6mm

クリアナアキゾウムシ7200007s.jpg オオスカシバ終令幼虫7200010s.jpg
クリアナアキゾウムシ(ゾウムシ科)        オオスカシバ終令幼虫(スズメガ科)

集合場所の野川公園入口のまわりには虫がいっぱい。早くもいろいろなものを見つけました。

バッタだよs10029.jpg
バッタだ!

オオカマキリ幼7200088s.jpg ショウリョウバッタ幼虫褐色s.jpg
オオカマキリ幼虫                 ショウリョウバッタ幼虫(茶色型)

草むらにはバッタのなかまがたくさんいました。オンブバッタ・ショウリョウバッタ・ヤブキリ・イナゴのなかま・ツユムシのなかまなど。ほとんどのものはまだ幼虫です。成虫とはずいぶんとちがった形をしている幼虫もいます

エノキの根元10021.jpg

エノキの根もとはいつも子どもたちの遊び場、幹(みき)のくぼみの中には虫がかくれていることもあります。

ニイニイゼミ幼虫 s10052.jpg ニイニイゼミ幼虫s10054.jpg
ニイニイゼミ幼虫(生きてる)      木に止まらせました

 ぬけがらかと思ったら、ちゃんと中身(なかみ)が入っています。羽化しようと出てきたのでしょう。木に止まらせました。

虫の説明7200024.jpg

今までにとった生きものをみんなで見て、草むらにはなしました。

第1ポイントで0381s.jpg

やなぎ橋付近の浅瀬(あさせ)になっているところで、水の中の生きものさがし。

カゲロウだよ7200060.jpg
なにをつかまえたの? カゲロウの幼虫だよ

調査隊OBで水生昆虫の研究者T.S.君が来てくださったので、タモあみの使い方や虫の名前などを教えてもらいました。

カワニナ7200123s.jpg ニンギョウトビケラs.jpg
カワニナ(カワニナ科)           ニンギョウトビケラ幼虫(この巣の中にいる)

いるかな?s10081.jpg セミ調べs10069.jpg
これはなにかなあ?          ニイニイゼミの羽のもようは・・・

わき水の流れ10102.jpg

サワガニ7200127s.JPG フタツメカワゲラ幼5282s.jpg
サワガニ(サワガニ科)子ども     フタツメカワゲラのなかま(カワゲラ科)約20mm

わき水広場の小川でも水の中の生きものをさがしました。<はけ>からのわき水が流れ出ているので、きれいな水に住むフタスジモンカゲロウ幼虫やフタツメカワゲラのなかま幼虫サワガニなどがいました。

シロタニガワカゲロウ?亜成虫7768 s.jpg
シロタニガワカゲロウ(ヒラタカゲロウ科)亜成虫

カゲロウのなかまは、幼虫からすぐ成虫にならないで、成虫に近い姿の亜成虫(あせいちゅう)になった後、もう一度脱皮(だっぴ)して成虫になるという特別な変態(へんたい)をします。亜成虫でいるのは半日〜2日くらいのものが多く、飛び方も弱々しい。

コオニヤンマ7200119cs.jpg
コオニヤンマ(サナエトンボ科)

オニヤンマににているけど、目と目の間がはなれています」・・じっくり見るのははじめて、飛び立つまでのしばらくの間、見とれていました。

ヤマトタマムシ7200098s.jpg ヒメウラナミジャノメ0643少隠れcs.jpg
ヤマトタマムシ(タマムシ科)        ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科)

今回は、トンボが少なくヤゴもとれませんでしたが、いろいろバラエティーに富(と)んだ生きものに出会えた半日でした。

☆写真は、特別隊員T.K.氏にご協力をいただきました。





posted by はけの森調査隊 at 15:07

2012年08月10日

★活動報告 第66回はけの森調査会<トンボやヤゴはどこにいる?A> 

第66回はけの森調査会<トンボやヤゴはどこにいる?A>
12/07/22(日)9:30〜12:00 晴れ 気温22℃  参加18名
コース:野川公園入り口〜わき水広場

歩きはじめは小雨もようでしたが、じきに雨もやみ、夏にしては涼しめの調査会となりました。子ども達は
元気いっぱい、バッタやチョウをおいかけて、楽しい夏休みの幕あけとなりました。

網でバッタとりcs.jpg
あそこにもいるよ!                             

バッタつかまえた!s.jpg 網に虫入れるs.jpg
なにがとれた?                     にがさないように・・・                 

オンブバッタ♀4549.jpg
オンブバッタ♀(バッタ科)

虫つかまえてる親子s.jpg
つぶさないように、そーっとね!                                                                 

スタッフの話を聞くs.jpg
アブラゼミの羽をよーく見たことありますか・・・?                               

     アブラゼミ羽化したて3431s.jpg         アブラゼミ3459s.jpg
     参考:昨年撮影したもの        参考:昨年撮影したもの

おなじみのアブラゼミ、よく見ると翅脈(しみゃく)の色はみどり色です。羽化したては、羽が白く、翅脈(しみゃく)の色はうすいみどり色、羽が茶色になっても、翅脈(しみゃく)の色はみどり色をしています。

いろいろな虫箱の中s.jpg ノコギリカミキリ手に持つs.jpg
いろいろとれたよ!                          ノコギリカミキリ(カミキリムシ科 ) 

しばらくは上の道を行き、次々にたくさんの生きものを見つけました。ショウリョウバッタ(多)・クルマバッタモドキ・エンマコオロギ・アブラゼミ・オオヒラタシデムシ(幼虫も)・モンシロチョウ・スジグロシロチョウ・モンキチョウ・ヤマトシジミベニシジミヒメウラナミジャノメアオダイショウなど。バッタ類は、この時期幼虫と成虫の両方を見られるものが多い。羽があるか無いかが見分けのポイント。
ノコギリカミキリはM.I.隊員が来る途中はけの森1そばで見つけたもの)

土手を行くs.jpg  川の中親子cs.jpg
草かりされたばかりの土手                                                          

やなぎ橋付近のわき水側溝(そっこう)あたりから下におりて、川の中の生きものさがしです。

網の中見てる2人s.jpg
またエビがとれたよ                                                                               

川の中4人s.jpg 水生昆虫を採る2人s.jpg
                                                                                               
アメリカザリガニs.jpg
オッ、つよいなあ〜              アメリカザリガニ(ザリガニ科) 

コオニヤンマ幼虫3181s.jpg ヒラタドロムシ幼・他3175.jpg
コオニヤンマ(サナエトンボ科)幼虫  シロタニガワカゲロウヒラタドロムシ    

その他水の中には、オニヤンマのヤゴ・カワニナ・ミナミヌマエビ等がいました。

ハグロトンボ♂.jpg
ハグロトンボ(カワトンボ科)

川の中からは、ハグロトンボがあちこちをキラキラと飛んでいるのがよく見えました。

ウスバキトンボ.jpg
ウスバキトンボ(トンボ科)

川べりの草むらには、ウスバキトンボ・キタテハツマグロヒョウモンなどがいました。

ニイニイゼミ羽化s.jpg
ニイニイゼミ(セミ科)羽化                                                                      

終点のわき水広場で、J.W.隊員が羽化中のニイニイゼミを発見。羽化が完了するまでみんなで見守りました。このヤマグワの幹にはニイニイゼミのぬけがらがたくさんついていました。ウスバカゲロウの成虫(幼虫はアリジゴク)が杭にとまっていました。

アブラゼミ・ニイニイゼミのぬけがら.jpg ホトケドジョウ3201S.jpg
ニイニイゼミ・アブラゼミのぬけがら   オニヤンマ幼虫・ホトケドジョウ   

ニイニイゼミシルエットと子供2人s.jpg
                                                                                                           
わき水の流れでは、オニヤンマ幼虫・ホトケドジョウ・フタスジモンカゲロウ幼虫・カワニナなどを観察しました。
はじめて出会った友だちとも仲良く一緒に、いろいろなものをさがしたり採ったり、時間が足りないくらいの調査会でした。

☆写真は、特別隊員のT.K.氏とS.U.君にご協力いただきました。

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2011年08月15日

★活動報告 第63回はけの森調査会<トンボやヤゴはどこにいる?>

第63回はけの森調査会<トンボやヤゴはどこにいる?>
11/07/17(日)9:30〜12:00 晴れ 気温34℃  参加34名
コース:野川公園入り口〜公園内わき水広場


今年の関東地方のつゆ明けは例年より早めの7月9日、その後は暑い日が続き、この日は今年最高の
34℃となりました。その暑さも何のその、子供たちは元気いっぱい、たくさんの生きものに出会いました。
集合場所の野川公園入り口で皆の集まるのを待っている間に、キアシナガバチナナフシモドキ・キボシアオゴミムシ等、早くもいろいろな虫を観察、水飲み場のまわりの湿った地面でコチャバネセセリが何匹もじっと吸水、クロアゲハも時々吸水に来ていました。


☆写真右下( )内のアルファベットは写真協力いただいた方のイニシャルです。 

みずき橋の下s.jpg
エビがいっぱいいるよ!                                       (TK)

はじめのポイントはみずき橋のあたり。いつもは冷たく感じる水も生ぬるくなっています。

オナガサナエ羽化殻s.jpg オナガサナエ♀s.jpg
オナガサナエ羽化殻       オナガサナエ♀(サナエトンボ科)<参考写真>

ヤゴがいる!」と石の上を指さしておどろいているおとうさん、よく見ると背中がわれていて、成虫が出たあとの殻がそのまま残っていたのでした。サナエトンボのなかまの羽化は直立型といって、岩などにつかまってまっすぐ上に向かって出て来ます。(キイロサナエの羽化参照)サナエトンボのなかまは山ぞいの場所に多く見られ、野川ぞいで見られるのは数種です。オナガサナエの成虫は、今回は見られませんでしたが、ほぼ毎年観察されています。

ハグロトンボ幼虫2435s.jpg ハグロトンボ♂1569ss.jpg
ハグロトンボ幼虫            ハグロトンボ(カワトンボ科)

みずき橋の周辺では、 上記掲載の昆虫の他、オナガサナエのヤゴ・シオカラトンボのヤゴと成虫・カワニナ・ミナミヌマエビ・アメリカザリガニ・モツゴ・タモロコ・ヒラタドロムシ成虫、等々を観察しました。

みずき橋〜さくら橋.jpg
こんどはなにがみつかるかなー?

採った生きものをもとにもどして、いろいろなものを見ながら次の場所へ。

ショウリョウバッタ♂s.jpg
ショウリョウバッタ♂(バッタ科)

草むらのあちこちに、ショウリョウバッタがいました。幼虫が多く、成虫になっているものはまだ少なめです。茶色のタイプもいます。

やなぎ橋西側s.jpg
みてみて!なにかはいってるよ!                     (TK)

2ばんめのポイントは、やなぎ橋のあたり。<はけ>からのわき水が流れ込む水路にそって水辺におります。川のフチに生えている草の根もとを、川底の土や小石も一緒にガサガサさぐるのがコツです。

水の中網@.jpg 水の中網B.jpg
アッ、さかなだ!            ウーン、どこにいるのかなー?

T氏魚網s.jpg 水の中網A.jpg
オッ、これは・・・!          ヨーシ、つかまえたぞ!

さくら橋手前で調べs.jpg
いろいろなものがとれたねー                                                                   (TK)

木かげに集まって、皆が採って来たものを調べました。

コオニヤンマヤゴs(S.U).jpg コオニヤンマ2588sc.jpg
コオニヤンマ幼虫 約38mm (SU)     コオニヤンマ(サナエトンボ科)撮影110706

コオニヤンマのヤゴは、平べったくて砂泥(すなどろ)の中などにもぐっていることが多く、見つかりにくいヤゴです。S.T.君のあみに入ってびっくり!成虫はオニヤンマににていますが、ズングリした胴体と小さな頭がとくちょう。夏の野川周辺でよく見られます。
この日も、川岸を飛んだり、杭(くい)にとまっていたりしましたが、ネットインはむずかしかったようです。

ヒラタドロムシ幼虫s.jpg   ヒラタドロムシ成虫(S.U).jpg
ヒラタドロムシ(ヒラタドロムシ科)約10mm   ヒラタドロムシ 約8mm     (SU)

石にピッタリとくっついているふしぎな生きもの、ヒラタドロムシの幼虫です。すこしよごれた水の指標生物(しひょうせいぶつ)。幼虫は毎年観察していますが、成虫は初観察。

ネグロセンブリs(T.T.).jpg ネグロセンブリ8139s.jpg
ネグロセンブリ幼虫(センブリ科) 約15mm(TT)   ネグロセンブリ(参考) 開帳約30mm 

ネグロセンブリはヘビトンボに近い昆虫で、調査隊初観察。幼虫は、とても小さくて他の水生昆虫と見分けにくい。成虫は観察していませんが、参考に、小金井市外で撮った写真を載せます。
やなぎ橋周辺では、上記掲載の昆虫の他、ニンギョウトビケラ幼虫・コガタシマトビケラ幼虫・シロタニガワカゲロウ幼虫・シマアメンボ・タイワンシジミ等を観察しました。

ニイニイゼミ幼虫.(S.U)JPG.JPG ニイニイゼミ羽化s.jpg
 ニイニイゼミ幼虫:柳をのぼっている11:10頃(SU)   羽化していた 12:30頃

3番めのポイントわき水広場へ向かうとちゅう、ヤナギのみきを登って行くニイニイゼミの幼虫を発見。調査会終了後、帰り道に見上げると、すでに羽化していました。

わき水広場の流れs.jpg
サワガニいるかなー                           (TK)

わき水広場の流れは、こんなに暑い日も冷たくて気持ち良い。

ゴマダラチョウ♀3960s.jpg
ゴマダラチョウ♀(タテハチョウ科)

エノキのまわりを飛んでいたゴマダラチョウ、高い枝先にとまりました。タマゴを産みに来たのかもしれません。冬には、この広場に何本かあるエノキのおちばについている幼虫が見つかることがあります。

ニイニイゼミ幼虫穴の中s.jpg オニヤンマ幼虫s.jpg
ニイニイゼミ幼虫            オニヤンマ幼虫 約50mm

地面の穴から顔をのぞかせているニイニイゼミの幼虫もいました。あちこちでニイニイゼミが鳴いていました。この時期はニイニイゼミのシーズン、アブラゼミは1週間位前(7/10ごろ)に羽化がはじまったばかりです。
このわき水の流れの中には、いろいろな大きさのオニヤンマの幼虫がいました。ここは、成虫になるまで3〜5年かかるオニヤンマの大事な生息場所です。

わき水広場集計s.jpg
                                    (TK)

ここで採ったものも皆で観察し、T.T.氏に説明していただいた後、元のところに戻して解散となりました。
ここには、上記掲載の生きものの他、フタスジモンカゲロウ幼虫フタツメカワゲラ幼虫サワガニ、ホトケドジョウ、ガガンボ幼虫アズマヒキガエルなどがいました。
このような豊かな環境(かんきょう)がいつまでも保たれるよう、これからもマナーを守って、生きものたちを調べたり、遊んだり
したいものです。


posted by はけの森調査隊 at 09:03

2011年06月25日

★活動報告 第62回はけの森調査会<チョウたちはどこにいる?>

第62回はけの森調査会<チョウたちはどこにいる?>
11/06/05(日)9:30〜12:00 くもり 気温25℃  参加23名

今年の関東地方は
早くも5月27日に梅雨入りしました。梅雨の晴れ間のこの日、緑いっぱいの野川にそって歩きながら、チョウをはじめいろいろな生きものに出会いました。
小さい写真は、クリックすると大きくなります。

モンシロチョウ♂夏2115s.jpg サトキマダラヒカゲ8911s.jpg
モンシロチョウ♂(シロチョウ科)   サトキマダラヒカゲ(ジャノメチョウ科)

川ぞいの草むらには、2化目(=今年2回目の羽化)のモンシロチョウがチラホラと飛び、林の中にはサトキマダラヒカゲがいました。

モンシロつかまえた!9862*.jpg
モンシロチョウとったよ!

子どもたちは、虫を追いかけて走りまわり、それぞれにいろいろなチョウやトンボなどを採りました。

アカシジミ1423ss .jpg
アカシジミ (シジミチョウ科)110531下見の日撮影

今回の調査会のいちばんの目的は、この季節にだけ飛ぶ<ゼフィルス>と呼ばれるシジミチョウのなかまの観察です。
観察センター西側のナラガシワの上の方にアカシジミがいるのを参加者のMさんが発見。よく見えないので長竿(ながさお)で採ってみようとしたのですが、残念、あざやかなオレンジ色をきらめかせて木の茂みに入ってしまいました。写真は、下見の時、
同じ場所のミカンの木に舞いおりたところです。

ウラナミアカシジミ1534s.jpg
ウラナミアカシジミ(シジミチョウ科)

自然観察園に入りました。木道を行くと、羽化して間もないようなウラナミアカシジミが、ヒトツバハギの葉の上にジッとまっていました。時々向きを変えたり、枝にぶらさがったり、飛び立つ気配もなく、じっくりと観察する事ができました。

ウラナミアカを撮る9866*.jpg
きれいだねー! (皆でウラナミアカシジミに見とれているところ)

平地性ゼフィルス6種のうち、野川周辺には、ミズイロオナガシジミ・アカシジミ・ウラナミアカシジミ・ミドリシジミが生息しています。ミズイロ・アカ・ウラナミの3種の幼虫の食樹はクヌギやコナラなどで、このあたり一帯どこにでもあり、ミドリシジミの幼虫の食樹ハンノキは、観察園にたくさんあります。ミドリシジミが出るのは一足遅く、クリの花が咲く6月中旬頃です。他の2種オオミドリシジミ(食樹はクヌギ・コナラなど)とウラゴマダラシジミ(食樹はイボタノキ)は、かつて生息していた記録があるので、復活を待つところです。
 

コムラサキを採る9869s.jpg
うまくとれるかなー?

観察園の入り口に植えられている若いシダレヤナギの上の方に、コムラサキのメスがとまっているのが見えました。
去年2月の第58回調査会では、この木で越冬している幼虫を見つけました。
この時幼虫を見つけたW君によると、今年の2月にも、この木で3匹の幼虫が越冬していたとのことです。


コムラサキ♀s.jpg アカボシゴマダラ春型1457s.jpg
コムラサキ(タテハチョウ科)    アカボシゴマダラ春型(タテハチョウ科)

観察園の中では、コムラサキやアカボシゴマダラが高い所を飛んでいました。当日は撮影できなかったので、下見の時に撮影したものを載せます。

ニホンカナヘビ1903s.jpg ニホントカゲ1883s.jpg
ニホンカナヘビ(トカゲ科)幼体     ニホントカゲ(トカゲ科)幼体

野川周辺の草むらには、ニホンカナヘビがたくさんいます。ニホントカゲも、石垣などで時々見かけます。ニホントカゲは成体(せいたい=おとな)になると、シッポの青い部分はなくなり、全体茶色になりますが、ヌラヌラと光っているので、カナヘビと区別がつきます。

川に沿って歩くA9874s.jpg 川に沿って歩く@9872s.jpg
わき水広場へ・・・

採ったもの調べ@1001s.jpg
ヘビトンボの幼虫は、孫太郎虫(まごたろうむし)ってよばれていて・・・

わき水広場に到着です。今までに採ったものを皆で見ました。スタッフの説明を聞いたあとは、それぞれに適った場所へ逃がします。コミスジシオカラトンボナミテントウナナホシテントウヘビトンボのなかまエサキモンキツノカメムシ等々。

シロタニガワカゲロウ1558s.jpg
シロタニガワカゲロウ(ヒラタカゲロウ科)12mm

わき水広場では、しばらくの間フリータイム。わき水からの流れのまわりに茂る草には、クモやグンバイムシのなかまなど、小さな生きものがたくさん。
この小川では、シロタニガワカゲロウの幼虫を何度か観察していますが、今回は成虫がシダの葉かげにいました。
よーく見ないと見落としそうな、小さくて弱々しい身体、 幼虫はシッポが3本ですが、成虫は2本でとても長い。フタツメカワゲラの成虫もいました。

採ったもの調べ・サワガニ1023s.jpg
サワガニがいたよ!  まだ小さいね・・・

水の中には、サワガニオニヤンマの幼虫ガガンボの幼虫ニンギョウトビケラの幼虫などがいました。
今回は、陸上のものを中心に観察しましたが、次回第63回調査会(7月17日(日)9:30〜)は、子ども達が大好きな水生昆虫中心の調査会です、野川本流やこのわき水広場の小川で、じっくり水の中の生きものを観察します。

 
posted by はけの森調査隊 at 15:18

2010年07月30日

★その他の昆虫 フタスジモンカゲロウ幼虫

第60回はけの森調査会<箱メガネを作ろう!>で観察したもの@

フタスジモンカゲロウ幼6291s.jpg
フタスジモンカゲロウ幼虫(モンカゲロウ科)約20mm  100718 水槽内にて撮影

わき水からの流れをさぐっていると網に入った。身体の中ほどのフサフサした部分がエラで、これをたえまなく波のように動かしている。きれいな水にすむカゲロウの幼虫で、川底の砂泥にもぐって生活し、くさったおち葉や生きもののカスを食べている。カゲロウのなかまは、成虫になると何も食べずに、わずかの日数のうちに(その間に交尾・産卵をする)死んでしまう。成虫は今までに見かけたことがあるが、幼虫は調査隊はじめての観察。また、シロタニガワカゲロウ幼虫は、このわき水からの流れや野川本流で毎年観察している。

フタスジモンカゲロウ成虫1.jpgフタスジモンカゲロウ成虫(写真はウェブサイトより)

羽化した成虫♂は川の上を群れ飛び、スーっと上がってはフワフワとおりてくる、をくりかえし、ここに突入して来る♀を♂がつかまえて空中で交尾し、♀は水中に産卵する。1988年に開催された市民講座で、このカゲロウの結婚飛行は<あんがりさんがり>とも呼ばれ、野川公園のフタスジモンカゲロウの飛行は10月半ば頃見られると聞いた。その年はあいにく遭遇できなかったが、翌年の1989/10/13 16:45~17:00 たくさんのカゲロウがあがったりさがったりフワフワと群れ飛び、それは初めて見る、不思議な光景だった。
その後も毎年飛んでいるのだろうか?今年は確認に行ってみようと思っている。

posted by はけの森調査隊 at 21:28

2010年02月28日

★活動報告 第58回はけの森調査会<オサムシをさがそう>

第58回はけの森調査会<オサムシをさがそう>
10/02/20(土)9:30〜12:00実施  晴れ 気温10.5℃  参加17名
野川公園入口〜わき水広場

野川もみじ橋.jpg
みずき橋付近

 前日までは、雪や雨まじりのとても寒い日が続きましたが、ようやく寒さもやわらぎ、気持ちの良い観察日和となりました。シダレヤナギは早くも緑色にけむりはじめています。

落ち葉の下の虫探し.jpg
あ、何かいる!

さっそくおち葉の下の虫さがし。上の方のおち葉はかわいていますが、下の方の葉は、しめってくずれかけたり、カビのようなものがついたりしています。おち葉だまりには、葉を食べる虫、その虫を食べる虫、葉を分解(ぶんかい)する菌(きん)など、たくさんの生きものがすんでいて、みんな自然界の循環(じゅんかん)の重要(じゅうよう)な役目をになっています。ムカデやヤスデのなかま、カメムシのなかまなどが見つかりました。

エノキ・幼虫探しs.jpg
ゴマダラチョウの幼虫いるかな?(エノキの下で)

野川本流.jpg 虫見てるs.jpg
石のウラも見てみよう

川には、ニンギョウトビケラの幼虫シロタニガワカゲロウの幼虫、カワエビなどがいました。

コムラサキ見てるs.jpg
コムラサキの幼虫

5月の調査会では、このあたりのシダレヤナギのまわりをコムラサキが飛んでいたね。幼虫はヤナギの幹(みき)のヒダの間で冬をこしているんだよ。1cmにもならないくらい小さいんだけど、この若い木だったら見つかるもしれない、さがしてみよう」という特別参加のK.K.氏のお話が終わるか終わらないうちに、「いたっ」というJ.W.くん(小5)の声。「どこどこ?」もうみんな夢中。

わき水広場1.jpg わき水広場2.jpg
わき水広場の流れ            川の中のおち葉も生きもののすみか

終点のわき水広場では、水の中や木のかげや、思い思いの場所で生きもの探索(たんさく)。オニヤンマの幼虫フタツメカワゲラの幼虫ゴマダラチョウの幼虫エサキモンキツノカメムシなどを見つけました。

ファーブル.jpg
ピント合わせがちょっとむつかしいね

集めた小さな生きものたちを、ファーブル=実体顕微鏡(じったいけんびきょう)で見ました。 

朽ち木.jpg
の根っこは手でくずせるよ

くち木の中にもいろいろな生きものがひそんでいます。ボロボロになった根っこの中には甲虫の幼虫がいました。

まとめ.jpg  ゴマダラ幼虫見てる.jpg

オサムシは見つかりませんでしたが、土の中、水の中、たくさんの生きもののようすを見ることができ、楽しい半日でした。
観察した生きものについては、この後の記事で紹介します。

☆掲載写真の約半数は、特別参加のT.K.氏が撮影して下さったものです。
     
posted by はけの森調査隊 at 10:07

2009年07月27日

★活動報告 第57回はけの森調査会<オニヤンマ・タイコウチをさがそう>

第57回はけの森調査会<オニヤンマ・タイコウチをさがそう>
09/07/22(水)実施 野川公園入口〜わき水広場 小雨のちくもり 気温28℃ 参加8名

野川風景出発.jpg

早朝からの雨がなかなか止まず、実施があやぶまれていたのですが、9時頃にはほとんど雨も上がったので、実施することになりました。(中止と思って参加されなかった方ごめんなさい)
けむるような雨の中を出発。川岸はオオブタクサとアレチウリ(どちらも帰化植物)におおわれています。ニイニイゼミアブラゼミが鳴いていました。

ベニシジミs.jpg

草むらには、ショウリョウバッタやオンブバッタなどバッタのなかまがたくさん見られ、ベニシジミがジッと雨やどり。
じきに雨も止み、チョウやトンボも飛びはじめました。

やなぎ橋付近s.jpg
エビがいっぱいー!

水の中の生きものをさぐる第一ポイント、やなぎばし付近。ミナミヌマエビ等の川エビのなかま、アメリカザリガニ、マシジミ、シロタニガワカゲロウなどが網に入りました。

柳の下s.jpg

さくらばしを過ぎたあたりです。立ちならぶヤナギやサクラの幹(みき)には、セミのぬけがらやガの幼虫などいろいろな生きものがコッソリとついています。

わき水広場s.jpg

終点のわき水広場まで来ました。ここは、わき水からのきれいな流れが2本あり、野川へそそいでいます。オニヤンマの幼虫シロタニガワカゲロウ、フタツメカワゲラ、ホトケドジョウ、サワガニなど、たくさんの生きものが見つかりました。オニヤンマが飛ぶのも見られました。

わき水s.jpg
サワガニはいないかなー

日蝕.jpg    日蝕観てるs.jpg

この日はちょうど日蝕(にっしょく)の日でした。あいにくの曇り空だったのですが、蝕のピーク(11時12分58秒)を過ぎた11時30分頃、雲の向こうに白い三日月のような太陽を見ることができ、一同感激の一瞬(しゅん)でした。

タイコウチは見つかりませんでしたが、様々な生きものをじっくり観察できた半日でした。観察したうちのいくつかの生きものは、このあとの記事で紹介します。

posted by はけの森調査隊 at 20:49

2009年06月15日

★その他の昆虫 ヤマトクロスジヘビトンボ

第56回調査会<コムラサキをさがそう>で観察したもの(3)09/05/31実施

090531 ヘビトンボ幼虫s.jpg     ヘビトンボ・イラストscut.jpg
     Nくん(小2)のスケッチ



ヤマトクロスジヘビトンボ幼虫(ヘビトンボ科)

わき水広場の流れの中で発見。ここのわき水の流れでは今までに、フタツメカワゲラ・コカクツツトビケラ・シロタニガワカゲロウ・オニヤンマ等の幼虫を観察しているが、ヘビトンボのなかまの幼虫は、調査隊初観察。よく似た種にタイリククロスジヘビトンボというのがあるが、頭の先がクリーム色(タイリクは黒褐色)なのでヤマトだろう。
水が冷たい川の上流域を中心に生息、幼虫期間は2〜4年で、エサは水生昆虫など。ヘビトンボが生息するには、きれいな水と石ころの川底、蛹(さなぎ)になるための岸辺の泥(どろ)地、成虫の生息場所としての樹林地(じゅりんち)が必要。平地にあって、この条件をそなえているわき水広場周辺は、身近にある貴重な場所だ。
参考 水生昆虫写真鑑ヘビトンボ

ヘビトンボs.jpg
ヤマトクロスジヘビトンボ(ヘビトンボ科)090526

調査会より少し前の5月26日、うすぐらい自然観察園のナラガシワ?の幹(みき)上方にひっそりととまっていた。夜行性で、樹液などを吸って約1ヶ月くらい生きるとのこと。タイリククロスジヘビトンボとは、羽のスジの違いで見分ける。6月3日、観察園の草の間を飛ぶ1匹を見、また入口近くには1匹の死骸(がい)が落ちていた。ヘビトンボのなかまは成虫も調査隊では初観察。



posted by はけの森調査隊 at 17:09

2009年02月27日

★その他の昆虫 水生昆虫

第55回調査会<野川冬マップ2>で観察したもの(1) 09/02/21実施

3種ともわき水の流れの中の石の間や落ち葉の間などにい

090221hutatumekawagera.jpg     090221kokakutututobikera.jpg   090221sirotanigawakagerouyo.jpg
フタツメカワゲラ幼虫   コカクツツトビケラ幼虫  シロタニガワカゲロウ幼虫
体長:約20mm      体長:約9mm              体長:約12mm
上・中流域        山地・平地の流れに普通   上〜下流域
きれいな水であること
を示す指標生物
posted by はけの森調査隊 at 10:01